私の父は68歳亡くなりました。
亡くなる前は、ガンが全身に転移していました・・
激痛に苦しみ続けました。
痛みを抑えるために強い薬を投与。
薬の副作用もあり、毎日幻覚を見続けました。
枕元にぶら下る点滴の容器を見て、
「葬式の提灯ぶら下っている...」
あれは、点滴だよ・・・
と説明しても、
「イヤ!! あれは絶対に葬式の提灯だ!!!間違いない!!!」
と悲痛な顔で主張する。
病室に置かれていいるテレビを指さして、
「葬式の祭壇がある。。。」
あれは、テレビだよ・・・・
「イヤ!!! あれは間違いなく葬式の祭壇だ!!! 」
父のそういう姿を見るのは悲しく、辛かった。
その時、おもいました。。。
見えないものが見えるのは脳の異常
幽霊の正体は、脳内現象
神や霊が見えたら危ない。。。。
神や、死者の霊の声が聞こえたら危ない・・
幸いなことにウサギ仙人。。
幽霊や神様を見たことは一度もありません。
感じることは
ありますが見えたり聞こえたりはしません。
感じた事を、「 見えた 」と表現する事はありますが。
「目に見えた」のではなく・・・
「心に強く感じた・・」が真相であって、
「見えた・・」とは、あくまでも文学的表現であり、
科学とは無縁の世界です。
眼に見えていない・・・
これは「事実」です。
眼には見えなくっても、心に伝わる・・
これは「真実」です。
正法眼蔵に記された、道元禅師の過激なお言葉・・
「瞑想中、神仏の姿が現れたら、心の中で槍をイメージして突き殺せ」
道元様の偉大さを感じます。
もし、神仏の姿が眼に見えたり、霊のお告げが耳に聞こえたりしたら、
槍で突き刺してやるつもりです。
宗教家と名乗るからには・・・
此処までの覚悟が要求されれると感じるからです。
南無阿弥陀仏