坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

迷うを 楽しむ

2015-09-30 | ただいま勉強中





今日は、
自分の勉強
行ってきました。


ピアノを習っている子供たち 習っていた昔の少年少女にとって
国民的必修教本ともいえる ブルクミュラー 

有名だけど、あまり知られていない ブルクミュラーさん自身。

飯田有抄さんの 著書「ブルクミュラー 25の秘密」が出版された時、
即、購入し 一読して 大人の生徒さんにも貸してあげました。
新聞でも 話題になったので、その切り抜きも一緒に取ってありますよ。



もともと 音楽ライターの飯田有抄さんの視点や 書かれる文章が好きだったので
この講座 楽しみに出かけました。

アットホームな集まりだったので、目前で ゆっくりお話しを聞くことが
でき とっても有意義でした。



昔と比べると 今は恵まれているというか、恵まれすぎというか

ブルクミュラーにしても、 ソナチネアルバムにしても
何種類もの 楽譜が出版されています。

でも、それが 私が長年慣れ親しんだ楽譜とは 違うスラーが付いていたり
ある時は、まったくスラーが付いていなかったり・・・

とあるピアノの先生の集まりに行ったら

「スラーの付いてるのは、本来の楽譜と違うから使うのはよくないよ」

なあんて言われたり。

題名も 「同じ曲?」とは思えないような 違う邦題が付いていたり。


『どうすりゃいいんだ~!!』 と 思ってしまいます。


有抄さんは こんなに選択肢があることを楽しみましょう、と
おっしゃっていました。

そうですね!

生徒によって、楽譜を変えたり

余裕があるときは、レッスンで 生徒に持たせている楽譜と私が集めたいろんな楽譜を
見比べて 「どれがあなたには(この曲には) ふさわしいか?」
考えたり

たくさんの邦題を見比べて 楽しんでみようと 思いました。



時々、生徒にとって 弾き慣れた ブルクミュラーを 「復習」とか「テーマソング」と
言って 継続的に弾かせています。

そんなとき、電子ピアノで 2台ピアノ版の 先生パートを弾いてあげるのですが


これ ↓  絶版なんですね。大切に しよっと。





芸術の秋です。 講座に行って 勉強も するし 


コンサートもできるだけ行きたいな。


私の大好きな方々の コンサート情報です。↓




合唱団の亜子先生




ウララさん

久しぶりのイギリス館です。




そして、わたしの師匠

宜しくお願いします。





朝カエルと 手元を見ない

2015-09-20 | レッスン室から


いきなり綺麗じゃない色の画像すみません

木曜日、大雨が降った日に 玄関先に ヒキガエルがいました!
ザアザア降りだったし、そのまま放置していましたら・・・

今朝 また 遭遇しました(まだ、いたのね。)

朝だったからか?

弱っていたのかしら?

目がうつろ

公園の繁みに 追いやってみましたが、どうなったかな。




連休が始まりましたが、今日は 夕方レッスンをしました。

久しぶりに むすこ君のレッスンに付き添ったお父さんが


「手元を見ないで弾いてますね」


そうなんです。

私も、

まだレッスンを始めて 半年にならないこの子が
しっかり楽譜を目で追って 初見で 来週の宿題を予習している姿を見て
安心していたところです。

ピアノを習い始めの数年は 宿題で弾いてきた曲をみること、と

来週の曲を数小節弾いてみる(予習)こと、の割合がほぼ半分半分です。

それは、決して過保護なわけじゃなく

先生のうちで 知らない曲、はじめての曲を 初見で弾く事(初見で弾かされる事)が
当たり前の事に しておきたいからです。

ごくごく簡単な曲なら 譜よみと 同時に音にしてみる ことが
できるようにしておきたいからです。

今日の生徒は それが自然に定着してました。

安心です。








先生も練習するよ

2015-09-17 | 伝えたいこと

先日も書いた ギロックの講座で 安田先生がこんなような事を
おっしゃっていました。

「先生方も ピアノをいっぱい弾いてくださいね。

 生徒さんに 教えるのに、たくさんのおしゃべりができなくても

 先生が お手本を弾いてあげれば こう弾いてほしいのよ、と

ピアノを弾いてあげれば それで伝わる・・・」


言葉は違うけれど、こんな風におっしゃっていました。



毎日、その日の一番の生徒が来る前の時間が 私の練習時間

一番の生徒がピンポン~ と鳴らして レッスン室に来る時は

たいてい ピアノを弾いています。



生徒は それをわかっているから

「せんせい いま なにひいてたの?」

と 、聞いてくることもあります。


たまーに お母様が レッスン室に一緒にいらっしゃって

「ピアノが聴こえたから・・・レッスン中?かしら入っちゃ 悪いかと思ったんですけど。。

先生が弾いてたんですか!先生も練習するんですか?」


と言われることがあります(ありました)

