CHAPTER 4 電話での話し方と言葉遣い
相手の言葉が聞き取れないときの対応
「恐れ入りますが、お電話が遠いようですが」
「恐れ入りますが、もう一度お願いします」
「何度も申し訳ありません。もう一度おっしゃっていただいてよろしいでしょうか?」
聞きなおしを重ねるときには、より丁寧な頼み方にしましょう。
「佐藤様ですか?斎藤様でしょうか?」
少しでも聞き取れた部分から推測して、相手に答えてもらうのも一つの方法です。
「聞こえないんですけど」と相手を責めるような言い方をしたり、「もっと大きな声でお願いします」「ゆっくり言ってもらえませんか」などと要求するのは避けましょう。
知らないと恥をかく!話し方・言葉遣いのビジネスマナー 株式会社スピーキングエッセイ監修
会社で働いていると、避けては通れない電話応対。
直接会って対応している時と違うのは、相手の表情が見えないこと。
電話の向こうの相手には、貴方の表情が見えない。
気分が落ち込んでいたり、動揺していたり、話し方によっては相手に軽薄ささえ与えてしまうことがある。
電話ではないけれど、昔同僚に「もっと大きな声で!」ときつめの言い方をしたことがあった。
相手がどう思ったかは、その時の私には考えることが出来なかったけれど、今思うと少し慢心していたような気がする。
私は電話応対が苦手だけれど、正しい言葉遣いを知って、ちょっとした思いやりの心があれば、お客様や取引先の方々からの信頼を得られるだろう。
貴方の話し方で、心がほっくりくるような言葉を、お客様から貰えるだろう。
貴方にとっては大勢いるお客様の中の一人であっても、お客様にとっては貴方一人の言葉が重大な意味をもつ。