哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

横山大観記念館 訪問

2020-12-22 00:09:39 | ちょっとそこまで。
上野・不忍池のほとりに「横山大観記念館」があります。

明治から昭和にかけての日本画壇を率いた横山大観が不忍池のほとりに居を構え、多くの作品を輩出しました。

その住まいが庭園とともに史跡・名勝となり、いまでは記念館として開放されています。

   

美術館としてではなく「記念館」として、庭園とともに来訪者にこの居を見学するようなかたちです。

館内の説明によると、庭園の敷石の配置から庭木の配置、邸内の(創作の)部屋、間取り、照明といった小物までを事細かくこだわって作られているとのこと。

作品群の鑑賞というより、「横山大観」の作品だけでなく、作品を創作する環境・生活の一端までを全体的に鑑賞するような形のようです。

   

部屋には作品がごく自然に家の装飾みたいな形でさりげなく展示されており、雰囲気とともに味わうことができます。

また各部屋からみられる庭園の景色もまた見入ってしまいます。(季節ごとに工夫されているようです)

「美術館」というようにかしこまって鑑賞するのとは違い、巨匠の生活の一端としての鑑賞もまた面白いものだと思いました。
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上野御徒町アメ横 -2020年末-

2020-12-21 00:23:58 | この街から
年末・年の瀬の上野・御徒町・アメ横に・・・

鈴本演芸場での寄席興行、広小路亭での講談とかで近くて重宝している「富士そば」さんが“なんと”閉店に。

最後の入店・注文で「天ぷらうどん」を…かき揚げ天がよく揚がっていてうまかったなぁ。

  

この富士そばさんもそうだけど、御徒町・アメ横一帯で閉店・居抜きの店舗開閉店が目立っています。

年の瀬、暮れなのに(昼間だけど)人・人・人・・・前を見ていないと人にぶつかる光景しかないアメ横で、歩いていて地面が見えるなんて…

    

お店の人もヒマそうだし、いつのまにメインストリートは路上飲食・雑貨品・・・なんて店ばかりになって魚貝・海産・乾物・問屋の街からどんどん変貌しています。

アメ横ならではの景気の良さ・威勢の良さ・活気・人と人のやり取りが薄れつつあるのが現状。

     

これでは「アメ横だから・・・」がなくなっちゃって、どこ行っても同じじゃん…なんてイメージが。

このコロナ禍での景気低迷、とくに外国人旅行者の大挙して押し寄せる光景がなくなり、目に見えてわかるくらいの沈滞ムードが年の瀬のアメ横から感じられます。

もっと「お金を落としてくれなくちゃ」アメ横がなりたたないじゃないですか・・・がんばれアメ横、ふんばれアメ横。来年こそは良い年になりますように・・・。

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は組小町 -日本講談協会十二月定席-

2020-12-20 23:35:41 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今年最後の講談、いつもの上野広小路亭で拝聴します。

コロナ禍でいろいろあったけど、今年締めくくりにふさわしい内容で、熱演の連続でした。

   

開口一番は「鉢の木(修羅場読み)」「寛永宮本武蔵伝 道場破り」「芥川龍之介作 新説桃太郎」「猿飛佐助 駿府の城」「赤穂義士銘々伝 神崎の詫び証文」「樋口一葉 大晦」

中入り後は「は組小町」トリは神田阿久鯉先生「むささび三次」まで。

阿久鯉先生の“どろぼうもの”もハイテンションでよかったのですが、今日は神田蘭先生の「は組小町」が聴かせてくれました。

火消し四十八組「は組」の頭の娘、お初の敵討ちのはなし。

最後にホロっと、ジ~ンときちゃういい話。

なにかとせわしく騒がしい今のご時勢、こんな講釈を聴いちゃったもんだから目頭熱くなっちゃって、もぅキュ~ンとしちゃったじゃないですか。

年の瀬にしんみりといい話、いい講釈聴けて、ホント良かったぁ。蘭先生ありがとう。
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ちゃーざる -新宿・らぁめん満来-

2020-12-19 00:27:45 | 今日のメシ
“コロナ禍”の新宿西口

新都心・新宿もビジネス街が在宅リモートワークが定着してヒトが…クルマが…ここまでいなくなるかと思う現状。

そんな新宿西口に来たのは、「あっそういえば…」で食べたくなった「ちゃーざる」

 

