坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

今年の「BEST3」を弾こう!

2012-11-28 | レッスン室から
あっという間に、今年も残り一ヶ月になりました。


今年最後のレッスン日には、あなたが今年弾いた曲の中で
ベスト3を選んで弾きましょう!
(「3曲も無理!!」という人は、2曲、または1曲だけでもいいですよ。
 5分ていどにおさまるように選んでくれるかな)


①今年、自分で弾いたピアノ曲の中から、お気に入りの曲を3曲えらびましょう。 
(1曲は、バーナム、ハノンなどテクニックの練習を選んでもいいです)

②それを、おうちでもう一度、練習しましょう。(その曲のレッスンはしません。自分で練習してね。)

③その「わたしの2012年・BEST3」を、12月の最後のレッスン日に弾いてください。
  先生も1曲弾くので、聴いてね。

④おうちの方は「レッスン開始の時刻」か「レッスン終了時刻の
10分くらい前」にレッスン室にお出でください。

そしてお子さまの「ベスト3の発表」を聴いてあげてください。

ただし・・・おまけ・・・・
12歳以上の人には「今回は、お母さんには聴かれたくない!」と「お断り!」する権利もあげます。
(そんなお年頃の事もありますからね)さて、あなたは、どうするかな??

⑤ほんの数分の短い時間です、小さな弟、妹さん同室でかまいません。
どうぞよろしくおねがいいたします。レッスン室で待ってます!



今年は、こんな小さな小さな、レッスン室内でのイベントと、会館を借りてピアノを
弾かない「クリスマス会」で締めくくります。

以前、2家族くらいずつレッスン室にきていただき、
「弾きっこ会=ミニコンサート」をしました。

そのときに、とても収穫があったな、と思ったのは、
少人数だからこそ聞くことの出来たお母さんの声、があったことです。

だれもが、お話上手な人ばかりではありませんし、
何人かの集まりだと、お話する人は、どうしても限られてしまいます。

大人しいお母さんは、聞き役。

遠慮深いお母さんとは、気持ちのコミュニュケーションはとれていても、
実際にお話をすることが少なくなってしまったりします。


以前のミニコンサートでは、
どのお母さんとも、同じように交流ができて、とても良かったなあ、と
感じたので、今年はこんな感じで、計画しました。

春には、これを中規模に拡大した「中くらい弾きっこ会」も
計画したいと思います。


お母様にレッスン室に来ていただくのには、もう一つ理由があるのですが、
これについては、また、次回書きたい、と思います。










火曜日は

2012-11-22 | ただいま勉強中
私の勉強している先生の門下の会でした。

時間の足りないなか、自分なりに、頭も使って、
練習して、音楽を考え、考え、やっていますが、

「うちのピアノでは、とってもうまくいくのに、人前や、
違うピアノだと、思うようにいきません」

↑これ、生徒のみんなが良くいうセリフだね。
わたしも、同じ。


腕に力が入ってしまって、細かい音が、ダンゴになったり、
暗譜を忘れたり・・・

先週からの1週間は、最後の方の大きい子達や、お迎えのお母さんに
部屋に上がってもらい、無理矢理、ピアノを聴いてもらいました。

ソナタの2楽章と3楽章を全部弾くと、ちょっと長いのですが、
全部聴いてもらった生徒や、親子もいれば、

「ゆっくり静かめの2楽章と、明るくて速い3楽章、どちらを
聴きたい?」とリクエストを聞いてから、弾いた時も
ありました。

だいたいの答えは

「明るい曲」

物静かな中学生は

「静かな方が聞きたいです」と、いうリクエストでした。


というわけで、押しつけがましい1週間、大きい生徒ちゃん、お母さんたち
ありがとうございました。

明るくて速い3楽章は、「1人で弾いてたら、かなりうまいのに、
だれかが聞いてたら、必ずどこかをつっかえていた」ような不完全な出来だったので、
本番も  そう  でしたが・・・

