坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

ちいさいおたのしみ みっつめ

2014-10-26 | レッスン室から



この本は、だいぶ昔から使っています。

イメージ聴音 

短いメロディを聴いてもらって、

「短調 長調」(さびしい、たのしい感じ)

「高い 低い」

「大きい 小さい」

「だんだん強くなる(近づいてくる) だんだん弱くなる(遠ざかる)」


こんな調性感 や、  高低感  や、 強弱 の感じを
絵で感じ取るものです。




体験レッスンや、 小さな生徒・・・・

レッスンを始めたんだけど・・・思ったよりピアノってむずかしいよーーー

って、少し煮詰まっちゃった時にも ヒョコっと登場します。

生徒用の イラストだけの 教材と、 指導者用の 短いメロディ(2小節分くらい)の
書かれた指導書の2冊ありますが


私は、自己流にしてしまう事が多いので、

イラストも ヘタっぴに自分で書いたり  子供の好きなキャラクターを
コピーしたり


問題として使用するメロディも、 みんなの知っている曲を

わざと長調と短調で弾いてみたり

これから、レッスンで練習する曲の一節を 強弱、高低をつけて
弾いてあげたりして聴いてもらう事も多いです。


世の中って音楽の楽譜に限らず、どんどん新しい物が 販売されますけど、

昔の本棚を漁ってみると


「なんだーーーー 同じような事がココにもあったよーー」と

いうものも、ありますね。






ちいさいおたのしみ ふたつめ

2014-10-17 | レッスン室から

ピアノのレッスンに使えるご本や、道具や ネタは あきれるほどたくさん
売っていたり、書かれていたりするので、いちおう 目を通しますが、
使う私自身が自分の直感で選んだものが、一番使いやすい→使いこなせる事が
多いです。

私は、どちらかというと、国産(笑 が 向いているみたいです。


この本も、使用頻度が多いです。



春夏秋冬に あった唱歌、わらべうたのメロディを 左右の手で
弾いたり、それに付いている伴奏や、リズム奏、遊び方に
そって使います。
体験レッスンでも、使えます。




弾く場合は、手のポジションが、ちょっと難しいので、自分流に ポジションは変えて
しまっていますが。。。。


そして、同じ先生方が監修した こっちの本は、もっと活躍しています。






この中の コレ!↓↓↓↓「ラララ レストラン」だよ。





3拍子に納められた 食べ物リズム。

カードに 一つずつ 食べ物リズムを 書いて、

体験レッスンの時は、生徒、お母さん、私、時々おまけに付いてきた妹、
一枚ずつ好きなメニューを選んでもらって、打楽器をたたいて食べ物協奏曲に
なります。

クリスマス会などでは、 大勢で それぞれのメニューを 
隣の子の 叩く違うリズムにつられないように 必死で たたいて大協奏曲に
します。

たまにリクエストに応えて、新しいメニューも 書き足します。

「なっ・とう・×」 とか「フライド・チキ・ン」とか。。

先日は、「テイクアウト」したい、という子がいたので、

「おうち専用 食べ物カード」を作ってあげました。














ちいさいおたのしみ ひとつめ

2014-10-17 | レッスン室から

年齢の低いピアノっこちゃん達をレッスンする時


レッスンの時間の全部をピアノにふれているわけではありません。

むしろ、ピアノ以外の事をやっている時間の方が長い子もいます。

年齢が低ければ、低いほど 個人差がとてもありますから、
レッスン時間の使い方はおうちの方にもたくさん理解していただきます。

折り紙を折ることも、シールを台紙からはがしてノートに
貼ることも、指を使う~ピアノを弾く~ことにつながっています。


そんなレッスンで、 特にちびっこが喜んですることが
いくつか。。。。

ネタはいっぱいあるのですが、
一見遊びにみえることでも、継続する事で、何か成果を出してほしいから
しつこく同じ事をくり返し遊ぶ事も多いです。






お友達に教えてもらったこの絵本 

小さなピアノをかかえたウサギちゃんが、登場人物

すみっこに、鍵盤の絵も書いてあるので、レッスンを始めたばかりのちびっこの
レッスンに大活躍!・・・・

と思いきや・・・・・・

その教育的な魂胆を 肌で感じてしまうのが、平成っ子???

(さあ、絵本を通じて ピアノのお勉強するよーーー)ってな
空気を感じると、全然興味をしめしてくれません。

1人のみならず、あの子も、この子も。

それでも、めげずに、 

ピアノのそばで 読んでみたり

もっと気軽に 電子ピアノの所で遊んだり

もっともっと小さなキーボードをおひざに乗せて
鍵盤にドレミを書いていたずらしています。


10週間くらい やっていたら

「ねえ、今日はコレ読まないの?」って。

文章のフレーズも ちょっとまねっこするようになったね。
やった~~











逆上がり

2014-10-09 | 伝えたいこと

我が家でとっている地方新聞に こんな記事が載っていました。



「子供の運動 常識非常識」 という連載コラムです。
 昔、NHKの体操のお兄さんをしていた方が書いていました。

【鉄棒、といえば「逆上がり」と言うイメージを持つ人は多いが、
その逆上がりができなくて、学校の体育が嫌いになった、と言う人も
少なくない。

鉄棒の本来のおもしろさは、「逆さ感覚」を味わうことだ。
いやいや逆上がりの練習をするよりは、膝かけをして逆さの風景を
楽しむ方が、体力づくりにも、バランス感覚にも意味がある。

(そして、多くの逆上がりの出来ない子は、練習方法が間違っている。とも)】



なるほどーと、思いました。

逆上がりは、一つの到達目標であり、それを設ける事には、
意味もあるとは思いますが。

このように 昔からの 常識としてとらわれていることに
ちょっとした盲点がある、というのは 体育に限らず
ピアノの指導や練習方法にも、あるな、と思いました。


音楽や ピアノとは直接関係ない 雑学や
ちょっとした世間話 生徒との 無駄話(でも、決して無駄ではない)

そんな事から、レッスンの進め方のヒントをもらう事が多いです。

楽譜棚にある本には書いてないし、

だれかが、教えてくれる事ではない、

自分で見つける事です。