坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

親子連弾

2012-04-27 | ピアノの話
この数日、示し合わせたように2通の手紙が届きました。

メールの時代に、別の若い女の子から、わざわざ手紙に書いてくれたこと。

二人は、ちょっと年齢の違う元ピアノの生徒だったお母さんになった子と、

いまも不定期にレッスンに来ている社会人生徒です。


1人は、娘がピアノを習い始めたのだけど、
念願の親子連弾が発表会で出来ることになった、と
書いてありました。

娘がピアノを習ったら、これをするのが、夢だったようです。


もう1人の生徒はまだ結婚をしていず、勿論子供もいませんが、
近い将来結婚して、ちょっと先に子供ができたら、
やはり親子で発表会で連弾をしたいのだ、と書いてありました。

しかも、私のピアノ教室で。

こんな嬉しい事ってないですね。
だから、ココに書きたくなってしまいました。





学校の先生は、どんなに素敵な良い先生でも、1年か2年で、
さようなら・・・

数年も経ったら、学校からもさようなら。
長い年月かけて、面倒みてくれる事はできません。



でも、ピアノの先生は、10年でも20年でも一緒に学べる。
丸ごと、その子とつきあえる。
ピアノの先生(習い事の先生)が味わえる特権です。

だからこそ、なれ合いにならないように気を引き締める。


でも、この手紙、何回も読んで、嬉しくニコニコしました。













新しい季節

2012-04-26 | 日々



うちから、走って10秒のところの緑地に八重桜が咲き始めました。







今日は、雨空なので、あまり綺麗に撮れませんでしたけど、
小学校のPTAコーラスに行く前に撮ってみました。





植え込みのサツキももうじき真っ赤になります。



PTAコーラスは、新しいスタートになり、

ピアノ教室も、新しい仲間が増えました。

中高生も皆頑張って続けています。

古ぼけてきた先生も、もう少し頑張らなくては、

なのでリフレッシュのため?
来週と再来週は、お仕事はお休みします。

よみがえれるかしらん?





ほんとうに連弾がすき

2012-04-21 | ピアノの話
平年より肌寒い日が多いような気がする4月です。

そのせいか、もう2週間も前、発表会にいただいた花束のお花が
いまだに枯れずに玄関や部屋を飾っています。


という訳なので・・・

連弾の話も枯れずに?
もう一度だけ記録しておいてみます。


今度は、生徒同士、親子で連弾した曲です。


*(嵐の)Monster♪友だち同士   (YAMAHA 月刊ピアノ 2010年7月号)

*オーラリー♪姉弟       (私が、あっちこっち参考にして、連弾に編曲しました)

*ぼくのミックスジュース♪姉妹  
          (音楽之友社「みんなのピアノワールド」仲間と連弾編
           編曲:布施威 )

*マル・マル・モリ・モリ!♪姉弟
     (YAMAHA 月刊ピアノ 2011年8月号から、ちょっと手直し)


*歩道のカフェテラス♪姉妹  
    (W.ギロック  全音 ギロック・ピアノピースコレクション2)


* 「カーニバルがやってきた」より
   いたずら仔猫が二匹もいたのさ♪姉妹
   四月の風は花の匂いを運んでくる♪母子   
    (全音 ピアノ・デュオ・コレクション・日本の作曲家によるオリジナル作品集 II)
   
この2曲ですが、「いたずら仔猫」は、姉妹で弾き、「四月の風」は姉妹のお姉さんの方と
お母さんが連弾しました。

「いたずら仔猫」は以前別のステージで演奏したのですが、
 それをもう一度発表会で弾かせるにあたって、仔猫の曲とは、趣の違う大人っぽい「四月の風」を組み合わせたら、弾く人の年齢による趣の差もあって、とても 良いステージになった、と
何人かの方にほめていただきました。



*軍隊行進曲♪母子   (F.シューベルト  全音・連弾ピース)

*東京ディズニーランドエレクトリカルパレード♪姉妹
         (YAMAHA ディズニーパレード・インデュオから、少し短縮)



*エスカレーター・コラール ♪発表会2回目以降の小2~小5まで)
    (音楽之友社 ぐるぐるピアノ・ピアノであそぶ連弾曲集 伊藤康英:作曲)
      
