坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

お迎えコンサートやってます

2017-09-18 | レッスン室から



9月も もう半ば  

夏休みのゴタゴタも去り 少し落ち着いて練習が出来る頃かな?


レッスンのお迎えに来るおうちの方に いつもより少し早めに

来ていただき、ちょっとだけレッスンの様子、そして前もってきめておいた数曲を

聴いていただく「おむかえコンサート」を やっています

お仕事をしているお母様にわざわざ お仕事の都合をつけてもらうのは

申しわけないので、調整しながら ぼちぼちと  ですが





小学生でも


「お母さんに聴かれるのいやだー」」と  ふだんの練習を 聴かせない?子もいるし・・・・



「いつも 聴いてもらってるから 大丈夫」と言っていても

おうちの 電子ピアノでの練習と 本当のピアノでの演奏と違うところを

聴いていただきたい時もあります



最近 特に気になるのは 低学年の生徒で

ものすごく力が入って 大きな乱暴な音で弾く人が いること

それだけで 1,2回弾いたら  「つかれたーーー」となってしまいます

大手の音楽教室で

「おおきな音で!しっかり!」と指導されてきたひともいるみたいですが

よく話を聞いてみると  おうちの電子ピアノのボリュームをとても小さく設定して

弾いている人が多いのです


電子ピアノのボリュームは 最大にあげる

それがピアノのメッゾフォルテと同じくらいのボリュームだと思います

それを (ご近所に迷惑だから?)かな?    恥ずかしいから?かな?

