映画時々お酒

心と体に栄養を♪

ヘンリー&ジューン

2003-05-07 01:11:00 | 映画
’90年度作品でちょっと古い・・
でもユマ・サーマン出てるので、以前から気になっていた映画です。

1931年のパリ。銀行家の妻として何不自由ない生活を送るアナイスは、芸術を愛する感受性の強い女性で、感じるままに日記を書いていた。
ある日、客として招かれた小説家ヘンリー・ミラーとその妻ジューン(ユマ)に魅了され惹かれていくアナイス。互いの文章を批評し合ううちにアナイスとヘンリーの関係は深まり、それはやがてジューンの心を傷つけることに・・

当時の風俗とか、小説家の性格と生活を理解しないと、この作品受け付けられないかも。男にも女にも惹かれていくアナイスの気持ちがわからないと。
彼女は自分の気持ちに正直で、思うままに行動してしまう。よく言うとそうで、悪く言うと、節操がないとか、自制心、道徳心がないとか。賛否両論あると思いますが、私自身も経験ないけど、多分、同時に複数の人に惹かれる事ってあるんじゃないでしょうか。

アナイスを演じるのはポルトガルの女優マリア・デ・メディロス。小さくて華奢で、当時のメークと衣装が似合って、個性的な顔立ちで意志が強そうで、アナイスにぴったり。
才能はあるがジゴロのような小説家ヘンリー・ミラーにフレッド・ウォード。その妻ジューンにユマ・サーマン。撮影当時、彼女まだ19歳。当時から群を抜く美しさで、おまけに、演技も上手い。
監督はフィリップ・カウフマン。最近作「クイルズ」(ジェフリー・ラッシュ主演のサド公爵の話)。
そう言えば、こんな古い作品にケビン・スペイシーが出てました。