哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

鉢の木 -講談新宿亭 昼の部-

2019-02-16 00:00:10 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
健康診断(人間ドック)を朝からやって、午後は空いたんで新宿へ

いつもは上野・広小路亭で講談を楽しみますが、今回は新宿・永代ホールにて…。(なかなかスケジュールが合わないので、今日は事前にチェックしていました)

日本講談協会 講談新宿亭 昼の部を拝聴します。

チラチラと雪が降りだした12時過ぎからホール前は平日ですけど並び始めます。

  

まずは前座さんが…お初の前座さんが2人、後で聞いた話だとさらに前座さんが増えて、今は7名になったそうで喜ばしい事です。

公演が始まるころにはホール内は満員に…(広小路亭同様にキャパが小さいですから)でも講釈師がすぐ近くでお互いの親近感も含め盛り上がっていい雰囲気です。

演目は「五郎正宗孝子伝」「芥川龍之介作 桃太郎」「唐人お吉」「両国橋 雪の出会い」「鉢の木」「黒駒勝蔵 甲州任侠伝」

“唄って踊って”神田紅師匠、 いつも“明るい”神田陽子師匠(すっかり場を持っていくところはさすがです)

“三寒四温”の話から、毎回ためになる話が勉強になります神田松鯉師匠ときて、中入り後は演目もお話もうまいなぁ…神田京子師匠、トリの愛山先生は

「次の質問どうぞ!!」で会場を温めた後、任侠もので今日はしっかりとシメました。

今日の演目の中では神田京子「鉢の木」が秀逸

以前広小路亭でも拝聴しましたが、「いざ 鎌倉!!」の語源となった話で北条時頼の名前が出たので「鉢の木」だと理解。(少しは勉強しています)

佐野源左衛門が主君 北条時頼の元に駆け付けるくだり、まさしく名調子でした。(今回はうんうんとうなずきながら聞き惚れました)
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天野屋利兵衛 -講談広小路亭 初席-

2019-01-31 23:34:34 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
1月31日 「あれ、まだ1月じゃん…」って感じで、寒い日が続いていますが、今年も「講談通い」が始まります。

いつもの上野広小路亭で「講談広小路亭 初席」

 

顔見世興行ですから、今回は講談協会総出演で、持ち時間が短い中入れ替わり立ち代わりの講談

いつもの座椅子席で演者をまじかに見て、“お勉強”させていただきます。

講談を聴き始めて、毎回聴きに行くたびに何かしらの「(初めて知る)知識」というものがあって、見識を高めるためにもホント貴重な時間だと思っています。

話芸・話術を堪能・楽しむとともに“勉強”もできちゃう講談。今年も今日から始まります。

前座さんの開口一番「三方ヶ原戦記」から始まって「義経弁慶五条大橋の出会い」「長谷川平蔵」「初恋えんま」「次郎長伝から法印大五郎」

「将軍家光 信満?」阿久鯉さん「天明白浪伝 徳次郎の生い立ち」「越の海初土俵」松鯉師匠「天野屋利兵衛」「左甚五郎伝 水飲みの龍」「マダム貞奴」「紀伊国屋文左衛門 宝の入船」

トリは愛山先生で狂言の掛け合いがおもしろかった「太田蜀山人」で、あっというまの3時間半でした。

これだけ多いと持ち時間も限られてくるし、なんたって「ネタ」がかぶっちゃいけませんから、演目選びが大変だったようで…。

そんな中やはり松鯉師匠の演目が重厚でしっかり聴かせていただきました「赤穂義士外伝から天野屋利兵衛」

登壇するとまずは初夢の話から「三大仇討ち」の話に…そこから赤穂義士へと流れるようにつないでいきます。

松鯉師匠は話の合間の挿話も非常に興味深いものがあり、とても貴重です。(ホント“勉強になります”)そんな中でも決して話の流れを切らさず…

これもそれも「話芸」「話術」というもんでしょうね。毎回今日は「どんな話が聴けるだろう」と…これなんでファンのこころをつかんじゃいますよ。(楽しみですもの)

そんなこんなで今年も「講談」がはじまりました。ことしはどんな新しい発見があるのでしょう、楽しみな一年です。
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松づくし -池袋演芸場 正月二之席-

2019-01-11 23:37:54 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
平成31年の寄席通いは「池袋演芸場 二之席 昼の部」から…。

「信者のみなさ~ん 集合!!」(小三治師匠お目当てです)

池袋演芸場亭の二之席は昼の部はトリが小三治師匠です。しかも今日は初日でしょ…もうチケット購入で大大大!!行列必死、遅いと立ち見間違いないんで早めに向かいます。

開場2時間半前の9時半にはチケット売り場にすでに30人くらい…(早めにきてよかった!!)(開演時には予想通り場内は満席・立見客で一杯になりました)

池袋演芸場の良さは演者と観客席が近くて、ここではなんといっても“がぶりつき”最前列がいいですからね。

“目と目が合っちゃって”なんてことがざらで、時には演者にいじられることも…このライブ感がたまりません。(きょうも橘之助姉さんとロケット団さんに…)

この“顔見世”二之席でも、寄席芸を演者と楽しむんだったら…と、気合を入れてガブリツキの最前列にさっそく陣取りました。



前座さんによる開口一番「たらちね」のあと、いつもの歌る多師匠による「松づくし」を披露(今年もよろけませんでした…こりゃぁおめでたい)

