坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

なんでも早けりゃ良いってわけじゃない

2016-12-23 | 伝えたいこと



ひとそれぞれ ピアノの曲を1つ練習するにも 個性があらわれます。

ゆっくりゆっくり 弾けるようになる子

さっさっと さほど非の打ちどころもなく弾いてきてしまう子

新しい曲をどんどん練習して ○マルを早くもらって 進度の早い子の方が

「優秀・ゆうしゅう」なように思われます、それは間違ってはいない?かとも
思うけれど、

果たして そうかな?


先日も ピアノの先生仲間の友達と話をして

「譜読みの早い 進度の早い子は あまりこまごま説明したり 補足しないで
次の曲に入ってしまうので のちのち 思わぬオチが見つかったり。

曲が長くなったり 難しくなって 今までのように どんどん進めなくなった時に
急にやる気がなくなってしまうおそれが・・・」


と言うような話になりました。




私は 基本的に 「どんなに上手に 間違えずに弾いていても 一週間でマルはつけないよ。」と言うルールで

レッスンしています。

「1回しか遊ばなかった子より 何回も遊んだ子の方が
その子の事を良くわかるようになるし、仲良しにもなれる」からです。

(譜読みの練習のために 簡単な曲を次から次へと弾かせることもあります。
そういう時は 多少きずだらけでも とっとと先に~です)


でも、1、2週で ささっと小器用に弾いてマルになった場合より

少し日にちをかけて弾いていた場合の方が その曲を練習する意図 弾く事の意図が定着するように
思います。
(「いい加減に マルになるように練習しておいで~~!」と言われてたような曲は
マルになったあとも、いつまでも暗譜で弾いていたりしてます。



だからと言って おうちでちっとも練習しないで いつまでも同じ曲をやってる事
を推奨しているわけではありませんけれど!!



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普段、グランドピアノで練習しているから アップライトだと物足りなく思いますけれど
↓こんなアップライトだったら 素敵だな~~









チームワーク

2016-12-16 | お知らせ


↑毎年 恒例 山手西洋館の クリスマス~ブラジル




この前の日曜日、地元のケアプラザのクリスマスコンサートに行き

小中学生生徒9人と 妹ちゃんひとり お母様がた3人で

トーンチャイム演奏をさせていただきました。



ピアノの発表会の時も 必ずチャイムのアンサンブルを演奏していますが

私の中で

《ピアノ教室の ピアノの発表会 ピアノを弾く事をちゃんと指導するのが
一番でしょ》 というこだわりがあるので チャイムはちょっとしたお楽しみ・・・
という位置づけでしかありません。

でも昔々 友人たちと ボランティア活動のために 買い集めたトーンチャイムを
端に発した 恐ろしいほどの数のチャイム。。。。(手元にあるのは ほとんど私の私物)


この素敵な音をもっと活用できないか、もっと色々な人に聴いてほしいな~と
思っていたので、今年は良い機会に恵まれ 生徒ちゃんやお母様方の協力にも
恵まれて 無事に演奏することができました。

発表会でも 歌って 振った *ビリーヴ(たとえば 君が きずついて・・・)

*We wish you A Merry Christmas

*たきび 

の3曲です。


発表会が終って 私が オバケ顔病になったりしたのもあり

レッスンの最後に10分くらい個々に練習したのが 多い人で3回
少ない子は1回

前日の土曜日に 全員集まっていただき 3,40分練習して
かなり完成ww

でも、「1、2、3!」や「ドレミ」で歌いながらでないとなかなか進めませんでした。

当日は チャイムの音色を邪魔しないようにと、グロッケンと トライアングルで

小さく「号令?」をかけようと思いましたが

当日の ホールのリハーサル1回

待ち時間の控室で 遠足気分で1,2回 練習するうちにどんどん上手になって
本番はトライアングルの「号令(笑」全く無しで 上手にできました。

子供たちも お母様方もすばらしい。

練習時間も 演奏時間も 短いプチ本番の経験でしたが

その時間を過ごした事がなかなか楽しかったです。

ケアプラザに聴きにきてくださる方は ほとんどがシニアの方たち

知っている歌などは 自然に一緒に口ずさんでくださいます。

それがわかっていたので 今回は(小学生は ほとんど!知らなかった)「たきび」の曲は
一緒に歌っていただきました。
何の違和感もなく チャイムと歌のアンサンブルになった事はみんなの心にも残ったでしょう。


今回はスケジュールが合わなくて 参加できなかった小中学生もたくさんいたので
また機会があったら みんなの負担にならない程度にこのような形での音楽の関わりも
考えたいなと思いました。



↓ ブラジルの 陽気なクリスマス飾り




 

















目で追って 先を見る

2016-12-03 | レッスン室から

数人の小中学生と トーンチャイムの練習をしています。

希望者だけで 近所のケア施設で クリスマスコンサートに
チャイムを演奏させていただくための練習です。





音符に書いたチャイムの楽譜  や  歌詞にマークをしたチャイムの楽譜(楽譜とは言えないかな?)

で練習してるのですが、私が思うより ずっとスムーズに演奏できて 感動します。


いわゆる 

初見がきく 

音楽のながれを 苦なく感じて

楽譜や練習プリントを目で追っていかれるようなテクニックが知らず知らず身についているからです。


ピアノのレッスンで 何年も何年もかけて積み重ねてきたことが

現れているからです。


楽譜の流れを 目で追う 

そして一歩先を見ていく  という作業は

実生活でも 多く使う場面がありますよ


車の運転が 良い例です

自分の運転している車の その地面だけ見ていたらタイヘン!

いつも何メートルも先の道路や 周辺を注意してみながら
運転する事が 必要なわけ ですね


お料理しているときだって

お鍋に水を入れて 火をつけて

ダシを入れて

野菜 を切って入れて

火の通り具合を見ながら 

お豆腐入れたり

煮えすぎないうちに お味噌入れたり

火を消したり

美味しいお料理を作りには 手順と流れが 大切


楽譜を読んで 音楽の流れに乗って

自分の楽器を 奏でる

全部 流れて つながっています

先をみる 先を読むことが 大切