名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

ミミズを半分に切ったら・・・

2014-09-28 | 宗教

 
長沙景岑和尚の法会で、竺尚書という人が質問をしました。

  竺尚書    「 ミミズを半分に切ったら、両方がの頭が動きました
        、          仏性(生命の根源)はどちら側にあるのでしょうか?」

  長沙    「 妄想するな 」

  竺尚書  「 でも動いております 」

  長沙   「 まだ生命力が散っているからだ 」

・・・・・・・・・・・

自分の腕が、事故で切断されたとします。

「 切断された腕 」 は、 「 私 」なのか?
「 私 」ではない他の物体なのか?

それとも・・・ 「私」 が二つに分かれたのか?・・・
自分の生命の本体は、どこにあるのか?・・・ 

こんなくだらない事を考えていても意味がない・・・

この質問の前提には、「 目に映る現象のみが、生命である 」
という前提があるのではなかろうか・・・
 
それ故、長沙は 「 妄想するな!! 」と一喝したのではなかろうか・・・

バラバラにされても・・・
砕かれても・・・
焼かれても・・・

決して壊れないモノ

これこそが仏性( 真実の自分 )ではなかろうか・・・

金剛不壊身( 砕いても壊れない強固なる実体 )こそが人間のホントウの姿。


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