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示談交渉人 交通事故の恐るべき舞台裏 吉田透  ー青青事故ー

2023年04月24日 | 
 

「青青事故」というのは、信号機のある交差点での事故で、双方が「交差点には青信号で進入した」と主張する厄介なケースだ。

 

麻美は免許を取ったばかりで、運転も慎重だった。そんな彼女が青信号の交差点に進入した際、右方から乗用車が突っ込んできた。麻美が「あっ」と思う間もなく2台は衝突。その衝撃は凄まじいものだった。

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相手車は京子が運転しており、助手席には幸子が同乗していた。3人のうち幸子が一番の重傷を負っていた。

・・・

麻美と京子は通院することになり、幸子は全治2ケ月の診断を受け、そのまま入院することとなった。

さて、麻美の側の信号は青であった。よって、京子が「赤信号で交差点に進入した」と認めればこの事故の解決は簡単なはずだ。そして実際、1回目の実地検証で京子はそのように証言した。

ところが、京子が2回目の実地検証の際、「青信号で進入した」と主張を翻したのだ。

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しかし、京子にはひとつ大きな弱みがあった。助手席に座っていた幸子の存在である。京子は同乗者である幸子のケガに対して責任を負わなければならないが、状況が停滞したままでは自賠責保険ももらえず、さらに幸子の病院代も保険から出ない。

結局、嘘をつき通せる状況ではなくなった京子は、赤信号での進入を白状し、麻美:京子 10:90の過失割合で話がついた。

示談交渉人 吉田透

 

事故が起きた時に、相手が嘘をつくときもある。

事故が起きた時に、相手車が無保険車の時もある。

事故が起きた時に、同乗者が怪我をするときもある。

だから任意保険は自分で納得して、特に搭乗者傷害・無保険車障害に入ってないと。

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