名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

姓名判断 10

2012-08-05 | 姓名判断
場所を変えて

喫茶店に入る

先制攻撃してやろうと思い

私から ズバリ切り出した

「 お母さん君の事が心配で落ち込んでいるだろう? 」

  はい・・・

「 大学辞めてから、半年以上は毎日ただボーっとしてたんだろう? 」

  はい・・・

「 大学辞めてから友達を造ろうと思っていたかも知れないかど、

     実際は友達がドンドン減ってしまったんだろう? 」

  はい・・・・

「 やりがいがある仕事が必ず見つかると思っていただろうが、

  いくら探してもそんな仕事は見つからなかったんだろ? 」

  はい・・・・

「 暇はいくらでもあるのに遊びが見つからない、好奇心も沸いてこない

  ほとんど毎日、テレビを見るか漫画を読んでばかりいたんだろ? 」

  はい・・・・

 「 ほとんど毎日 インスタントラーメンばかり食べているのだろ? 」

  はい・・・・

「 野菜はまったくと言っていいほど食べないのだろ? 」

  はい・・・

「 昔は良かったと思うかとがよくあだろ? 」

  はい・・・・・

「 世の中 真っ暗に見えるんだろう? 」

  はい・・・・・・

「 今は何をしているんだ? 」

  一ヶ月前、ホテルのレストランでボーイの仕事に就きました

「 修行して一流のボーイを目指しているの? 」

  べつに・・そういう目標はありません

「 その仕事、親が見つけてきたんだろ? 」

  はい・・・・

 遠藤君は無表情に語りだした


遠藤君、大学を辞めてから何もせずにぶらぶらしてたらしい

いつまでもこんな事もいてられないので

半年位たって

自分の理想の仕事を探し始めた

やりたい仕事が見つからず更に半年くらいの時が過ぎた

母親が、心配して

有名一流ホテルのレストランで雇ってもらえるよう

知人のコネを使って支配人に頼み込んだ

その結果の 成り行きで現在 ボーイ見習いをしているとの事


こんな死人のような目をしていてボーイが務まるのか疑問に思ったが


「 何でもコツコツ地道にやっていればいつか必ず良いことあるよ 」

とニコヤカに言ってあげた

 ん・んーん・・・・・としか彼は言わない

その後 私の本分の宗教的観点とニューソート思想の話をしたが

終始 無表情 ・・・

彼には申し訳ないけど 、もう私にはお手上げだと思った

彼の姓名を 頭の中に描いた

彼の未来に明るいものは何も見えてこない


結局、なすすべも無く 彼と別れた

これが彼との別れであった

 これ以来 彼との音信は途絶えた・・・


その帰り道 私は思った

これは彼が自分で決めた運命、全て自己責任

社長はただ引き金を引いただけ・・・

自分で這い上がるしかない・・・・


とはいえ やはり後悔の念がこみあげる


「 あの時 奥の手 を使ってでも阻止すべきだった・・・・ 」

このとき思った



方針を変えるしかない・・・



以後 私に縁のある者が 私に相談して来たら

その人が もし

重要な事柄に対して 完全に不利な選択をしようとしていたら

私に 強い確信があれば

確実に 未来が「 見える 」.( 感じて確信を持つこと )なら

それが理屈で説明出来ない事であったとしても


決死の思いで 

「 奥の手 」を使ってでも断固として阻止 すべきだ

プライドなどと言っていては後悔するだけ

恥も外聞も捨てて

「 インチキ占い師」を演じてやる!!! 」


この後、 私は縁のある人に対して 

奥の手を 使わざるを得ない重大な

場面に数回 遭遇する事になる



人の人生に関わる

重大なことに首を突っ込んだ事もある

人の生死に絡んだ事もある

返り血を浴びた事もあった


この人達は全員 最終的に 

「 名古屋の白兎 の言うと通りにして良かった 」と言ってくれた

私にとって、その言葉が何よりの「 報酬 」 であった

かなり込み入ったプライベートな事もあるので

ココからの事は 書けませんが・・・・・

全て、最善の結果を出せた

でも・・・これ以上やればいつかは大失敗するときがくるだろう・・・・

恐怖感にかられた

36歳のとき結婚を期に、ここらが潮時と思った

それを期に インチキ占い師 から足を洗った




























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姓名判断 9

2012-08-05 | 姓名判断
遠藤君との音信は約一年位途絶えた

彼の事が相当気になっていた

こちらから一度 連絡をしようとは思っていたが

仕事が忙しすぎてなかなかその機会がなかった

そんなある日、私は珍しく予定のない暇な日が出来た

普段かなりの睡眠不足の私としては

その日 一日中 寝ようとおもっていた

でもよく考えると

寝ている事は 生きている事にならない

時間がもったいない

時間を捨てることは生命を捨てることになる

そう思えてきた

よし、遠藤君に合ってみるか・・・・

早速 遠藤君に電話を入れた

「 明日、夜もし暇なら 街で食事でもしないか?」

ええ、特に用事はないです、行ってもいいですよ

「ならば、 明日の夜6時に 名古屋の明治屋の前で待ち合わせしょう」

はい、わかりました


受話器から聞こえる彼の声は限りなく暗かった、


電話で、3~5分程度喋っただけでも彼の現状が伝わってきた


当日、私は待ち合わせ時間の1時間半 位前に現地に到着するように家を出た

待ち合わせの時間まで明治屋の横にある 丸善書店で本を見ようと思って

早めに現地に向かった


丸善書店の近くまで来て、ふと何気なく明治屋の前を見ると

なんと、遠藤君が立っている

あれ? 時間を間違えたか?