 音源をつくって、それを毎日聴く。それに合わせて、ドレミでたくさん読む事をしてもらいまし た。
テンポがなかなかそろわなくて、私がどこかに入らないと難しいかな、と思ったのですが、
本番は、ばっちり自分達だけで出来ました。



*わらべうたリレー連弾♪小5から、大学生まで 19人が6曲のわらべうたをリレー連弾
          (音楽之友社  「みんなのピアノワールド」 先生と連弾編 
           編曲:春畑セロリ)

曲を3人で弾きました。伴奏と残り二人はほぼ片手、時々
両手の連弾です。
姉妹は、同じ曲を連弾するように振り分けました、その中間に1人違う子が
挟まると言う形に。

そうすれば、合わせの機会がなくても、合いやすいかな~と思ったのですが、
3人が合わせるのは本番の日のリハーサルがはじめて。

リハーサルでうまく出来なかった子ほど、本番は練習室でしっかり練習、
集中して本番に臨んだような気がします。




*Smile Again(スマイル・アゲイン)♪全員の合唱(ちゃんと二部合唱になってましたよ。)
        作詞:中山真理/作曲:中山真理
       (音楽之友社  集会・行事のための小学生の合唱曲集)


*ともだちになるために   ♪全員が、トーンチャイムと歌で。。
          (詞:新沢としひこ/曲中川ひろたか)



これで、発表会をおわります




       












  
              

合わせるのが、好き

2012-04-17 | ピアノの話



昨日のも、コレ↑も庭に咲いた海棠です。
隣の赤いのは、木瓜(ぼけ)



昨日、発表会の連弾、アンサンブルのうち、私が一緒に弾いたものを
書きました。

ちょっと補足すると、

そのうち、

大きな古時計は、

吹奏楽部に入っている生徒5人とピアノでコラボしました。
ここ3回ほど、発表会のたびに、吹奏楽部の生徒と、ピアノでコラボしていますが、
毎回賭けです(笑

コンクールで難しい曲をいっぱい練習している彼女達にとっては、
技術的には簡単な曲でしたけれど、中学生から大学生までの
5人の女の子たち、全然一緒に練習する時間はありませんでした。

それぞれの学校の春休みの定演が終わってから、楽器を持ち帰って
もらい、ピアノのレッスン時にちょろっと1対1で、合わせ。

多くても2対1。

発表会のステージが、初見3回目?くらいだったのでは?

でも、個々の技術が高く、アレンジも凝っていたので、
素敵なアンサンブルになりました。
ピアノパートもそこそこ難しかったので、私はかなーりごまかしてましたが。。エヘ


これを聴いて、刺激を受け、吹奏楽部に入部した新一年生もいるんですよ。




さて、


連弾曲目の続き


*がんばれうんどうかい   :ピアノランドより
*もりのまつりだ      :ピアノランドより
*おつきさまのふね     :ピアノランドより




*タンポポのワルツ      :マーサ・ミアー (全音 ひとりでピアノ、いっしょにピアノ)

*ヘビーローテーション    :YAMAHAぷりんと楽譜

*ビリーブ          :YAMAHA 先生と生徒のれんだんコンサート
                    Vol.19 ジュニア・ソング (絶版?


*ロシアのワルツ       :キャサリン・ロリン(全音・ダンス フォー・ツー)


*「ブルグミュラーでお国めぐり」より   :後藤ミカ:編曲  (ドレミ出版「ブルグミュラーでお国めぐり」 
  美しい小鳥せきれい

*「ブルグミュラーでお国めぐり」より   :後藤ミカ:編曲  (ドレミ出版「ブルグミュラーでお国めぐり」
  カンツォーネ進歩


*小さなすずめ      :ギロック (全音 ギロックピアノピースコレクション3)


*ハンガリー舞曲 第5番  :ブラームス(YAMAHA 新みんなのぴあのれんだん)



*El dia que me quieras(エル・ディア・ケ・メ・キエラス=想いの届く日)

             カルロス・ガルデル:曲   山本京子:編曲  
            (音友 「タンゴ・タンゴ:4手連弾~ラ・クンパルシータからピアソラまで )

*連弾のためのソナタ  KV.521 第1楽章   モーツァルト
            (全音 四手によるクラヴィーアのための作品集)










連弾好きなみんな

2012-04-16 | ピアノの話



あっという間に、4月も中旬。

みんな新学期になれてきたかな?

