坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

廃品~

2015-05-27 | レッスン室から
以前にも何回か書いていますが、

小学生中心をに「その月のテーマ曲」を決めています。

既に合格になった曲から1曲選び、
アニメのテーマソング、のように レッスンの時や、家での練習の時、
そのたびにテーマソングを一回ずつ弾いておこう、という取りくみ。

月末には暗譜で弾いて「ホントの合格」です。


「来月のテーマは、何にしようか!?」と曲を探していたけれど
手持ちの楽譜には ピンとくる曲がなかった生徒。。

「今の本の前に使っていたアノ本の中から選べば??」

「うーーーん。。。もうないと思う。お母さんが廃品に出したと思う。。」

あれれ・・・だいぶ前にあがった楽譜なら まだしも、
つい2,3か月前に上がったばかりの楽譜なんだけどなあ。。

それに、この生徒は、もう高学年の子・・・
長年のお付き合いで、お母さんも私のやり方、スタイル、わかってくださっていると思うのに。
ちょっと残念。



まあ  でも

私も 息子たちの使った学校の教科書を丁寧に しまって取っておく、ような
事はしなかったのでーー偉そうなことは言えませんですね。




     

2015-05-21 | レッスン室から
 
時々、、かなり頻繁に


生徒に向かって  「あし!」と 言ってしまいます。

「足は 3本目の手、だよ。ピアノを弾くのにとても大事!」とも。


バーナムなどなどを弾いていて  両腕がクロスするとき

右手でうんと低音を弾いたり  左手でうんと高音を弾いたり

そんな時、 なんか「 音が不安定だなあ~?」と足元を見ると

とんでもないところに足が。。。

足台を 置いているので わざわざ よけていたり(笑

椅子の下で組んでいたり・・


バスケットでシュートを打つときでも  野球で 遠くにかっ飛ばすときでも 

「地面に足をちゃんと着けてないと うまくいかないのでは?」と。

一歩足打法とか 飛び上がってシュートするとか は

一流の人がやるとして  

基本は 足は地面にちゃんと着ける

こういう点は なかなか本人は癖になってしまって直しにくいので

おうちの人にときどき見ていただきたいところです。


実際に ちょっと小さい人たちのおかあさまたちには お願いします。



ところで


先日、最後のレッスンが終って 玄関に出たら

玄関のタタキに 黒い塊が・・・・

小学生女子の靴下の片一方でした

いったいだあれ?



人のつながり、人柄のつながり

2015-05-19 | ピアノの話


昨日は、コンサートのハシゴをしました。

昼下がりは 生徒OGが参加している大学オケの定演を聴くため
みなとみらい大ホールに。

オーボエでソロパートもしっかり受け持って、立派に演奏していました。

大学に入って、ピアノのレッスンには来ることは できなくなってしまったけれど
こうして、なんらかの形で 音楽に関わっているという共通の思いを
持てるということはピアノの先生としてとても嬉しいことです。


オーケストラやバンドをやっている子

保育関係の大学に入って 子供のころのレッスンを活かしている子

おうちで一人で 「いろいろなポピュラーを弾いては、Youtubeに投稿しているんですよ」
という話お母さんをから聞くこともあります。


そして  大学生の若々しい音のシャワーを浴びたあとは・・・



by MIRU Photobook http://bit.ly/mirupho




青山に移動しました。


 私の師匠が 華道家の方のサロンを
借りて ソロコンサートをなさるので、聴きに行きました。


110年前に作られたNYスタインウェイの音色を聴くコンサートでした。

今までに 何回もいろいろな NYスタインウェイ ハンブルグ・スタインウェイを聴きましたが
そのどれとも違う音でした。

1曲目に聴いた モーツァルトのソナタは 私には 優しい おばあさまのような音色に
聴こえました。(たとえが変ですが・・・)


超有名華道家の方の 超ゴージャスな濃いピンクのサロンで

気持ちは ふんわり淡いピンクに満たされて帰ってきました。


華道家さんと師匠は不思議なご縁で お知り合いになったとの事ですが、
お二人の 人柄があってこそ、この素敵な コンサートが実現したのだな、と
思いました。


どんなに有名人でも どんなにピアノの腕前が素晴らしくても
つながらない縁もいっぱいあります。

どんなに ピアノを教えるのが うまくても
どんなに 優秀な生徒でも 続かない縁もあります。

結局は 人柄 ではないかな、と思ったりした日曜日でした。

 