と思い、時計を見る

間違いではない・・・

まだ、1時間30分も前である

遠くから彼の様子をしばらく観察した

彼はうつむいたまま下をジッと見つめている

ピクリとも動かない

時々、まえを足早に通り過ぎる歩行者足元を、目で追っている。

うつむいたままの姿勢で首を少し動かす

暗いどんよりとした重苦しいオーラが漂っている

その姿を 少し離れた場所から見ているだけで

彼の 現在の状況や心境が手に取るように伝わって来る

私が一年前 予測した姿 そのものだった


たぶん彼は私と合う事 以外は今日の予定が何もないのだろう・・・

暇だからといってやりたい事も何もないのだろう・・・

街をぶらつこうという気にもならないのだろう・・・

何の好奇心も意欲も沸いてこないのだろう・・・


私は迷った

約束の時間よりかなり前だがここで私が彼の前に現れて

「あれ? 早かったねー 暇だったので早く着いてしまったけど 丁度よかった」

と言うべきか

でも、彼は1時間半 そこで待つつもりで立っているはず

その事は私には知られたくないだろう・・・


そんな事をしたら彼の顔を潰す事になるような気もする


やはり、約束どおりの時間に現れるべきだ


それから約 1時間15分 私は時間を潰した

うつむいたままジッと立っている彼の姿を想像すると

私にとって この1時間15分は かなり長い1時間15分だった

同時に拷問のような苦痛を感じた


待ち合わせ時間の15分前再び明治屋の近くまで来ると

やはり遠藤君はうつむいたままジッと下をみて立っている

彼に近づき、元気な声で、

「おお!久しぶりだねー」

と声をかける


彼も弱弱しい声で答えた

「お久しぶりです」

「悪い悪い、待たせちゃったカナ?」

彼は答える

「いいえ、僕もいま来たところです」


「そうか、それなら良かった・・早速、何か美味い物でも食べにいくか!

何が食べたい? 中華か、イタリアン、和食の店ならいい店知ってるけど・・・」


「僕、べつに 何でもいいです」


「ならば、中華かイタリアンのどちらかにしよう、どちらにする?」


「僕はどちらでも良いです」


ならば中華にするか?

「お任せします」

・・・・・・・・・・・

中華料理屋に入った

「食べたいもの何でも注文してくれ、今日はおごるよ」


     「僕、なんでもいいです」


「なら、まずはビールと餃子と唐揚でも頼むか?」


   「ええ、何でもいいです」


ビールで乾杯して餃子を食べた、彼は終始無表情


「やはり、生ビールは旨いねー!!!」


と私が言うと


暗い声で「 え え・・」 と言うだけ


「ラーメンでも頼むか? それとも天津飯にするか?」


「僕どちらでも良いです」

・・・・・・・・・・

彼は完全に無気力状態になってる

喜怒哀楽も、感情の起伏も、欲望も、不満も、何もないように感じる

・・・・・・・・・


彼に限らず、何が食べたい? と聞かれたとき、「べつに何でもイイです」

と答える人は運気がない人が多い

例えば、忙しく働いている時の昼飯の場合「 べつに何でもイイです 」

と言うのは自然な気がする。

でも、

さあ、今日はゆっくり美味しい物でも食べるか!

という場面で、「べつに何でもイイです」と言う人は運気も 勢いも無い人が多い

活力のある人、ツイているひと、運のいい人 は

男女を問わず  自分の欲求を持っている

「豚カツが食べたい!」 「和食がいい!」 といった感じで答える

勢いのある人は 

もし本当に迷っているなら

「豚カツもいいけど、和食も最近食べていない・・どちらも捨てがたいな・・・」

と率直な感想を述べる

・・・・・・・・・・


私はこういう場合 「何でもイイです」とは絶対に答えないよう心掛けている。

それが強運の秘訣であると思う。

話がそれました・・・・・

遠藤君・・・

終始 無表情、無関心、無気力、

こういう場合「どうした? 元気出せよ!」

とは絶対に 言わないことにしている

「頑張れ」とか「元気ないねー」とか「元気出せよー」は絶対禁句だと思っている

それを言われると普通 ほとんどの人が 更に落ち込む

この言葉を使いすぎると その人を自殺に追い込む事すらある

これは昔読んだ心理学の本から学んだ

これは今も守っている

食事が終わり

「 若者の集まる楽しい店が 近くにあるんだけど 飲みに行くか?」 

と訊ねた

「どちらでもいいです」

遅くなると困るなら 喫茶店でコーヒーでも飲んで別れれてもいいけど」


「どちらでもいいです、おまかせします」

・・・・・・・・

困りはてた、もう私には手も足も出ない、

疲れてきた・・

彼の近くにいるだけで気分が暗くなってくる。

早く家に帰りたい気分になってきた

彼は以前とは 別人のようになっていた

でも、乗りかかった船だ、ここでサヨナラとは気が引けた

場所を変えて 遠藤君の話を聞いてやろうと思った・・・

                ・・・・つづく・・・・



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