新一年生は、小学生も、中学生も、重たいランドセルや、スポーツバッグに
四苦八苦しているみたいです。
晴れると暑いし、疲れないように、ときどきのんびりしながら
乗り切ろう。


さて、うちの生徒たちは、みんな連弾好き。
アンサンブル好きです。

発表会の連弾は、出来るだけ兄弟姉妹や、友だち同士・・・
先生があまりシャシャリでないような組み合わせでさせたいと
思ってやってきましたが、


先日の発表会では、めげてしまい・・・・
今までになく私がたくさん弾いた感じです。

「誰々ちゃんと連弾したい」とは言うものの、
お互いのスケジュールが全然合わなかったり・・・

連弾の合わせのために塾を変更する、とか、塾を一回くらいパスしちゃうとか、
は、絶対にNOなんですものね。

連弾は合わせてこそ、練習なので、
なんとか合わせの時間をやりくりさせるというストレスから
私が逃げてしまいました。

それでも、長い発表会の時間内、連弾になったら、
眠い目もパッと目覚めるよう・・・

あるお母さんいわく
「期待通りの?!バラエティ豊かさだった」と言っていただきました。




今日は、私がセコンドを弾いたものだけ
ピックアップしてみます。出典は、右に書きました。
(これも、私の300曲目マラソンの一部にしていいですよね?)



*友だちになるために(連弾ヴァージョン)  轟千尋:編曲(未発表曲です)
(中川ひろたか:曲)


*ひげじいさんメドレー かがみえ:編曲 (GAKKEN ピアノパレード1)
(玉山 英光:曲)   安倍美穂:編曲 (バスティン「みんな知ってる!プレリーディング曲集」の指導者用伴奏集)


*大きな古時計       山本雅一:編曲 (木管五重奏とピアノのための編曲~ピティナミュッセ)
(ワーク:曲)

*ブルータンゴ       YAMAHA みんなのピアノれんだん Vol.7 ルロイ・アンダーソン名曲集(絶版?)
(L.アンダーソン:曲)


*ブリュージュの橋     KAWAI コンサートピースコレクション 「ゆきもよう」より
(秋元恵理子:曲) 



*海を渡る蝶群      KAWAI コンサート・ピース コレクション 「風の精」より
(秋元恵理子:曲)



*花のワルツ      三枝隆:編曲  連弾「くるみわり人形」より
(チャイコフスキー)




まだまだあります・・・・・
明日に続く・・・・・・



1回目と2回目の違い

2012-04-10 | ピアノの話


今回の発表会には、4人の発表会デビューがありました。

2週間ほど前に、発表会のリハーサルを同じ会場でしたのですが

その4人のちびっこの演奏と、

発表会が2回目という小学生の演奏の音の違いに
驚きました。

1回目の子達も、2回目の子達も、よく練習して、しっかり弾いていたのですよ。
でも、2回目の子達のピアノの音の方が、綺麗で、しかも自信のある芯のある音でした。
(本番の時より、リハの時の方が顕著でしたね)


それは、そうですね。


広ーーいステージ

大きなグランドピアノ

そこにたった1人で、向き合うんです。
不安でいっぱいです。

それが、音に出てしまうんですね。

おかあさま達も不安です。

だって、5歳や6歳の我が子が
そんな所に1人で放り出されているのを遠くから応援するのですから。

人生でそんな場面って、そうそうありません。
(でも、だからこそ、この経験が大事だと思います)



以前、お子さんの初めての本番を前にしたお母さんが

「先生、緊張して私、吐き気がしてきました。。。。」と本気で
おっしゃっていました。
たぶん、そのくらい大変な気持ちですね。


そんな大変な発表会のソロ演奏。

小さい子はたいてい短い曲を二つ弾きます。

「せんせーー、どっちから先に弾くのかわからなくなったら、どうしよう~~!」

「どっちから弾いてもいいよ!!
プログラムには、◎が先って書いてあるけど、どっちから先でも
いいんだよ。落ち着いて弾いておいで!」


それに、小さい子は、だいたいが発表会の曲は、早くに仕上がってますから、
直前のレッスンで違う曲も練習してます。

「それも、間違えて一緒に弾いたらどうしよーーーー」と、言うことに
なるので、レッスンの時も続けて弾かせないように、工夫したりして、
不安を減らしてあげるようにしますが・・・・



