W A K I の気ままなトンボの目

自分流の勝手な生き方ですが、何か気付いたことを書いてみます。
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KUSAさんが披露 「女塚恨み悲しみ女郎花(おみなえし)」

2007年10月30日 | 歴史
 松花堂庭園にある女塚にまつわる謡曲についていつも欠かさずコメントを下さるKUSAさんから以下の解説をいただきましたので特番を組みました。女塚は秋のオミナエシに囲まれていました。
 松花堂にある女郎花塚、謡曲では女郎花と云う題の曲がありますが、ヲミナメシと発音します。この謡曲は九州松浦潟から都(京都)に出てくる坊さんが、石清水八幡宮に詣でるときに、この地の男山の裾野に生える女郎花(おみなえし)の花の精と恋心の戯れを描いた物語ですが、小生、今から約20年前にこの謡曲を習ったことを思い出し懐かしく感じています。謡曲、女郎花のことを一寸触れましたが、その初めのくだりを紹介しておきます。これハ九州松浦潟より出でたる、僧にてそうろう、我いまだ都を見ずそうろうほどに、この秋思ひ立ち都に上がり(のぼり)そうろう。と云うワキ(旅僧)の言上から始まります。
 謡曲では、シテ、ワキ、ワキツレ、子方、の役柄があり、謡には、強吟、弱吟があって、それぞれ、うたい方が異なります。女郎花の曲では、ワキは旅僧、シテは女郎花でこの二人のやり取りが絶妙でなんとも言えない雰囲気をかもしだしている物語です。
コメント (4)
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