W A K I の気ままなトンボの目

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八幡市の名所 「松花堂吉井勇の文学碑」

2007年10月27日 | 歴史
 八幡市ゆかりの人物、歌人で劇作家でもある吉井勇(1886-1960)の文学碑が松花堂庭園を入ったところにある。戦後僅かに3年しか在住していなかったがこの地で数々の作品を残した。彼は昭乗が住んでいた地にいることを詠んで和歌に残した。そして京都をこよなく愛し数々の歌を残している。そして松花堂を詠んだ歌も数々。女郎花塚は松花堂の中にあり謡曲でも謡われている。

昭乗といへる隠者の住みし蘆 近くにあるをうれしみて寝る
松花堂好みの露地幾うねり 郁子の雨にも濡れにけるかも
女郎花塚のあたり雲雀鳴き 夕日のなかを雲水の来る
聴くほどに心かそけし松花堂 すむしあたりの松風の音

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4 コメント

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女郎花にまつわる事! (KUSA)
2007-10-27 09:31:41
松花堂にある女郎花塚、謡曲では女郎花と云う題の曲がありますが、ヲミナメシと発音します。この謡曲は九州松浦潟から都(京都)に出てくる坊さんが、石清水八幡宮に詣でるときに、この地の男山の裾野に生える女郎花(おみなえし)の花の精と恋心の戯れを描いた物語ですが、小生、訳20年前にこの謡曲を習ったことを思い出し懐かしく感じています。

   
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不足の補完!! (KUSA)
2007-10-27 18:01:58
謡曲、女郎花のことを一寸触れましたが、その初めのくだり を紹介しておきます。 
 これハ九州松浦潟より出でたる 僧にてそうろう 我いまだ 都を見ずそうろうほどに この秋 思ひ立ち都に 上がり(のぼり)そうろう        と云うワキ(旅僧)の言上から始まります。
 機会が有りましたら謡曲の話でもしたいとおもいます。 
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補完の続き!! (KUSA)
2007-10-27 19:50:53
しつこいようですが、もう少し続けさせてもらいます。
 謡曲では、シテ、ワキ、ワキツレ、子方、の役柄があり、謡には、強吟、弱吟があって、それぞれ、うたい方が異なります。
 女郎花の曲では、ワキは旅僧、シテは女郎花でこの二人のやり取りが絶妙でなんとも言えない雰囲気をかもしだしている物語です。
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乞うご期待 (waki)
2007-10-28 09:45:47
KUSAさんは謡曲に造詣が深いことは前から存じていましたが、折を見て松花堂の女塚を取り上げて見たいとおもいます。乞うご期待。
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