坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

ムジカノーヴァ3月号

2012-02-22 | ムジカノーヴァ



もともと、文房具が好きだということもあり、ピアノの部屋には
各種ペンがあります。

色鉛筆、クーピーペンシル、
カラーのサインペンも、無印のものから、クリスマス会の景品の残りの
キラキラペンまで・・・

クーピーは、まごがお絵かきで使うっていうこともあるので、
バラで買い足した綺麗なピンクなんかもありますね。

もちろん、黒鉛筆も。



ムジカノーヴァ3月号に、ピアノのレッスン(それに自宅練習にも)での
効果的な色鉛筆の使い方の記事を載せていただきました。





ちなみに、私は、筆圧の弱い小さな子だと色鉛筆だと色が出しにくいなと、
思う事があるので、小さい子はクーピーペンシルです。
(全部芯の色鉛筆、普通の色鉛筆よりも柔らかい気がするので。
今はしていませんが、以前はレッスンを始める小さい子には、
全員にそれぞれ数本のクーピーを持たせていたこともあります)







和音の種類や、同じフレーズ探し、などを色分けしていると、
自然に生徒自身も、おうちで色分けしてきたり。

色鉛筆使っているうちにエスカレートして、さし絵まで描いちゃったり。
いろいろ。


私は、よほど特別に細かくアナリーゼする必要のある生徒以外は、
楽譜に直接色も塗らせます。



何も書き込みのない綺麗な本(楽譜


と、


書き込みだらけのコピーの二通りあると言うのが、紛らわしくて、好きじゃないからです。


楽譜は、書き込みがいっぱいあって、ボロボロなのが、
「よーく練習した。よーく弾いた」って感じがして好きなんです(自己満足ですけど)



というわけで、
生徒個人にもよりますけど、うちの生徒たちの楽譜は、けっこうすごいです。

曲のイメージに関係したようなシールもたくさん貼ってあり、
イメージを膨らませているうちに、どうしても書きたくなってしまったイラストも
あちこちにあるし。



ところで、最近は、書いて、乾いたら、こするだけで消えるペンも
流行っています。





私は週変わりで、色を変えて、注意事項を書き込んでみて、次の週に出来ていたら、
注意書きを消す!という風に使っているのですが、

案外、いつまでたっても直せない生徒も多くいたりして。。。

何色も毎週変えて使われたり
「消せるペン」という機能を果たしてませーん





ムジカ3月号には、五線の「おとのかいだん」も掲載していただいています。


なぜ、ソナチネ?轟千尋先生の講座から

2012-02-18 | ただいま勉強中
金曜日は、合唱の練習をお休みして、轟先生
ソナチネのアナリーゼの講座に行きました。


轟先生に、ざっくりわかりやすい和声や、楽曲のアナリーゼを教えていただくようになって、
3年目。

聞いては、忘れ・・・

あ、そういえば、大昔に大学や、それ以上の大昔受験のためにちょっと通った
音楽教室で聞いたかも?と、

思い出しては、忘れ・・・

おばあさんの勉強は、大変



でも、ようやく、前の資料と首っ引きにならなくても
話が理解出来るようになりました。
(遅いわ・・・)


今回は、みんながレッスンで必ず弾く有名なソナチネを
解剖していきます。


まず、最初におっしゃったことが、一番印象に残りました。


「なぜ、ソナチネって、必ず弾くのでしょう?
その理由、意味をまず先生方自身で、考えて書き出してみましょう」


うん、必ずやるモノだから?何の意味も見いださずに
弾かせている?

そんなんでは、いけませんね。


小さなソナタ形式で、曲の組立がわかりやすくて・・・


同じくソナタ形式で書かれているオーケストラのシンフォニーなどと
共通することがいっぱいある・・・

だから、ソナチネを弾きながら、オーケストレーションもしやすいし
(ソナチネの曲をオーケストラの楽器の音でイメージすることも・・・
できる)

そして、基本的和声の多いわかりやすい進み方

だから、メロディの起承転結がわかりやすいので、
表現もしやすい  


古典的なソナチネは、比較的「メロディ+伴奏」の形で書かれている部分が多い


だから、左右のバランスの勉強にもなるし・・・



そんな事を考えながら、お話を聞いてきました。


そして、上↑で考えたような事を理論的に裏付けて話してくださいました。


こうやって、轟先生の講座を受講してからは、


曲の組立=表現の必然  (だから、こういう気持ちで弾きたくなる)