とても好きな曲なので、またどこかで弾きたいと
思います。



横浜のホールだったので、久しぶりの友だちや、生徒親子さんも、数人聴きに来てくれて

美し~~~い マカロンもいただきました。


あまりにも綺麗なので、載せてみました。


もったいなくて、食べられないのですが。。。。

でも、しっかりいただいています。


12月は、生徒のみんなと、一緒に

「今年の わたしのベスト3!またh、ベスト1!!」を
レッスン時間内で、しよとうと、思います。


詳しくは、また。








落ち葉

2012-11-19 | ピアノの話
昨日は、交代でしている公園清掃当番でした。

土曜日に大雨が降ったこともあり、公園は落ち葉でいっぱい。
何袋も、落ち葉のゴミ袋ができました。

むかーしは、この落ち葉を子供会で掃き集めて、その場で焼き芋をして、
それが発展して、焼き芋&豚汁パーティなんかを、11月末の夕方にやったのですが・・・
息子たちが小学生だった、うんとむかーし、20年くらい前の話。
今、そんな事したら大変ですね。

あのような時代は、もう戻ってこないのね。
なんだかサムクなりますね。


いつも秋は、PTAコーラスや、生徒の発表や、自分の学んでいる門下の会などが
ごちゃごちゃに続き、最近は体力と気力とスケジュール管理が難しいです。

昨日は、隣の区主催のジュニアコンサートに生徒が、参加したので、
聴きにいきました。


継続してこのような機会に参加することで、客観的に生徒の成長を感じられて
とても有意義な時間です。
(発表会では、このように客観的に離れた所から、考えたり、聴いたり
出来ないことが多いですから)


以前も書きましたが、このコンサートは、講師の先生が交代で、その場で
講評を言ってくださるのが、ポイント。

それを聞くのが私の楽しみです。

言われた子ども達が、果たして、これをどこまで自分へのアドバイスとして
受け止められたか?はちょっと疑問だけど。

高学年から中学生に向けて、話された内容は、

「これをちゃんと受け止めて、今後の練習をしてほしいなあ」と
(よそさまの生徒さんにも)願ってしまうような、的確なお話も
ありました。

うちの生徒たち、どうかな?

これで、この曲を終わりにしないで、言われたことを
もう一度思い出して、最後の仕上げをしてこよう、
(と、メールするつもりですよ


コンクールではないので、いろいろな演奏があるのですが、
いちおう講師の先生によって、選ばれる「優秀賞」「最優秀賞」という
トロフィーが授与されます。

以前、参加した生徒、や、参加を勧めた生徒の中には、

「優劣がつくのは、イヤ」と今回は、参加しなかった子も
います。

私も、コンクールと銘打ってないのだから、講評だけでじゅうぶんでは?
と、思わなくもないです。
ほんとに限られた地区での催しですし。。。。


でも、やはり優秀賞に選ばれる子には、「理由」があります。

きっと練習もたくさんしただろうし。
ただただ指を速く動かして、楽譜づらだけ弾いたりは、していない。
「フォルテは強い!」とだけ思って弾いたりは、していない。

そういう「理由」を、その場で聞いていた他の子供達が、
納得してわかっていたら、いいなあ、と思いました。


次は、私自身の発表会があって、
12月はステップもあるし、
そうじゃない子たちも、一年のまとめをしてもらおうと、
思ってます。

もうすぐ12月の寒空に思った事でした。

おしまい










おめでたいこと

2012-11-05 | 日々

土曜日は、文化の日でした。

数えで七歳になるマゴの七五三と9月に産まれたマゴの
お宮参りにお呼ばれして、東京まで行って来ました。

マゴ娘は、お嫁さんが、その歳に着た着物を実家のお母さんが大事に大事に
仕舞っておいてくださったので、それを着て一人前の可愛いレディに
変身していましたよ。



ところで、文化の日は、文化勲章や、いろいろな褒章の贈られる日でも
あります。

先週、金曜日の朝、新聞を開いていたら、このような記事が!!





