坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

デコ爪切り

2012-09-21 | ムジカノーヴァ




「ピアノを教える人、学ぶ人のための」ムジカノーヴァは、今月で通巻500号に
なりました。

その500号のカラーページにお邪魔させてもらっていますので、
ちょっと紹介。


ピアノ弾きの必需品=爪切り

生徒たちに、お誕生日プレゼントにあげたりするのですが、
機能的な無愛想なもの、か、(可愛いものと言ったら)サンリオのキャラクターや
スヌーピーの爪切りくらいしかありません。

そこで、編集部さんと相談して、キラキラ素敵なデコ爪切りを
教えていただきに行ってきました。


8月の暑い日

原宿は竹下通りちかくのアトリエに行きました。

デコアーティスト 藤井愛弓先生
元々ネイルアートをお仕事にされていたのが、今は主にデコアーティストと
してご活躍の若くて素敵な先生。

デコアート、と言うと、もともとキラキラ派手なものですから、
中には「おみず系」みたいな品のよくないものもございます。。。。

でも、藤井先生は、とても洗練された素敵な感性の持ち主


↓仕上げをしてくださる指先に注目

私たち、ピアノ弾きさんには、縁遠い長い爪にすってきなネイルアート









下の爪切り、一つは本誌にも載っていますが、私が教えていただきながら
作ったもの

上の白いものは、藤井先生が造られた手の混んだもの。
素敵でしょ。










ここから下は、私が取材の帰りに早速買い込んだパーツや小さなスワロフスキーを
敷き詰めて作ったもの


小さな生徒には、スイーツもいいかなと、これは、生徒がよく話していた
サン宝石というアクセサリーショップの通販で買いました。


丸い爪切りはデコ用のものなのですが、

私は爪切りとしての性能も考慮したいなあ、と思い

貝印で、デコり安そうなプレーンなものを購入

切れ味はやはり貝印かなあ。



ところが、Lサイズは(藤井先生のデコった白い爪切り)~白しかなく・・・

子供の爪にジャストサイズの Mサイズは濃いピンクしかありません。


濃いピンクは、インパクトが強いから、1ポイントデコでもいいかも。

一番奥の作品ははっきり言って 失敗!です。

濃いピンクに似合わない白いストーンを並べてしまいました、しかも並べ方が変












作り出すとキリがなく、スイーツ素材  は、皆に好評でした。







接着材は、マゴの粘土板で 作業


生徒のみんな~~~順番に作ってあげるので、待っていてね~~~



楽譜大臣

2012-09-06 | レッスン室から
小学高学年から、中高生になるとピアノとのつきあい方の個性が
1人1人とても変わってきます。


それぞれの生徒は、(きっと)みんなピアノが好き、レッスン室に来るのが好き、
で、レッスンを続けているのですが。

特に「好きな曲」「弾きたい曲」「良く聴いてる歌」というものもなく、


「次に弾いてみたい曲ってある?」


「う~~ん、わからない・・・」


という子。

こういう子って、あんがいコンスタントに与えられた曲の練習は
してきます。


でも、

中には、レッスン室に入るやいなや、座り込んで、並んでいる楽譜を
アレコレ引っぱり出し、弾いてみる。。。

最初の数小節は両手で弾いているんだけど、難しいから、
そのうちに右手だけ。。。

なんて、感じで、

15分くらいは、楽譜あさり、をしている子がいます。

そういう子は、わりあい(例外もあるけれど)練習にはずごくムラがあるんですけど、
ほんとうに楽しんでピアノとつきあってるって感じがします。


昨日も中学生が、ボーカロイドや、ラジオ体操!の楽譜をひっくり返して、
弾いてみて、借りて行きました。


「先生、こういう楽譜ってどこで、買うんですか?」

「横浜のヤマハか、ららぽーとの楽器店だよ。最近は、楽譜を実際に見える事のできる
店が少ないのよねーー。
ヤマハは遠いし、ららぽーとは、中学生だと、忙しいから日曜日におうちの
人と一緒に行くことも少ないよねーー」

そうなんです。
こういう子にとっては、実際に楽譜を「立ち見」するところがないんです。

だから、私は、また

あーあ、楽譜買っちゃった~~~な日々。

先生のうちに「楽譜あさりにおいで」です。

だから、大きい子、こういう子には、1時間のレッスンタイムが無駄ではなく必要なんですね。



9月になって

2012-09-04 | レッスン室から
先週のあまりの残暑にすっかり体調がおかしくなり、
やる気が失せていましたが、涼しくなるとともに、
コオロギや、スイッチョと同じに元気になりました。


時々、昔の生徒がココを見てくれたり、

音楽やピアノの事で、私に聞きたいことがあるから教えてください、と
レッスン室にやってきてくれることがあります。

そんなとき、部屋を見回したり、置いてある道具や楽譜を見て


「へ~~、今はこんな楽譜も使ってるんですね!」と言うこともあれば、

「まだ、コレコレ、、、をやってるんだ~~。懐かしい~~」と言うこともあります。








その月々に、既に「○」をもらっている曲を、一曲選び、
おうちの練習でも、レッスンの時も
必ず一回は弾いて、
月の最後の週には、暗譜で弾く、という

「その月のテーマソング」という制度?は、だいぶ前から続けています。








小さい子は、弾きながら、すぐに暗譜しちゃうのですが
(これが、かえって困ることもあるのですけれど)








少し大きい子達は、楽譜を読むことを大切にしているがゆえか、

逆に暗譜が苦手になってしまったり、




どの曲も暗譜して「○」という私の子供の頃のハードルでは、
ちょっとクリアできない「お忙しいちゃん」も、いるので、

一ヶ月に一曲・過去の曲を弾き続けて、仕上げる、と言うやり方を
あんがい気にいっています。







こういう事は、本当はあまり良くないのだけど、

「もうだいぶ長く弾いていたので、ここいらで、○にするから、
あとは、ちょっと休んで、来月か、再来月にテーマソングにして、
暗譜しようね」


というやり方で、「いっつまでも、おんなじ曲を弾かされてる感」から、少しだけ
開放される子もいます。










律儀に、一度テーマソングに選んだ曲は、再度選ばない子もいるし







同じ曲を二ヶ月続けて、テーマにしては、ダメ、という暗黙の規則は作ってますが、

何回も同じ曲を「リニューアル」?「セルフカヴァー」?する子もいますよ。

それも、また良しですよ。

永く(長く)持っていた曲(練習していた)は、身に付くからです。
一週で、「○」をもらった曲って、再び弾かせると、全然ナッてない!事が多いです。

今月の「テーマソング」の話、と生徒たちの選んだ曲の一部でした~~~













私の マラソン(レッスンの合間に、生徒に弾いてあげたものを、カウントしています)


№257  ディアベリのト長調のソナチネ Op.151-1 第1楽章

№258  夕ぐれの海  グレンダ・オースチン~クラッシージャズポケットから

№259  クレメンティのソナチネ Op.36-1 第1楽章

№260  シンコペーテッドクロック  轟千尋編:きらきらピアノ・ポピュラーメロディーズから

№261  ピアノの練習ABC 2番  ル・クーペ

№262  1925  T-POCKET feat初音ミク

№263  ゆうがたクインテットのテーマ  宮川彬良