名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

疑うことを忘れた無防備な人間

2024-07-25 | 宗教


 偶然に起きたこと 

これに意味を求めると落とし穴にハマる。



3桁の数字は何通りの組み合わせがあるか??

10×10×10=1000

1千通り組み合わせがある・・

私は以前、家庭用の電気メータを
取り替えたり、
取り付けたりする仕事をしていました。

毎日、30個位の電気メータを取り付けていました。

電気メーターには製造番号が刻印されています。

製造番号は10桁なのですが、便宜上、
下3桁のみで管理されていました。

取り付けた電気メーターは、
10桁全てをデーター端末に入力しますが、
そのあとは、
便宜上、下3桁の数字のみが、そのメーターの
目印として扱われます。

「下3桁」と、「契約者名」
の2項目が契約を特定する背番号となります。

工場から出荷される計器の製造番号はランダムです。

アパートなど複数の部屋(契約)がある物件で、
取り付け時に、製造番号の下3桁が
隣の部屋と同じになると
たいへんな事になる危険性があります。

メーターの指示を検針する人は、
メーターの下3桁の
製造番号を頼りに
メーターを特定して、検針しています。

検針員は、「部屋番号」と「下3桁の計器番号」
の両方で場所を特定する決まりになっていますが・・

人間、誰しも失敗する事があります。

もし、検針員が何らかの事情で、
例外的にマニュアルを無視して、
製造番号だけで部屋を特定してしまったとします。

偶然には偶然が重なり・・偶然にも・・
もし、下3桁が、
隣と同じ製造番号なら・・
隣の部屋に料金の請求がいってしまう・・

仮に業務事故にならなかったとしても、
絶対に隣の家の電気メーターの製造番号が
同じになってはいけない。



計器取り付け作業者は
毎日、倉庫から約30個持ち出します。

下3桁が同じ製造番号が連続する確率は

 1000分の1 

であるはずですが・・・
時々、不思議な事が起きます。

同じ3桁の製造番号が
隣あ合わせになることがあるのです。。



(電力会社は、社会的責任が大きいため、
「あり得ないこと」に対しても
二重・三重のチェックが為されています。
取付作業終了後、
机上での最終チェックします。
このとき、
同一番号が並んでいることが判明することもあります。
幸いにも二重チェックが機能して、
事前に事故を阻止することが出来たのですが、
また、同じ事が起きないように・・という観点から、
重大な問題として扱われました)



長年(約13年間)やっていると、
30個の内、
同じ番号が連続して
いるこが数回ありました。

更に・・その数字が
777とか
666とか・・・
意味ありげな数字が隣り合わせになることもよくある。

欧米の陰陽師は666という数字は
魔力が宿ると考えているようです。

30個の内、666の製造番号が
隣り合わせになる確率・・・

チョット計算が難しいです。
計算できますが、
私の計算が間違っている可能性があります。
馬鹿がバレてしまうので明記しません。

とにかく、、確率的な観点では
「奇跡的な出来事」です。

13年間、電気屋として、
電気メータを毎日取り扱う中で、

 「極めて低い確率」とは・・・
「絶対にあり得ない」と言う意味ではない

「まず、あり得ない」・・・と、
いう意味でしかない・・・

「まず」と言う言葉は、
文学では通用しますが、
数学では、通用しない言葉です。

数学は、笑ってゴマカシしても通用しません。

ならば・・・

意味ありげな下3桁の製造番号が偶然に連続する・・・
これには何かの暗示があるのか??

 霊のお告げか???

 神のメッセージか???

 異次元世界からのメッセージ??

答えは明快です・・

 単なる偶然です 

対象が、たかが・・
電気メーター(機械)であるから、
何でもない事です。
電気メーターの製造番号如きに
拘る人などいません。

だたし・・

対象が、縁の深いひとの命日であったり・・
特別な節目の日付であっあり・・
時間であっあたり・・・・

人の心情や人生に関わる出来事である場合、
その偶然に・・意味を求めてしまう。

そして、それに答を求める・・

これは、ある意味・・人間の弱さ。

思考や知性を排除する行為である。

例え、目的や思想が正しくても、
ゴマカシが習慣になってしまうと、
その習慣は、普段の言動に反映し、
極端なかたちで常習化すると、
結果として信頼を失う。

もし、仮にそれが
「良い偶然のみを信じる」
というのなら、プラス思考という意味に於いて、
意義はあるかも知れない。

しかしながら、
その弊害として、
「疑うことを忘れた無防備な人間」
になってしまう危険性を誘発する。

ここに「諸刃の剣」という意味での
宗教を筆頭とする
イデオロギーの危険性が存在する。



気持ちが不安になると、
偶然に起きる現象に対して、
意味を求める・・・

「まずあり得ないこと」
が起きた場合、
それを怪しい人に相談すると、

拝み屋さん・占い屋さん・
スピリチュアル屋さん・・
全てを説明する・・・

自信満々な態度で
「偶然ではない!!」
「何々が原因だ!!!」
断言される。
断言されると、
何の根拠もない回答でも信じてしまう。

信じてしまうと、心の扉が開いてしまう。

心の扉が開いたとき、無防備になる。
魔物にとっては絶好のチャンス。



防御の扉が開放されて、無防備になった場合、
カルト宗教の思う壺・・・・

無防備な心の中に入り込んで来て、
洗脳する。

最終定期には
判断力を奪う。

偶像を売りつけたり、

金を奪ったり、
最終的には心を奪い、
骨までしゃぶる・・・

これがカルト屋さんや
怪しいスピリチュアル屋さんの常套手段。

必然と、偶然を見分ける知恵と勇気を失うと、

「変える事の出来るもの」
・・未来

 「変える事のできないもの」
・・過去

この二つの境界が曖昧になります。

そういう「心に隙間に」
 悪い人間が付け込んで来る。
 人を不幸にする悪しき思想が入り込む

更に言うなら・・



「悪い人間」に付け込まれるだけでなく・・
「悪い霊」に付け込まれる・・・

 怪しきものは、
飴とムチで人の心を支配する 

ご用心あれ・・・
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