GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

LEGENDALY

2009年06月29日 09時51分47秒 | 楽器や音楽
ミュージシャンではなく。

MJもエルビスも、結果的に亡くなってしまった晩年は「ミュージシャン」というより「エンターテーナー」というイメージが強い。すでに、だいぶ若い頃にミュージシャンの才能を充分に花開かせ亡くなる頃には「懐メロ歌手」的な過去の遺産で食いつないで、あとはスキャンダラスな部分のみが伝わって来るという。

たとえばジャニスやジミのように20代で、まだ完全に完成されている訳ではなく、あと10年生きていたら本人の成長や録音・楽器などの機材も変化して全く別な一面が観れたのではないかとか、その若すぎる才能の突然の「死」に残念でくやしい気持ちが充満する。しかも多くは回避出来る事故や事件だったりする、まさに若気の至りの部分が悔しさを倍増する。

その典型がロバート・ジョンソンで、彼は1938年に27才で亡くなった。

彼の死に関しては「刺殺」「毒殺」「病死」など本当のところは何一つわかっていなく、彼の死因欄には「No Doctor」とだけ記録されている。おそらく、あの十字路で悪魔と契約を交わした結果が一番の彼の死因なのだろうが。
彼の死の10年後にエレキギターのテレキャスターは生まれているから、もしマディ・ウオータースのように70才近くまで生きていたらどんなサウンドを残してくれたか……。(伝説の男には成れないかも知れないが)

今回のように40~50代で、すでに懐メロ歌手に成ってしまったエンターテーナーは「残念・悔しい」という感情よりも「来るべきものが来た」「やっぱり」という感覚が底の部分のある。この時期を無事に乗り切って60代以上の本当の自分の自由なスタイルで暮らせるようになる為には経済的にも身体的にもマネージメントをちゃんと出来る組織を持っているか、そう言ったスタッフを持つ事が出来る「自分」で居られるかと言う事が全てだろう。MJの場合、登場してくる親を含めての身内は「金の卵を産むガチョウ」を取り合う者達にしか見えない。

ローリング・ストーンズがあの年齢になっても「エンターテーナー」ではなく「ミュージシャン」として前線に立っているのはスキャンダラスな面も含めてマネージメントをきっちり出来るグループという事ではないだろうか。(どうやら、ミックはそう言うタイプの人のようだ)

最近、長いこと同じ芝居を続けてきたと言う長寿の祝いで「なんやら賞」をもらった高齢の女優が居るが、過去の芝居は素晴らしいが現在やっている物は「抜け殻が動いている」ようなレベルではないのか?(TVで映っている部分だけの印象だが)
とは言うものの、ファンにとっては動いているだけでも嬉しい部分はあるのだ、早く亡くなった事で騒がれるのではなく、長生きした事で褒められる方が良いに決まっている。

……まぁそうは言っても「伝説」ってのも悪くないなぁとも、人ごとだから思っちゃうどうやら記憶に残らない男で一生終えそうなオイラだったりするのだ~~(^^;)
コメント
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