もう朝夕は長袖でないと寒いくらい、ついこの間までの熱帯夜が嘘のよう。秋の草花も水を得た魚のように生き生きしている。この香里の町のあちこちの空き地にはヌスビトハギが我が世とばかり可憐な花を咲かせている観賞用ではないがなかなか美しい、でも名前が示すようにこの花がはびこると厄介だ、というのもこの実がひっつき虫となってズボンや服に付くので大変なことになってしまう。WAKIは以前淀川河川敷の草むらに入って出てきたら木綿のパンツに無数の実が引っ付いて往生した、ステテコ姿になって小1時間かかって取ったが以来この時期は草むらには用心している。名前のヌスビトハギはれっきとした名前でマメ科ヌスビトハギ属というのが正式だそうだ。
このあいだ久しぶりに高槻に行ったら、松坂屋の横で珍しいものを見た、ポン菓子の機械を積んだ珍しい移動販売車だ、昔はこの機械をリヤカーに積んで町へ来てはお客さんを集めて各戸からお米やトウモロコシを集めては機械に入れて加熱し、10分もすれば圧力計の針が上昇し、頃合いを見計らっておじさんが釜のフックを外すとドカンと耳をつんざく音がして一瞬に元の何十倍にも膨れ上がったポン菓子が出来上がる。このスリルが面白くって耳を押さえながら飽かずに眺めたものだ、またこのポン菓子は頬張ると口の中で小さくなっていくらでも食べることができた。今は縁日で見かけるか映画館で食べる格好のおやつのようだ。
あたらしいNHKの朝の連続テレビ小説てっぱんがはじまった。忙しい朝のひとときだがBSや地デジで何回も放映されるので、比較的見やすい、さきのゲゲゲの女房の平均聴視率は関西地区で15.9パーセント関東地区で18.6と好記録だっただけにてっぱんも好記録が期待される、尾道と大阪が舞台で身近な庶民のたべものがテーマだけにまた愉しみに観ようと思っている、それにしてもまたゆっくりと行ってみたい美しい尾道の景色がふんだんに出れば良いのにと期待しているWAKIでした。
9月は横浜に住む孫の誕生日、何か所望のものはと尋ねたら、野球道具を入れるバッグをと遠慮がちにFAXを寄こしてきた、国道筋のスポーツ用品店行ったら有名ブランドのものが棚にうず高く積んである。指名の品はさすがに目ざとくNew Modelだ、さすがに孫には弱い二人、この前帰省のときの約束の丁度ベランダに実ったメロン、直径が12センチも、小振りだがいい香りがする。妹には図書券とかわいいハンカチ、それに中国産の松茸を入れてやった。
ときどき買い物にいく大型ショッピングセンターのゲームコーナー、思わず見とれてしまうほど素晴らしい出来栄えのオープンカーだ。WAKIの車より余程高いだろうと思う。ダッシュボードには大型薄型パネル臨場感も申しぶんないようで子供の人気をさらっている。ここでも液晶パネルが大活躍である。用途はますます拡がってゆく。
WAKIが水木しげるさんに興味を持ちはじめたのは2008年3月枚方市の平和の日記念行事の一環として行われた水木しげる巡回展示会「初年兵水木しげるが描いた島」を観てからだからもう2年半になる。それでNHK朝ドラの原案「ゲゲゲの女房」もいちはやく買って読み、毎朝楽しみにドラマを見て水木しげるさんの著作も読んだ。3月25日からはじまった朝ドラは好評でついに今朝はその最終回、これだけ視聴者を魅了したのは戦争で左手を失ったというハンディを持ちながら執念ともいえる努力で漫画を描き続けた水木しげるさんの努力と極貧ながらそれを支え続けたた女房布枝さんとの夫婦愛が共感を呼んだと思う。こんどはぜひ境港の水木ロードに行ってみたいと思ってる。
昨日の朝は家のごみ出しを手伝った、この黄色い車は枚方市のごみ収集車、生ごみは週に2回回収にきてくれる。ボデーは黄色だからすぐにわかる、そうして環境にやさしいハイブリッド車が導入されている。車のボデイには子供たちの思いが描かれている。そうして今日もまた17万所帯いる町の隅々まで回収にきてくれるのである。でもときどき積み残しのゴミが出る。これは分別が完全に行われていないとき警告書が張られて残されているのである、やはり決められたルールを守らないのが悪い。
これはいつも買物にいくクラフト・ショップの手帳やカレンダーの売り場、昨年も同じような記事を載せたが昨年は他の店であった、昨年見かけた日付は10月8日であった、年々前倒しされて店頭に並ぶような気がしてならない。このような情景があちこちの書店、大型店舗で見られるようになるのだがおびただしい量だ。WAKIは何十年と変わらない企業カレンダーをこのあいだ申し込んだが、居室の一番目につく所に飾っている、手帳は年中肌身離さず持ち歩いて重宝しているが最近は発句のメモ帖になってしまっている、そうでないとすぐに忘れて思いだせないからだ。
京阪電鉄が開業100周年を迎える今年、記念特別行事として枚方公園(ひらパー)で2005年以来5年ぶりに菊人形が復活する、過去毎年NHKの大河ドラマにちなんで題材をとってきたが今年はいま話題の「龍馬伝」会期は10月9日(土)から11月28日(日)まで今では菊を育てて人形に仕立て伝承する人も無くなったことで止む無く途切れていたが、京阪電鉄の肝いりで今年限りの開催となった。坂本龍馬がこよなく通った鳥料理の「鳥彌三」(とりやさん)の店のポスターも良い。ひらパーもきっと大勢のお客さんで賑わうことだろう。
きのうのトンボの目は天の川に架けられた橋のことを取り上げたが川の両岸の道路はずい道で結ばれた、横切るのはかなり幅があるのでトンネルの壁には交野市の中学校の生徒の作品が描かれた。歴史に培われたことを学んでカルタにしたのだろう、すごくユニークで交野の由緒の場所が描かれてつい行ってみたくなる。学生たちはこうして歴史を学ぶことによって郷土に愛着を持ち、成長していくことだろう見ていて微笑ましい。ずい道の方はこうして工夫でもしないとたちまち品の無い落書きで埋まってしまう。