というような事などなどを、再確認しながら、ピアノを教えたり

自分がピアノを演奏したり、するようになりました。


だから、最近は、ややもすると、自分の中ではマンネリ化しそうになっていた

「ソナチネやブルグミュラー」を教える事、が、すごく楽しいです。

でね・・・

私が、楽しんで教えてるって言うことが生徒に伝わってるなーと
思う瞬間がけっこういっぱいあるのです。

これって、幸せです。

しきさい

2012-02-18 | 日々
最近のお気に入り




編集者さんに教えてもらった

「しきさい」という名のリングカード






大きな色見本帳です。


小さな子供が手に取って遊ぶために作られたものなので、
角のない「お豆型」

厚くしっかりした光沢のあるカードです。
カードそのものが20センチ弱、けっこう大きいですが、






色のイメージに合った小さなイラストと、裏には、色の名前と説明が。

色の名前が、とても素敵

以前もこういう本は見た事あったけど、
これは、一枚一枚、手に取って、
カードを繰っているだけで、楽しいです。


毎日、寒くて寒くて、身体も脳みそも凍えているから、
今は、ピンクやオレンジ、暖色系な気分かな。



ところで、このリングカードのシリーズ
前々から持ってます。
まごが遊ぶかと思って、生協で買いました。


まごがある時期、国旗を見て、名前を言うことに一生懸命でした。


それで、この国旗カードを買ったのですが。





国旗って、四角や三角ですよね。


このカードは、お豆型。。。。


違和感があるのか、これは、当時2歳くらい?だったかなの、まごには、あまりうけませんでした。

国旗とは認識しにくかったみたい。

(今は、豆型をしている国旗の図柄なんだ、と思って見てるわけですけど)








市販のドリル

2012-02-15 | レッスン室から
「ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌」ムジカノーヴァに
待ち時間で出来る簡単なドリルを掲載させていただいていますが、
私がドリルを自作するときに気をつけていること、


それは、
だまって、ぽんと机においてあったら、生徒が1人でできるもの。

ヒネリの利いたとんちクイズも楽しいので、
時間があるときや、怪我や病気で練習があまり出来ていない時に
一緒に考えながら、やることもあります。


でも、基本的には、いちいちやり方を説明しなくても
1人でできるもの。


市販のドリルも、小学中学年くらいまでは、常に一冊持っています。
レッスン室に置きっぱなしにしてもらってます。
ムジカノーヴァの巻末ドリルは毎月多量にコピーして、
一枚ずつやってます。たくさんためたら、おやつがもらえるんだよ。



市販のドリルって、もったいなあーい、と思う時があります。

広々としたスペースに大きな音符

中には、オールカラーで、可愛いイラスト。。。の物は、値段も高い。


ドリル好きの子なんかは、アットいう間に1冊終えてしまいます。

そこで、私は、時々、問題を付け足して、3倍くらいに使ってますよ。



これは、音符の位置を「第1間」とか、「第3線」とか答えるやつ。

ト音記号やヘ音記号を書き足して、階名も書いてもらいました。




ココには、「2せん」「4かん」としか書いてないけれど、いちいち全部に「第」を書くと
時間かかるから、最初と最後だけで、あとは省略~~

「ほんとうは、「第」を付けないと中学のテストでは×だよ」と言っておきますが。








これは、↓「ファはどれですか?」だけの問題。

簡単ですね~

でも、こういう簡単な事のくり返し(苦痛でない簡単なドリルのくり返し)って
大事だと思います。

それにしても、1ページ使って、これだけでは、紙のムダ。

というわけで、やはり階名を言わせました。(書くほどの時間がなかったため)
少し大きな生徒だったら、音名(イロハや、ABC)も言わせても良いし。

それで、ちゃんと言えたので、◎が書いてあるわけ。






こちら↓は、線や間に「4分音符で、書きましょう」という問題ですが、
子供にとって、音符の○を黒く塗る作業って、あんがい時間がかかります。

ですから、1段目は  4分音符
     2段目は  2分音符
     3段目は  全音符   と書き分けました。

音符の名前も、覚えられたかなあ~?








こんな風にドリルも再利用しています。

ドリルのエコ???