(啓蒙活動?!が功を奏したのか、最近は、そういわれる事もへりましたけど。。)

楽器のおけいこに限らず、芸術っていうもの、の 練習に終わりはないんだよ。

「芸能人だって お笑い芸人だって売れっ子は いっぱい練習してるんだよ。」

いっつも話してるので、長く習っている生徒たちは だいぶわかってくれてます。


だからと言って 「自分の練習はね~~ ちょっと別~~」

「なんか、もっと楽して上手くなるアイテムはないの??」とか

思ってる子も多数?!いますけどね。



毎日、練習し続ける事の大変さ、つらさ、めんどくささ?を乗り越えても

弾きたいんだ!って思える音楽にたくさん出会えるようにしてあげたいな、と思うんですけどね。













ピアノと古楽器のコンサート

2015-09-13 | 日々




今日は、地域のケアプラザ主催のコンサートで
ピアノを弾かせていただきました。

同じ地域に在住の若く優秀なピアニスト&チェンバロ奏者さんが
なんと チェンバロよりも小さなヴァージナルという古楽器を
運び込んでくださっての レクチャーコンサートでした。









地域の 100パーセントボランティアの コンサート、、とは
思えない質の高さで 私自身が たくさん学ばせていただき
しかも楽しかったです。

面白かったです。↓これが

トロイメライを ピアノと ヴァージナルで 弾きました。

このお話があった時、

「皆さんが知っている曲で」
「保持音が多く」「ペダルがないと弾きにくくて」
「ピアノならではの響きを大切にした曲」

と思ってトロイメライにしました。

ピアノは ケアプラザに寄付されたアップライトなので・・・まあまあ
不満は言いますまい

本番まで 一切 ヴァージナルは試演しないで、弾きました。

打鍵の時の お琴か ギターをつま弾いているみたいな感覚

和音で弾いたつもりなのに・・・・なぜかずれちゃう

もちろん、ペダルがないから 保持音は 切れちゃう

楽しませていただきました






こんな事ができるなんて、 

施設の職員の方

会場設営や 受付や 
無料で提供される美味しいお茶のお世話をしてくださるボランティアスタッフの方々

無償でレヴェルの高い演奏をしてくださる方々(あ、私の演奏は ・・・不問ということで

たくさんのお客様

みんなの人柄 が 集まってこそなのだなあ、と
思いました。

帰ってきて 自分の練習をまた頑張りたくなりました。









楽譜の中のたからもの

2015-09-12 | ただいま勉強中



もうだいぶ前の話になってしまいましたが
8月の末に

安田裕子先生の  「はじめてのギロック」の講座に行ってきました。

生前のギロックに  直接 たくさんの教えを受けた安田先生のお話は
子供だけでなく いろいろな人にピアノ教える時に大切にしなければ
いけないことを 伝えてくださいます。

今回も 優しい関西弁にのせて たくさんのお話しを聞いてきました。


講座の最後は ギロックの仲間のミニコンサート

私も 演奏させていただきました。


こうして

直接 作曲家の 思いを伝えられる方や  作曲家自身のお話しを聞いて

私自身の楽譜に ちょこちょこっと 書き込む・・・
その書き込みが私のたからものです。








ぬすまないでね🎵

2015-09-12 | レッスン室から




小1ちゃんのレッスンで

「ひとりでひくのは じょうずにひけたね!

じゃ、こんどは せんせいもいっしょにひくよ」


「え??せんせいがひくのはどこ?どれ?」


私が 弾くところを 指さしたら・・・


ささっと 「せんせいが ひくところだから ぬすまないでね」


ピアノのこびとが ぬすんで 持っていくと思ったかな?
あまりに 可愛い発想