打合せ室のホワイトボードに、前に使用した打合せの消し忘れの会議メモがあったので、さりげなく読んでみると、どうやら役職者の集まりでのもののようだった。
内容はチンプンカンプンであったが、興味をひいたのは「IoT]という三文字頭字語であった。線を引っ張ってあって、(アイオーティー)と書いてあった。そしてその横に『インターネットオブシング』とある。
日本語には英語の「s」「sh」「th」の音の区別は無い。she は「シー」で sea も「シー」と読んだり書いたりする。だから、Sit down を平気で Shit down などと言って涼しい顔をしていたりするから、外国人が聞くと時には卒倒しそうになる。
sing は歌うと言う意味だが、舌の先っちょを上の前歯に摩擦させて音を出す thing というと何か「もの」「事」といった意味になる。
したがって、「IoT]は、Internet of Thing の頭字語で、(アイオーティー)と読むようだから、これは FBI や IOC と同類の「イニシャリズム」に分類される言葉だ。
それ以上のことはホワイトボードに書かれていなかったので、そのまま忘れかけていたが、日曜日の日経新聞の一面に興味深い記事があって、それは「IoT」に関する『車異次元攻防』と言うタイトルのコラムだった。
自動車産業には、いま大きな変革の波が押し寄せているのだそうだ。それが「IoT]のことで、これまでの「走る、曲がる、止まる」という自動車の基本機能に、「つながる」と言う新たな機能が加わることになる。
「モノのインターネット」という「IoT」は、自動車に限らず家電製品、監視カメラ、製造現場などありとあらゆるモノがインターネットでつながって、ますますべんりになっていくのだそうだ。
世界のトップを競うトヨタ自動車も、5年前からあの怪物 Google とこのことを断続的に協議してきたようだが、ここに来て Google の魂胆が見えてきて、トヨタもうかうか出来ない状況だ、と記事は伝えていた。
つまり、多くの車にはカーナビゲーションが搭載されるようになったが、それがいずれ近い将来、車載情報端末となって、言ってみればパソコンがすべての車に搭載されるようになり、車のエンジンをコントロールして最適なエコドライブを計算したり、自動運転を制御したりするようになる。
Google はそこに集まるデータ(情報)を欲しがっているようだ。例えば、世界中で数千万台走るトヨタ車のワイパーの動きのデータを収集すれば、きめ細かい気象情報を提供可能になる、といった具合に新しいサービスの創生を目論んでいるらしいのだ。
世界中を走っているトヨタ車をまるでセンサーのように考えて、そこから得られる膨大なデータから新たなビジネスを、と考えているのにも驚くが、トヨタの首脳部はこの動きはもしかすると、トヨタの経営を根本から変革することになる可能性を秘めている、というからこちらもやはりタダモノではないようだ。
「変化に対応できた富士フィルムになるか、経営破たんしたコダックになるか」の岐路に経っている、とまで真剣に考えているそうだ。
内容はチンプンカンプンであったが、興味をひいたのは「IoT]という三文字頭字語であった。線を引っ張ってあって、(アイオーティー)と書いてあった。そしてその横に『インターネットオブシング』とある。
日本語には英語の「s」「sh」「th」の音の区別は無い。she は「シー」で sea も「シー」と読んだり書いたりする。だから、Sit down を平気で Shit down などと言って涼しい顔をしていたりするから、外国人が聞くと時には卒倒しそうになる。
sing は歌うと言う意味だが、舌の先っちょを上の前歯に摩擦させて音を出す thing というと何か「もの」「事」といった意味になる。
したがって、「IoT]は、Internet of Thing の頭字語で、(アイオーティー)と読むようだから、これは FBI や IOC と同類の「イニシャリズム」に分類される言葉だ。
それ以上のことはホワイトボードに書かれていなかったので、そのまま忘れかけていたが、日曜日の日経新聞の一面に興味深い記事があって、それは「IoT」に関する『車異次元攻防』と言うタイトルのコラムだった。
自動車産業には、いま大きな変革の波が押し寄せているのだそうだ。それが「IoT]のことで、これまでの「走る、曲がる、止まる」という自動車の基本機能に、「つながる」と言う新たな機能が加わることになる。
「モノのインターネット」という「IoT」は、自動車に限らず家電製品、監視カメラ、製造現場などありとあらゆるモノがインターネットでつながって、ますますべんりになっていくのだそうだ。
世界のトップを競うトヨタ自動車も、5年前からあの怪物 Google とこのことを断続的に協議してきたようだが、ここに来て Google の魂胆が見えてきて、トヨタもうかうか出来ない状況だ、と記事は伝えていた。
つまり、多くの車にはカーナビゲーションが搭載されるようになったが、それがいずれ近い将来、車載情報端末となって、言ってみればパソコンがすべての車に搭載されるようになり、車のエンジンをコントロールして最適なエコドライブを計算したり、自動運転を制御したりするようになる。
Google はそこに集まるデータ(情報)を欲しがっているようだ。例えば、世界中で数千万台走るトヨタ車のワイパーの動きのデータを収集すれば、きめ細かい気象情報を提供可能になる、といった具合に新しいサービスの創生を目論んでいるらしいのだ。
世界中を走っているトヨタ車をまるでセンサーのように考えて、そこから得られる膨大なデータから新たなビジネスを、と考えているのにも驚くが、トヨタの首脳部はこの動きはもしかすると、トヨタの経営を根本から変革することになる可能性を秘めている、というからこちらもやはりタダモノではないようだ。
「変化に対応できた富士フィルムになるか、経営破たんしたコダックになるか」の岐路に経っている、とまで真剣に考えているそうだ。