新宿・らぁめん満来 チャーシューざるらーめん 

人が少なくなったといっても、そこは人気のラーメン屋さん。ランチ時は店内で席を待つ人が出るほどひっきりなしにお客さんが来店されています。

目の前の厨房では、チャーシューのかたまりを注文が入るたびに分厚く切っていますよ…(あ、あれ俺のかなぁ・・・)なんて思いながらさばく姿を見ています。

 

そんなこんなで数分後、目の前にまずは大きく分厚いチャーシューが5・6枚、スープを覆うように入ったおつゆが着丼

そして平打ちの麺が(あれれ、昔と麺が変わった?)山となったものがお皿に盛られて着丼

さぁ・・・麺を・・・麺を・・・スープにつけようとしても、大きな大きなチャーシューが覆っているんで麺がスープにつけられません。

そんなもんだから、まずはチャーシューだけをガブリと噛みつきます。そしてスープが見えてきたら平打ち麺をつけてズルズルと・・・。

チャーシューをガブリ!! 麺をズルズル!! ガブリ・ズルズル・ガブリ・ズルズル・・・えんえんと繰り返して喰い続けます。

食べるのに飽きてきたら、チャーシューの切れ端がポロポロと入っているんで(これが、おいしい!!)、「箸休め」にカミカミ・・・。

ガブリ・ズルズル・カミカミ・ガブリ・ズルズル・カミカミ・・・そして完食!! (喰ったぁ!!)

ひさびさの「ちゃーざる」オナカもココロもいっぱいになって街中に繰り出しました。
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新宿駅西口 -PM12:00-

2020-12-18 00:11:11 | この街から
新型コロナウイルス 感染者数800人超え

いつかは・・・と思っていたが、なんとも衝撃的な数字。

そんななか新宿へ・・・新都心歩道橋から新宿駅をのぞむながめ。

「人がいない」「クルマが走っていない」

新宿だぜ・・・昼時だぜ・・・リモートワーク?在宅勤務?街の活気が?街の息づかいが?

普段の街なら、まちがいなくクルマ・バスが走り回り、昼休みのオフィス街は人であふれる・・・そんなイメージが

「うそぉ・・・」とぼやきたくなるくらいの、“静かな”新宿の街の光景

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掛け取り -鈴本演芸場十二月中席-

2020-12-17 00:25:16 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
毎年最後の落語・寄席は、上野・鈴本演芸場での十二月中席に行っています。

鈴本十二月中席夜の部は「年の瀬に聴く、芝浜と掛け取り」と題して様々な師匠が演じ分けます。

自分にとって「年の瀬に聴きたい落語」はもちろん「芝浜」です。

しっとりと…そしてほろりと…ハッピーエンドでいい話です。押し迫った年の瀬にはぴったりの演目・・・なんですが、

ことしはスケジュールの関係で「芝浜(特に今回は柳家さん喬師匠の)」が聴く機会がなく、では“にぎやかに”「掛け取り」を聴こうじゃないかと…、

「掛け取り」で思い浮かぶのは柳亭市馬師匠しかないでしょう。

落語界きっての美声の持ち主で、三橋美智也・三波春夫の唄が「掛け取り」のなかで歌われ、盛り上がること間違いいありません。

  

開口一番は前座さんで「子ほめ」から「無精床」「河豚鍋」「棒鱈」講談で「赤穂義士伝から小田小右衛門」

中入り後は美しい林家あずみさんの三味線漫談から、“いっちょうけんめい…”一朝師匠「桃太郎」正楽師匠の紙切り「サンタクロースの凧揚げ」ときて、

トリ(主任)は“待ってました”の市馬師匠の十八番「掛け取り」

客席もみんな市馬師匠の「掛け取り」に期待しているかのようで、妙に盛り上がります。

大みそかの日、借金取りの掛け取りに狂歌・けんか・芝居と繰り出してやりすごし、最後に来たのが“三波春夫”好きな魚屋さん

「こんにちわ~♬、こんにちわ~♬」とお出迎え、三波春夫・三橋美智也とノリノリに気持ちよさそうに歌いだし、客席からも盛大な手拍子と拍手(演目内ではこれを長屋の連中とうまく置き換えられました…)

