名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

殺すまいと思っても千人殺す事もあるだろう。

2016-09-13 | 宗教


親鸞と、唯円の問答・・・

・・親鸞・・
唯円房は私の言うことを信じるか。

・・唯円・・
はい、信じます。

・・親鸞・・
それでは私の言いつけにそむかないね。

・・唯円・・
はい、謹んで。

・・親鸞・・
では言うが、人を千人殺してみないか、
そうすれば往生(現世を去って仏の浄土に生まれること。)
は決定するだろう。

・・唯円・・
仰せではございますが、この身のはたらきでは、
1人でも殺せません。

・・親鸞・・
さては、どうして、親鸞の言う事にそむくまいと言ったのか。
何事も意のままに行えるならば、
往生のために千人殺せと言ったら、すぐ殺すだろう。

しかし、1人でも殺す前世の因縁がないから殺さないのだ。

自分の心が善くて殺さないのではない。
また、殺すまいと思っても千人殺す事もあるだろう。

・・・歎異抄・第13章より・・・
    
親鸞らしからぬ過激な荒々しい例え話である・・・

唯円はこの親鸞の過激な言葉に対して解説している。
      
「 人々は、自分の心が善いのを善いと思って、
往生できると考え、また悪いのを自己判断で
悪いと断定している 」
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磨いてさやの中におさめておく。

2016-09-02 | 思う事
ある有名な武道家は言った・・・

「 侍は刀を常に磨いてさやの中におさめておく。
抜かない。
抜かないところに侍の価値がある。」







空手の「手刀打ち」
白ウサギは毎日、必ずこの動作を10~20回行っている。

この習慣は延べ20年は続いている。

何も考えず、ただひたすら反復練習。
バカみたいな行為だ。

確かにバカらしい事に思えるが、
だだひたすら反復することに大きな意義がある。

この技は、恐ろし破壊力がある。

もし、熊に襲われたとしても、
熊のコメカミに、正確に当てることが出来たなら、
熊でも倒すことが可能なはずだ。

(熊と戦うことなど、まずあり得ませんが)

この技を使う事は一生ないだろう。

侍は刀を常に磨いてさやの中におさめる。

「 抜かないところに侍の価値がある。」

これこそが

*** 究極の美意識 *** 
*** 究極の危機管理 ***
*** 貫録 *** 

ではなかろうか・・・

勝たねばならぬ・・・・

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