Greeeen

2015-05-17 | 日々

昨日、合唱の練習のあと車でちょっと回り道を
して 園芸店と農協が一緒になっている店に寄りました。

そこに 横浜のそら豆があったので、ちょっと高かったけど
買ってきて、今日茹でました。
ちょっぴりしかなかったですけどね。


今日は、午後から 何もない、だれもこない土曜日だったので、
ずっと放置していたパンジーやビオラを抜き、夏の花をちょっと植え替え

パンジー類はまだ花が咲いていてもったいない部分は コップにミントと一緒に
活けました。
2,3日は楽しめるかな。


それで、さっきのそら豆ゆでて

お嫁さんの千葉のお父さんが作ったさやえんどうと冷凍庫にあったがんもどきを煮て

新じゃが 蕪 わかめ ほとんど生の新たまねぎ を 入れた味噌汁

野菜がいっぱいあったら おじいさんとおばあさんは しあわせ






事前指導と事後指導

2015-05-15 | レッスン室から
地元の中学3年生は 修学旅行中 

2年生の時から、 下調べをして しおりを作り 3年になって 新しいクラスの友達と
行動する

学校行事は 事前指導をたくさんします。


発表会が終わったあとの 一週間

小学生だけはレッスンをしています。
事後指導です。


中高生は、↑の修学旅行、 高校生は定期テスト
新入生は 部活の本格化 などなどあるので
来週からレッスン再開です。


発表会のあと、間髪入れずレッスンをするのって、
とても効果的で気に入ってます。


発表会で 盛り上がった気持ちになっているから、 

特に宿題は出していなくても 先の曲まで見てきたり

「これからもピアノをがんばるぞ!」の気持ちがあふれてました。


実際には、発表会の曲をもう一度丁寧に弾きなおして 「あがり」に
するレッスンです。



今年は いませんでしたが、早めに傷の手当をしてあげた方が良い子が
いることもあります。

暗譜をすっかり忘れて 私が 楽譜を持ってステージに行くようなことに
なったりした場合です。

私はあまり言葉で 慰めるのは得意じゃありませんが

「そういう事があるから、また明日からがんばろう、という気持ちに
なるんだよ。満点を取ってしまったらそこからは、成長できないよ」

というような事を話して、あとはくどくどは無し。



今週は 直接に間接に

ものすごくやる気スイッチを感知しましたよ。

来週も楽しみです。






発表会

2015-05-11 | ピアノの話




土曜日は、教室の発表会でした。

母の日イヴだったので、いつもお願いしているカニーさんに 母の日イヴをテーマに
イラストを書いていただき、生徒には お母さんの「ここがすき!」というメッセージを
書いてもらいました。

中高生にそのことを言うと

「えっ~~、お母さんの好きなところなんてないよー」と言いながらも

小学生よりずっと熱心にメッセージを書いてくれました。


発表会そのものは、私ひとりバタバタで 

生徒たちは、しっかり 素敵


あまり友人にも お知らせもせず

とっとと、進めたら、予定よりだいぶ早く終わりました。




たくさんのスタッフと 生徒OGに助けられ

無事終了~~


発表会の前 練習の段階では、 発表会に あまり気乗りしない風だった小さい生徒が

発表会が進むにつれ

ステージ袖で


「わたし はっぴょうかい  すっごく 楽しくなってきた!」と
意気込んでいたのが 可愛くて 嬉しかったです。







母の日 前日で 花屋さんにことごとく断られ  思うようなステージ花が用意できず、
かろうじて、 ネットで見つけた市内のお花屋さんで
カーネーションのミニ花束を調達しましたが

バスケットに 盛り込むのに、 友達たちに 苦労をかけてしまいました。




夜は お決まりのコレ 
























小さなピアニストと 大きなピアノ

2015-05-05 | ピアノの話


先週 二日間 ホールを借りて、発表会のリハーサルをしました。

発表会に出演するほとんど全員が 参加してくれたので 
二日間借りても、一人に20分くらいしか
割り当ててあげられませんでしたが、、


「これ経験をしてから子供の様子がかわりました!」
(もちろん、良い方に)

という報告や

「あまりにピアノの音がきれいで、うっとりしていたら間違えてしまった!」と
言ってました~

というような報告をいただきました。


私と同じように 古びて 狭い わたしのうちのレッスン室

望みは 持っていても ひとそれぞれ自分の与えられた場所で
やらなければいけないこともたくさんあります。

そんなうちのレッスン室を選んで 音の階段を 上って
ピアノを弾きにくる生徒たち

発表会のたびにできるだけ良い大きなホールで

大きなピアノを弾かせてあげたいと 思っています。

(「近所のホールでいい」ってお母さんが言ってた、、って
言われちゃうこともあるんですけどね)


下に記載したのは、発表会のプログラムの あいさつ文です。













私自身が5月生まれということもあるのか、新緑のこの季節が
一年で一番好きな時です。

  前の発表会から、1年と10か月の間が空いてしまいましたが、
大好きな5月に生徒のみなさんの発表の場を持つことができました。
  
  今日までの準備期間に 私の家のピアノでレッスンを
受けるだけでなく、よそのホールで大きな外国のピアノを弾いて
リハーサルもしました。

 初めてピアノの発表会に出る小さな子供たちが
初めて出会う特別に大きな黒いコンサートグランドピアノ。
 広いステージにたった一人でこの大きなピアノを
弾きます。

心細くて ドキドキする瞬間です。
 皆さんの人生の中で こんな特別な瞬間はそうたくさんはないでしょう。
この特別な瞬間を持つことが、ひとを素敵にするのではないかな、、、
なんて思います。

だから  これからも色々な場所で、たくさんの大きなピアノに
出会えるようお手伝いをするつもりです。

明日は 母の日です。
私はみんなのピアノのお母さん(正しくはおばあちゃん)
生徒の皆さんが 自分のお母さんに寄せたメッセージとともに
最後まで演奏をお楽しみください。