坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

ゆっくり弾こうよ~

2014-03-28 | ただいま勉強中





またまた 先日のこと

ピアノのレクチャー
行ってきました。


知り合いのピアニスト ウララ・ササキさんが通訳をなさるというので、
イタリアの音楽院の先生のお話や、公開レッスンを受ける優秀なおこさま達って、
どんなかしら?と興味がありましたので。

バルツァーニ教授の、いかにも イタリアのおじさまらしい弾丸トークで、
聞いているほうも息つく暇もなく・・・

内容も濃い~~ものでした。

私の生徒たちに、というよりは、私自身のために 聞いていたような
感じでしたが。



印象に残った事が いくつかあるのですが


その1つは、 「ゆっくり 弾く」ということです。

モデルになった優秀な子供に、うんとゆっくりのテンポでスケールを
弾かせていました。

私が、思うより もっともっとゆっくりでした。

ゆっくりの練習が大事、というのは、どこでも言われることです。

私も生徒には、よく 「ちゃっちゃか、ちゃっちゃか 鼻歌みたいに10回弾くよりは
ていねいにゆっくり3回弾く方が、 よほど実のある練習だよ」と言っています。

ところが、 子供の特性だから、仕方ないと言えば仕方ないのでしょうが

多くの子供たちは、ゆっくり弾くのが苦手です。

それでも、私がくどくどと 「強弱や曲想もちゃんとつけて、曲全体をスローモーションで
」練習することが出来る子の方が、結果的に 早く 上手になれるよ~、と言うので、
なんとか、 頑張って スローモーションで練習する事ができるようになる子もいます。


でも、どうやっても、何を言っても、ゆっくり弾けない子もいるのです。
そして、どうでも良い決まり切った箇所でつっかえます。

この子たちが、「ゆっくり弾く」事ができるようになった時、
その時は、この子たちにとって、とても進歩する時だと思うのですが・・・




辛抱強く わかってもらえるまで、 言い続けましょう。


長い冬でしたが、近所の市民の森にも、 菜の花がたくさん咲き始めました。


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春を探しに

2014-03-28 | 日々

先日、 箱根の湿性花園
行ってきました。

すっかり春らしく暖かくなったと思ったのに、寒さの戻った雨模様の日
箱根はまだ早春でした。






ねこやなぎ  って、いかにも 春を告げるという感じがしますね。


箱根は、まだ 冬の名残が強く(雪が残っていましたから)


湿性花園は、 冬枯れで、ほとんど何も草花は 姿もありません。

そんな中







水芭蕉が、 咲き始めていました。






水芭蕉って、「夏がくれーば、思い出す」の歌詞から、 夏の花?と思っています?

「夏の思い出」で歌われている水芭蕉のたくさん咲く5,6月の尾瀬は、こちらで 言う春先の気温

水芭蕉って、早春の花なんです。

箱根湿性花園の 水芭蕉は、4月上旬が 見頃、だそうです。




 

暑さ寒さも

2014-03-20 | レッスン室から
暑さ寒さも彼岸まで・・・・と言います。

明日は、お彼岸の半ばの日~春分の日だというのに、東北地方は大雪だそうです。

三寒四温でなく、 三寒一温くらいにしか、思えない今年の3月。

今日は、卒業式を終えたばかりの小学生が午前中にレッスンに
来たのですが

卒業式の写真を見せてくれました。

なんと、袴とお着物で、卒業式に出たのだそうで、
(先生や、お母さんじゃなく本人が)

可愛いピンクの花模様の着物に、裾に同じ様な花のちりばめられた
袴姿の写真を見せてもらいました。

今は、そういう時代なんですね。
クラスに何人か、袴で来た子がいたようで、
おばばの私は、驚いたけど、とっても可愛かったです。

今週は、レッスンに来ている子の あちこちから

「何日には、ランドに行く」とか「シーに行く」とか
「映画・・」とか「お泊まり会」・・・とか
聞こえてきました。

早く本当に暖かくなるといいね。










春に

2014-03-06 | 日々



「春に」

谷川俊太郎さんに、そんな詩がありました。大好きな詩です。
木下牧子さんのつけた曲も大好き。


先日、「庭のレモンの樹が、50個くらい!(も!)実をつけたので」と

いただきました。

皮は堅そうだけど、その堅い皮から、とてもよい香りが
します。

菜の花は、坂の下の八百屋さんで買った食用の菜の花だけど、
いつも半分は茹でて、半分は花瓶に挿しています。


いつまでも寒くて、冬の服ばかり・・・・
もう飽きた~
薄手の洋服が着たいよー、でも、まだ寒い毎日です。

だけど、、、受験でお休みしていた中学生も戻ってきて、
夜のレッスンがにぎやかになりました。

受験を前に ピアノのレッスンを卒業した生徒からも
お母さんを通したり、本人から  「希望の学校に入れました」メールが
届いて、とてもうれしいです。


今年は 中学3年生が たくさんいた年でした。

高校生になったら

学校も遠くなったり
部活だって、高校の部活は 夏も冬も 帰宅は 8時や9時過ぎだろう
バイトをする子もいるし
ピアノ以外の素敵な楽しみをみつける子も出てくるのが高校生活

ずっとずっと二十歳になるくらいまで ピアノを習いに来ている子も
いて、できる範囲でピアノは続けてほしいけれど

もっと素敵な楽しい時間を見つける子もいる

そしたら、
グーんと羽ばたいて、飛んでいっていいんだよ。

ピアノは、いつでも弾けるように 心のふたを開けて。



 




車のはなし

2014-03-05 | 伝えたいこと
13年ぶりに車を買い換えました。

運転するのも、あと10年するか、しないか・・・かなあ。
と迷いに迷って、

人生最後の車を買いました(買ったのは、おっと)

13年も 経って 新しい車に乗ったら

すっかりアナログからデジタルな車になっており・・・

老夫婦は、ちょっとドギマギ

先月は、右手を捻挫して、車のエンジンキーが「右手で回せない~」と
言ってましたが。

新車君は、キーなんか回す必要ありませでした。

ドアを開けて、エンジン掛けて・・・・そこのあたりからして???で、

今度は、駐車して、ドアロックしたらしいけど?

(ほんとにロックされてるんだか?なんだか??)
ちゃんとロックされてるけどね。


でも、運転するという行為は、 ずっと変わらず 同じことです。

ハンドルを 両手で 握り

ブレーキとアクセルを 足で 操作し

両目で しっかり見る

ここは、アナログ です。

いつの時代は、無人自動車も 道路を走りまわることもあるのかも
しれないけれど、

今のところは、人間の 手と足と目と耳 で
安全に運転する。


ピアノ教室も 同じ

ネットで調べ物をしたり

仲間作りをしたり

生徒集めをしたり

するけれど


ピアノを弾く、ということは

人間の生の手 と 足 と  目 と  耳 

でしか、できません。


外枠を 飾ること に 気を奪われすぎず

しっかりと  生身の 音楽を生徒たちに

教え、 伝えて いきたい と思います。