今回、2曲の演奏曲のうち、1曲しか弾かないでステージを降りてしまった
小さい生徒がいました。

しかも、最悪な事に、私がそれに気づきませんでした。
(他の事で、混乱していたからなのですが。
そんなの言い訳になりません)

次の次の日、お母様が他の用事のメールの時に一緒に書いてくださって、
始めて知りました。
とても遠慮深いお母様なので、さりげなく書いて下さいました。



どんなにか、緊張して、期待して、練習して、ステージにあがったのに、
せっかく練習した1曲を弾かないで終わってしまったなんて。

ほんとうに申し訳ありませんでした。


上に、他に混乱する案件があった、と書きましたが


録音のスタートボタンを押すのを忘れていて
最初の演目の「ひげじいさん」と№1の子の演奏が
録音されていず・・・

それに気づいて、慌てていた所なのですが。。。

そんなミスもしたわけで・・・・・

№1の子には、もう一度演奏してもらいました。


それなのに、この1曲しか演奏出来なかったちゃんは、そのままに気づかないで
終わってしまったんです。
二重に最悪でした。



この二つの事があり、次回には、全体を見ているステマネを
おかないとダメだと、思いました。

司会とか、生徒係りとか、荷物運びとか、の仕事を何もしない専任のステマネを
おかないといけない、と思いました。

しかも、私より10歳以上年下!!頭のしっかりした人。容姿不問(笑















ひげじいさんの話

2012-04-10 | レッスン室から
はじめてピアノのレッスンに通ってくる小さい人をレッスンするとき、
主教材として使うものの前に(あるいは体験レッスンの時に)
自己流の色々書いた物を渡します。

たいていの先生にも、そういうレシピがあると思いますが。

ムジカノーヴァに書かせていただいている「おとのかいだん」のような
簡単ドリルのようなものと、

全くピアノにさわった事がない子でもその場で「ピアノを弾いた気分」に
なれるような簡単ソング、もあります。

誰でも知っていて、5本の指を開いて鍵盤に置いたままで弾ける曲です。

「ちょうちょ」「メリーさんのひつじ」「ぶんぶんぶん」
それから、一番に使うのは


「ひげじいさん」

ドレミを覚えるにもちょうど良い

「ドドドド ドレミレドー」と弾けそうになかったら、

「ドドドド」と弾いて、あとは、「ドレミレド」と歌うだけでも
いいし。(これは、保育園や幼稚園で鍵盤ハーモニカで
弾く時によくやるパターン)


少しレッスンが進んできて、指がなれたら、

「ドレミレドー」まで弾いてもらえば、何回か何週か、
変化をつけながらくり返し使えます。

ドレミの楽譜を読むための練習にも使えるし

5本の指を動かすための練習にも使える、便利な曲です。




私の手元に、とある事情で「ひげじいさん」が かくれんぼしている
「ともだちになるために」=ピアノの発表会でいつも歌ったり、合奏したりする曲、
の連弾譜があります。