〆は「東京五輪音頭」の替え歌で無事幕が下りました。

年の瀬に定番の「芝浜」もいいですが、ノリノリで陽気な「掛け取り」もにぎやかでいいですね。

市馬師匠の歌声で、今年もハッピーエンドで寄席興行は終わりました。
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健康診断の朝 -2020 冬-

2020-12-16 07:44:07 | 出来事
毎年行っている「健康診断」人間ドックを受診します。

いつもは年明けに受診していますが、今回は「来年」どうなるかわからないので、「行けるときに・・・」で早めに。

今年は特にカラダにちょっとした変化・異変があった年。(手指の痺れなどなど)

いつも以上に「自分のカラダ」を把握しておかないといけないんじゃないかな…。

なにかが起きる予兆とか、すでに始まっているとか…でもなにがあっても自分のカラダですもの受け入れないといけないんじゃないか。

   

いつものように早朝家を出発して、痛勤電車・・・じゃなかった「空いている」通勤電車に揺られてクリニックへ…。

早めに現地に着いて近くの増上寺をお詣りします。

さあ、どんな結果が出るかなぁ…。
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ベルナール・ビュフェ回顧展 -Bunkamura ザ・ミュージアム-

2020-12-15 22:10:46 | ちょっとそこまで。
気になる「画」を見つけて、渋谷 Bunkamuraザ・ミュージアムへ…

「ベルナール・ビュフェ 回顧展 -私が生きた時代-」

   

描線・輪郭線・直線・・・いずれもが太く・濃く・力強く、インパクトのあるその画風は見る者に印象をさらに深める作品となります。

20世紀後半のフランスの具象画家。1つの絵画を見ただけで、目が奪われ脳裏に焼き付くほどの重厚な絵画の数々を見ることができます。

   

うまいとかきれいとかではなく、これぞ「ビュフェ!!」といえる画風が生涯を通じて貫かれ、見終わったあとも“余韻”が残るくらいの印象深さです。

年の最後を飾る美術展めぐりにふさわしい、みごとな展示会でした。

「ベルナール・ビュフェ」・・・この名前と作品、おぼえておきましょう。
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年末ジャンボ購入 -2020-

2020-12-14 22:39:24 | 出来事
今年の「年末ジャンボ」はどこにしようか・・・と、毎年“験を担ぐ気分で”売り場を探すのですが。

今年は・・・渋谷・井の頭口にて

 

以前もここで購入して、「当たり」はなかったけど、なぜか魅かれるんですよね。ビィビィっと。

渋谷周辺はハチ公口とか道玄坂とかハデに宣伝している売り場がありますが、なぜか魅かれるんですよ・・「井の頭口」は。ビィビィっと。
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138億光年宇宙の旅展 -TOP MUSEUM-

2020-12-13 22:22:16 | ちょっとそこまで。
冬の夜空が美しい時期になりました。

「はやぶさ」のカプセルが帰還したり、「ふたご座流星群」が見えたりと話題に事欠かない時期に、まさに宇宙をテーマにした写真展が・・・

いつもの“写美”TOP MUSEUM(東京都写真美術館)にて「138億光年 宇宙の旅 -驚異の美しさで迫る宇宙観測のフロンティア-」展を鑑賞

    

宇宙・天体・星・星座…には普段から興味があり、日ごろから夜空を見上げるような性分なんでこんな写真展があれば、行かずにはいられません。

 

さっそく入館すると・・・「うわぁぁぁぁぁ、きれい!!」

大きな大きな青い地球が・・・大判の写真として目の前に、おもわず“ほれぼれ”見入っちゃいます。

(たとえその姿を見たことあっても)美しい!!のひとこと。

   

   

地球・月・太陽・火星・木製・土星・冥王星・・・そして銀河・星雲・星団まで、またその探査の過程での天体まで、大きな大きな写真で見事に表現されています。

なかでも展示後半の銀河宇宙での造形美は、天体ファンでなくてもワクワクしちゃうくらいであろう見事さでした。

 

         

まだまだ無限に広がる宇宙空間、未知の宇宙という世界に思いを寄せることができる、貴重な写真展でありました。
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