小さなボリューム設定で そして自分にちゃんと聴こえるように弾いたら

ゴンゴン がんばって弾かないと!という事になり

すごく力の入った弾き方になってしまいます

今回 何人かのお母様に そのお話をしました

(レッスン室には ピアノと電子ピアノがありますから。
 比べる事ができます


そうしたら  


「最初に 本物のピアノを弾くわが子の音を聴いて」 その事↑が納得できる

とおっしゃってくださったお母様がいたので 

こうしておうちの楽器じゃないピアノで 聴いていただく事の意義があったなあ、と

思いました



今の社会事情  住宅事情 を考えたら  「いつも最大ボリュームで」というのは

難しいかもしれません

でも、ちょっとアタマのスミに 小さな音でばかり練習したら逆効果   と

思ってくだされば と思います




また 私は 使用している教則本を 途中で 違う傾向の本に「わざと」スイッチすることが

あるので そういう事も お手紙や メールに書くよりも 実際に楽譜を見て 弾いて 

お話した方が 理解が得やすいので その意義もあったなあ、と思っています


「おむかえコンサートでは、 先生も何か弾きますよ」と言っているので

特別に難しい曲じゃなくて  数か月後や 近い将来 弾いてみたら~?と

言うような曲のお手本を主に弾きました




10月に入ったら  中学生にも 時間をかけて 仕上げた数曲を弾いてもらおうと

思っています








音楽の喜びを共有すること

2017-09-02 | 伝えたいこと




この夏、一番 感じる事の多かったことを書こうと思います


良い意味でたくさん感じる事があった出来事(コンサート)です

「感動しました!」「感激!」という書き方をすると なんとなく安っぽくなるので

やめておきますね




社会人1年生になったピアノ生徒が「会社の部長さん(女性)のファミリーコンサートで

ピアノを弾きます」と 練習していました


詳しい話を聞いて とても興味をそそられたので 

そのコンサートに行ってきました





生徒は 名前を聞いたら誰でも知っている 全国展開する英会話学校で講師を

しているのですが



就活をしていた去年、 面接で 「子供の頃から音楽とずっと一緒」

「それは ピアノと 中高大学と続けたSax 」 というような話をしたという事で

入社していない去年は そのファミリーコンサートで Sax を演奏し

今年は 「ピアノを弾こうかな」と言う事になりました



直接の上司ではありませんが

その主催者の方は ピアノの堪能な キャリアママ

2011年の 震災後、 思う事があり

同じくピアノをたしなむご主人、二人のお子さまとピアノ演奏を楽しむために

そして ごく身近な ご友人家族や 会社の若い人たちの ために

そのファミリーコンサートを提供されているようです


しかも 場所は 「おうち」でも はなく  成城の一軒家サロン

ピアノは ベーゼンドルファー


プロもたくさんコンサートに使うサロンなので 名前は知っていましたが


そこを借り切って ごくごく内輪の


会費もあってないような コンサートをなさる。。。




コンサートの全部を聴く事は出来なかったのですが


本当に プライベートな コンサートでした


主催の部長さんの 家族や姪ごさん

子供時代、塾時代の お友達一家

留学先でのご友人一家


会社の元同僚や そのご家族

会社の新入社員

なんと社長さんも ベートーヴェンの悲愴を2、3楽章弾かれました


すごく上手な人ばかりではありません


本当に 普通の人たち

子供が多いので 飽きないように ちいさなハンドベルで遊んでみるコーナーもあったり


ケーキや お茶の時間もちゃんとあります



最初に話だけを聞いた時は


時間も お金も 能力もある人の 道楽???かななんて思いましたが


良い意味で 裏切られました

ご自分の大好きな人たちと 大好きな音楽を 楽しむ時間を持とう
 

しかも ちょっと特別な場所で。。。



という素敵な心意気が あふれていました


誤解を恐れず 書くと


音楽に限らず お稽古事を 大人になるまで頑張った人や

発表することを仕事にしている人の一部には

「自己満足~~」に終始している方も少なくありません


難しいピアノ曲を フォルテで 速~く ガチャガチャと熱演して

満足してしまう・・・・

自己アピールばかりしてしまう

自分だけが 好きなものを 「いいでしょ! いいでしょ!」と押し付けの演奏




この部長さんには 全くそれがありませんでした

「この場所で 1年に一回集まって  音楽を楽しもうね」という素敵な優しい心にあふれていました



若い人の仕事の場は 以前にもまして 厳しくて 難しい事が多いと

思います

でも、この部長さんや(部長さんは ものすごく ピアノがお上手でした)
 

タジタジしてしまいながら、楽譜を見ながら、ソナタを弾き切った社長さん

この方たちの会社ならーーと  ちょっと親心も安心しました



そして


わたしも


もっと謙虚に 過ごしたい  と深く思いました







































 














夏のグループレッスン

2017-09-01 | レッスン室から
新学期が始まって、ちょうど1週間たちました。

以前より 少し夏休みが短くなっています。

それでも、長いお休みですから、生徒のみんなは、おじいちゃんおばあちゃんのおうちに

行ったり、友達同士で 遠くに出かけたり、ちょっと不規則で 落ち着かないこともあります。

そんな時期も必要ですから、夏休みに 練習がおさぼり気味になっても まあ仕方ないですね。
(いつもいつも おさぼりな子も いますけど。。。それはダメですよ)

というわけで 長いお休みの最後は 数人ずつでグループレッスンをしました。







音符と (小さい子は)鍵盤と 音の名前~ドレミ、CDE、ハニホ、ツェデエー  を
制限時間内に たくさん組み合わせる 音合わせ







恒例の音楽カルタ 

小さい子、初心者は 答え付きのカードも

普段のレッスンの数回を使って、 少しずつ練習したので、本番までに だいぶ知っている楽語の

増えた子もいました。









中学生は  歴史年表に 作曲家を 組合わせて 貼っていき

「気になる作曲家」を何人か セレクトして その人だけ深く調べて
鑑賞もしようとしているところ

バッハや ベートーヴェンに交じって J.ウィリアムズとか 久石譲とか あります。

今は クラシックも ポピュラーも垣根は有って無いようなものですから。


トーンチャイムは 地域のクリスマスコンサートや (まだ会場も取れてない)次の発表会の予習です



グループレッスンが終ったら

「来週からは、 いつものレッスンよー  練習してねー」