今回は、その「ともだちになるために」連弾バージョン(編曲:轟千尋)
を発表会のオープニングに友だちと連弾しました。


そして、それに続いて、発表会デビューの4人のちびっこ達に
4つ違う伴奏の、「ひげじいさん」を弾いてもらいました。

ひとつは、普段もレッスンで使っている割合オーソドックスな伴奏。

残り3つは、安倍美穂先生
書かれたおもしろ伴奏集
ある3種類の全く雰囲気の違う伴奏。

こそどろのしのび足のようなのと
いねむりしそうなのんびりと
ゲーム音楽のマーチのようなもの

ちょうど4人のちびっこ達でしたので、1人1人が「発表会の開会の言葉」も
入れたコメントを言ってから弾くという形をとり、コメントもばっちり言えましたよ


ところが


先生=ワタクシ  は、全然ばっちりでなく・・・・

大変なミスをしておりました。


つづく・・・・












発表会が終わった話

2012-04-09 | レッスン室から



土曜日に、無事に発表会が終わりました。

プログラムの表紙のために春らしい可愛いイラストを
カニーさんに描いていただき


おみやげの一つは、
ピアノと音符と桜のクッキー

これも、ネットで注文できる焼き菓子やさんです。
この手のお菓子ってものすごくマズイ物もありますが、
このクッキーは美味しいです。

とても親切で、包装もとても丁寧に割れないようにして
送ってくれます。


この数年では、最多のソロ演奏30人、
プログラム数は全部で63になりました。


反省点もたくさんあります。

発表会まえは、準備とレッスンで、とてもBlogにいちいち書けませんでしたが、
しばらくグダグダと時間をかけて、報告と反省をしていこうと
思います。


でも、今週はレッスンお休みじゃあーりません。

5月にまとめて休むため

ステージのお花も、いくつか回った花やさんで、
一番親切だった昔から知っている小さなお花やさんに頼んで
正解でした。

ピンクマーガレットと、濃いピンクのデージー?でしたか?

とても大きくて綺麗でした。




気づかされること

2012-04-04 | レッスン室から
生徒のお母さんの書かれた何気ない一文、

生徒がなげかけた何気ない一言

に、ハッと気づかされる時があります。


どちらもだいぶ前のはなし


我が子のはじめての発表会を終えて、

「ホッとしています。」というお母さんのメッセージの中に

「自分が子供の時に出た発表会と違って、
【間違えても大丈夫な】【みんな笑顔の】発表会でした」

というような意味の事が書かれていました。


たしかに・・・・

生まれて始めて、大きなステージに1人で放り出される

しかも、おうちでは電子ピアノで弾いている子が

先生のうちのグランドピアノの何倍も大きいコンサート用の
グランドピアノにたった1人で向かう・・・

わけなので、
不安感を持たないように


「楽しく弾こうね。
ちょっとくらい間違えても、その曲の気持ちをうんと考えて
弾ければいいんだよ」

と、いつも言っていたなあ。

だからといって、

「間違えてもいいよーー」と推奨してるわけではありません。

言葉の取り方は、ほんとうに様々だなあ、と思いました。


よく中学に入ったばかりの生徒に

「最初は、学校に通うだけで、大変。
部活の先輩に付いていくだけで
クタクタだろうから、練習が出来てなくても、
しかたないわね」

「先生の所で練習するつもりで来てもいいから、めげないで
続けなさいね。必ず慣れるからね」

という意味あいの事を言うことがあります。

でも、これも「決して練習しなくても、良いよ。と言っているわけでは
ありません」と念を押さないとダメみたいです、「練習しなくても怒らない先生」と
勘違いされます。
絶対コレは違います!


もう一つ

うんとうんと前

自分の練習不足、注意不足で、さんざん私に絞られて辛くなった生徒が
悔し紛れに言ったセリフ・・・・


「先生の所にくると、カラフルな楽譜や、スタンプがあったり、
お絵かきや、歌の歌詞が貼ってあったり・・・・
楽しそうなものがいっぱいあるから、気が散る!」

と、捨てぜりふを言いました!

ああ、でも、コレって本当の事かもしれない、と気づかされました。


教室を明るく、楽しそうにするための掲示物、やグッズ類
それが、もっとピアノの学習に役立つ資料だとしても
時には気が散る材料になるかもしれないでしょう。


幼稚園や低学年のお教室を作品や何かで飾るように
高学年のお教室もそうなっている必要はないのでは?

おもちゃ箱をひっくり返したような(良い意味での形容詞で)楽しいお部屋は、
楽しさはあるけれど、緊張感からは遠い??


じゃあ、ピアノのレッスン室はどうだろう????

いろいろ気づかされた事件でした。

というわけで、私は、時々、レッスン室からレッスングッズ類、張り紙類を
片づけてしまう事があります。


わざと殺風景に近くしてみます。

今が、その時期です。
発表会の直前なので、発表会そのものは楽しく。

でも、練習は緊張感を持って!

うまくいってるかな?