グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

真夏の雑木林  ぐんま昆虫の森

2013年08月04日 18時39分58秒 | ぐんま昆虫の森
昨日のぐんま昆虫の森のつづきです
真夏のフィールドで気になるのは、やはり雑木林の樹液酒場。
この日、数か所の観察ポイントを周りましたが、カブト・クワガタの数は残念ながら少なめでした。このところ、あまり頻繁に来ていなかったので、これが前夜の天候のためなのか、あるいは今シーズン全般の傾向なのかは不明です。
カブトムシ








ノコギリクワガタ




ノコギリクワガタ ♀


オオムラサキ


翅が痛んでいる個体が多かったです。 樹液酒場で荒くれ者と張り合っているので、仕方ないのかも(^^;)




スミナガシ

渋めの色合いで華やかさはありませんが、とても美しい蝶です。「墨流し」という名前も良いですね (^^)

アカボシゴマダラ

日本には奄美大島とその周辺の島に自然分布意していますが、現在関東地方で見られるアカボシゴマダラは中国原産の別亜種です。大馬鹿野郎の蝶マニアが違法に国内に持ち込み、放蝶して定着してしまいました。生態系への悪影響が懸念されています。
最近、群馬県内でも、ちょくちょく見かけるようになってしまいました


大馬鹿蝶マニアによる放蝶により国内に定着したのは、アカボシゴマダラの他にもホソオチョウの例もあります。きれいな蝶を身近な場所で楽しみたいという理由で外来の蝶を放すのは、ブラックバスなどの違法放流と同じレベルのテロ行為と言ってよいでしょう。また、これらの蝶は美しいので、その存在を肯定的に捉える人が少なくないのは悲しいことです。特に「自然を守ろう」などとブログやHPに書いている人の中にも、これら外来種の写真を載せて「きれいな蝶の写真が撮れてうれしい」なんて書いていることがありますが、そういうのを見ると心底ガッカリします・・・。

アカボシゴマダラ 国立環境研究所 侵入生物データベース


ぐんま昆虫の森では、今シーズンから虫かごやプラケースの持ち込みが禁止になりました。

大英断に拍手です(^^)
これで、フィールドでの昆虫の密猟や小さな虫かごに押し込められて虐殺される犠牲者が減ることでしょう。


つづきます







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