「りょくじゅほうしょう」とは、『自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著である者』に
贈られる名誉ある褒章だそうです。



私も、ここ数年、一年に一度、食後のデザートにピアノを弾きに
行かせていただいているので、知っているお顔を発見して、とても嬉しく思いました。

古い町内会館ですけれど、なぜか個人所有の古~~いアップライトピアノが
置いてあります。

かなり状態の良くない 古古ピアノなのですが・・・

せっかくピアノを弾くのだから、私が行く時は、歌謡曲じゃなく、
短いクラシックの曲や、昔の映画音楽を弾いて、
季節に合った童謡唱歌を一緒に歌って、いただいています。

昼食会に集まるお年寄りの方は勿論ですけれど、
ご飯を作りに集まって来る「昼食会」の主婦の方がけっこう楽しみに
聴いて下さるのがわかるので、緊張しながらも、一生懸命練習して、
演奏していますだ。


というわけで、ご縁のある方たちの、叙勲、とても嬉しく思いました。


おしまい









楽譜に隠されたヒントが、たくさん見つけられました。

2012-11-03 | ただいま勉強中
今日は、行きたいところが三カ所くらいあったのですが、

轟千尋先生の、ソナチネ、ソナタのアナリーゼ講座に行きました。
轟先生のプライベートなお勉強会から始まって、かれこれ4年くらい?

それまでも、楽譜から得る情報や、作曲家のメッセージは大切にしよう、とは
思いながら、弾いたり、教えたりしていましたが、生の作曲家からのメッセージは
もっと具体的に、熱く、わかりやすく、伝わってきました。


初めのころは、

学生時代に講義を聴いたきり ほぼ放置していた和声、和音の種類だとか、
なんとかかんとか?ですけど、
3年かかりくらいで、
忘れないように消化できるようになった?かな?


先生の地元だからこそ、聴くことの出来た内容の密度濃い講座。
ほんとうに素敵な時間をたくさん過ごせました。

自分でピアノを弾いているだけ、よりも、生徒のみんなに教えたからこそ、
発見できた、楽譜に隠された宝物もいっぱいあるかな。

それが、面白いから、ついレッスンも 楽譜の隅や、ポッケから、
「いろんなヒント」「いろんな発見」を 探すようになって、
しつこいレッスンになることもあります。が、それを面白がってくれる生徒も
増えて来たのが、とても嬉しいです。



今回の講座は、ソナチネの片手奏に、原曲のハーモニーを壊さずに
さらに、表情豊かな伴奏を即興で付けてあげましょう、というサブタイトルも
ありました。

その事も、教える側の教師が、詳しくわかりやすく楽譜のアナリーゼをした上での
行為なので、

「片手しか間に合わなかった子に先生の“即興伴奏”で助け船」出すのじゃなくて、
両手でほぼ仕上がった子に、さらに表現の助け船として、「片手パート練習の伴奏をつけてあげる」という感じかなあ、
と思いました。


来月も、楽しみ。


前回の、記事「CDと同じように弾ける」っていうのは、意図とちょっと違うタイトルだったので、
変えました。

レッスンする時に、最初にCDを聴かせたり、私がすっかり弾いてしまうことは
あえてしません。

お母様の中には
「ピアノって、先生が弾いてくれたものを、聴いて、おぼえる」と思っていらっしゃる方も
いてビックリした事があるのですが。

宿題に出すとき、「こんな感じの曲だよ」ていどに弾いてあげることは、勿論あります。
けれど、その印象のままに、弾いてほしくないって思います。
(子供って勘が良いから、一度聴いた雰囲気をそのまま再現しちゃう)

楽譜に書いてあるいろんな事(音の玉だけじゃなく、表情も、テンポも、見えない所に書かれている何かも)を
自分で見つけて(見つからないときは、助けてあげますよー)
そして、音にしてほしいと思います。

すごく難しくない曲だったら、その全部をクリアできるかな、と思ったので、CDと同じように
と、書いたのだけど、ちょっと言い方が違うかなあ、と思って書き直しちゃいました。


おしまい