連日テレビを見ていると震災と原発のニュースばかり。
ホウレンソウからヨウ素やセシウムといった放射性物質が検出され始めた。
そんななか有識者は規制値を超えていても食べても大丈夫だといい、放射性物質は遺伝しないと断言していた。
経済産業省原子力安全・保安院は今回の福島原発事故の国際評価尺度(INES)を「レベル5」だといい、フランス原子力安全局(ASN)は「レベル6」だと判断している。
情報が錯綜して国民の不安心理は募るばかり。
こういう時には冷静になり自分で出来ることは勉強したいし、また米国は核実験をしており広島、長崎に原爆を投下して色々なデータを持っているはずなので、やはり日本の有識者の意見ばかりではなく海外の有識者の意見も参考にしたいところである。
私も核戦争の本を1冊読んでいる途中で、情報発信を間違えて誤ったチェーンメールのようなブログの発信元にはなりたくはない。
しかし、最悪の事態も考えて本に書いてある想定されている気がかりな点はブログに書いておこう。
○ヨウ素131は汚染された牧草を食べた牛の牛乳を通じて人体内に入り、人間の甲状腺に蓄積されるとある。またヨウ素を含む牛乳が数千キロ離れた地域で見つかった例もあるそうだ。
だとすれば牛乳だけではなく、牧草が汚染されていないか検査しないといけない。
○福島原発の放射性物質の中に何が含まれているかはわからないけれど、ヨウ素131、ストロンチウム89、ストロンチウム90、ルテニウム106によって淡水が汚染されるとあるので、福島以外の県でもこういった放射性物質が水道水や地下水や河川などから検出されないか検査しないといけない。
震災地では川の水で食器を洗っている映像を目にしたから。
○1954年3月1日ビキニ環礁での15メガトン核爆発の際、北赤道海流に乗った放射能ストロンチウム90の最大濃度は海水1リットルあたり194ピコキューリーである。
濃度低下を計算した結果、二カ月後の移動速度は1日14.8キロと計算されている。
海底の堆積物は長い半減期を持つ放射性核種のたまり場になるとある。
日本海流と千島海流の潮の流れは放射性物質と魚にどのような影響を与えるのか。
また放射性物質が流される距離やそれが落下する時間場所は主として風速や風向きに左右されるそうなので、潮の流れや風向きで周辺諸国へ影響を及ぼすことになるのだろうか。
支援してくれている国々の人達に健康被害を与えてはいけない。
とにかくすべての原子炉が冷却装置で冷やせるようになるまで安心はできない。