2016現代用語の基礎知識が届いた。奥付の発行年は2016年1月1日、いつものように年末の出版である。そして流行語ノミネートにフレネミーがあることが話題になるので、その用語を調べてみた。国連・国際社会のジャンル別、234ページに見える。またひとつ、世相語にブラックな日常のジャンル別、1084ページにある。ブラックな日常に、その説明は、フレンドとエネミーの合成語といわれ、友を装う敵、を意味する外来語、とだけある。そこであらためて、国際社会を理解するための項によると、同じく合成語の説明に続けて、アメリカの外交評論家が中国とロシアの関係を表現するのに用いることが多い、と見える。その解説には友人と同時に敵の両国の複雑な関係をフレネミーとしている。これは2015現代用語としての捉え方なのであろう。いわば政治に見ようとする。しかしこの用語をさらに検索すると造語の持つ意味内容が、モラハラのタイプとして分析されていて、海外では深刻な問題となっていることを紹介しているサイトがある。それによると、友達を装いながら敵のようにあなたを傷つける言動を日常的にしてくる人であり、自己愛性人格障害者に . . . 本文を読む
日本語文字論を考える。言語記号、言語記号の文字論、記号文字論、記号論としては、文字の論はコンピュータ文字変換の記号処理につながる実践理論であった。そこで、文字論を行うとは、文字の論として日本語の漢字、仮名文字を扱うものとして議論する。その仮名文字には日本語として扱う外国語である英字語がある。それは日本語であるのか、次のような例である。
http://headlines.yahoo.co.jp/h . . . 本文を読む
friend 友 と、enemy 敵とを組み合わせた混成語という。相反する語を組み合わせるのは、ことばから概念を作ろうとしているのか。すでに、>“frenemy”. OxfordDictionaries.com. 2012年11月6日閲覧、とある。友を装う敵、ライバルと同時に友である者となると、その意味するところは、2012年、ディズニー・チャンネルで『フレネミーズ』というテレビ映画が放送されたということだから、その設定にあるということだろう。その用い方は、雑誌に現れた若者同士の人間関係をさして、言うようでもある。それには類語があって、友を装う敵というニュアンスでのフレネミーのグループを指して、mean girls と言うこともある、とか、その他、diva、gossip girl、poison pal、とあって、思春期の心の揺れをとらえた様相である。ゴシップガールというので、それはテレビドラマのタイトルである。若者、女性、職場となると、そこでの取り上げ方に、少し違った意味内容も出てくる。フレネミーが微妙な、表層と真相の心理を表す用語だとみると、現代のネット社会に象徴される。
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