顔見世興行ですから、演者が代わる代わる短い持ち時間で変わってゆきます、

落語のネタとしては当然小ネタや途中でサゲたり、漫談で終わってしまうのですが、毎年この顔見世で存在感が出るのが「色物」さん

短い時間で完結できる勢いのあるパフォーマンスが、場内の観客をぐいぐいと引き込んで盛り上がるんですよね

音曲漫才の「おしどり」はアコーディオンの調べに「紙切り」ならぬ「針金パフォーマンス」

初めて見たけど、これはいい!! 事前勉強不足でした、次回会ったときはリクエストしてアレ(作品)ほしいなぁ…(いい宝物になりますよ)

「橘之助」姉さんにはまたまた“流し目”で見つめられちゃって(最前列ですから、今日は眼をそらしませんでしたよ)

「ロケット団」さんは相変わらずの“危ない”ネタで何が飛び出すかぁ…

「アサダ二世」さん(きょうはちゃんとやります!!)…でも体調が悪くて今日は手品なしでした。ただし話を聴くだけでもおもしろいんですけど。



…………あれれ、なんか今日は落語の方がなかなかアタマに入らず、色物さんばっかりで楽しんでいます。

目まぐるしく代わる演者の中で、トリ前の志ん輔師の「豊竹屋」が今日はしっくりとアタマに入る演目でした。やはり快活で歯切れがよいと聴いちゃいますよね。

そしてほとんどの観客が待ってました小三治師匠が…まくらは「昭和・平成・天皇陛下」って感じであ~だこ~だやったあと、短い残り時間で「小言念仏」で、昼の部がはねました。

いつもの二之席と比べると、小三治師匠人気はありますが、ちょっと落語の勢いが無かったかな…半面「色物」が目立ちましたけど。

…ともあれ、ことしも「寄席通い」が始まりました。

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芝浜の革財布 -2018冬 鈴本十二月下席-

2018-12-25 23:46:14 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
2018年最後の寄席は、今年も鈴本演芸場から…

「暮れの鈴本 琴調六夜 -芝居と役者と講談と-」

宝井琴調師匠の毎年暮れの吉例興行で、今年で9年目だそうです。そして演目は…やはり暮れですからね「芝浜…」でしょう。

講談「芝浜の革財布」を堪能します。

思い起こせば4年前の暮れの鈴本でも、琴調師匠の「芝浜…」を拝聴しました。

しんみりと心温まるいい話。これを聴かなきゃ年越せねぇってやつですよ。

今回の興行は琴調師匠のほか、講談が2題「谷風情け相撲」「五貫裁き」が入りました。(「落語」「講談」と元は同じ講釈からですもんね)

 

今日はちょっと早めに到着して、いつもの最前列で話芸を堪能します。

開口一番は、「こんばんわ!!」といきなり切り出した前座さんの「子ほめ」から…

太神楽、「谷風情け相撲(講談)」「強情灸」、ロケット団さんの“山形弁”(あいかわらず…)があって「妻の旅行」「五貫裁き(講談)」ときて中入り

中入り後は、“いっちょうけんめい”一朝師匠の「たいこ腹」正楽師匠の紙切り(お題「髪を切る正楽師匠」は秀逸でした)

そしてトリの琴調師匠が「待ってました!!」「たっぷり!!」の掛け声とともに登壇

「芝浜の革財布」

場内は一語一語聞き漏らすまいと“緊張感”が漂ってし~んとした雰囲気の中で、たんたんと話が進み大円団。(もうイイ話!!)

年も迫ったこの時期に聴く「芝浜…」

何回聴いても心が洗われる心持ちになりますなぁ…。

世間はあわただしい師走・年の瀬。そんな中じっくりと話の芸にひたる優越感。

鈴本で良い年の瀬を迎えられました。
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名月若松城 -講談広小路亭-

2018-11-19 23:36:35 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
「たまにゃ、勝たせてくれねぇかぁ…」

くぅわぁ…な、泣けるねぇ…。

…………………。

今月も上野広小路亭で“たっぷりと”講談を楽しみます。

“松之丞さん人気”で、今年になっていつもの広小路亭ではありえない光景(整理券)が続いているんで、

しかも今回も出演するとのことで(混雑するのがいやなので)、事前前売りを予約しました。(優先的に亭内に入れます)

当日は予想通り開場前の広小路亭には、整理券を求めての人が平日昼間にもかかわらずわんさかいました。

いつものはじっこの「座椅子」席に陣取って、長丁場の講談三昧に突入です。

今日は開園時間を前にして前座さんが代わる代わる登壇します。(「三方ヶ原の合戦」「伊達家の鬼夫婦」)

なんでも、あれほど新人人材不足、後継者不足であった講談界に、今年になって6名の入門者があらわれ前座修業中とのことで、こういった定席でお披露目と相成ったわけです。

前座さんが増えたことで公演内の時間が足らなくなり、今回は開演前に前座さんが出演したようです。(まあ講談界としては喜ばしいことだと思います。)

開口一番の後、紅純「塙保己一 出世選べ」紅佳「腰ノ海 出世相撲」松之丞「西行鼓が滝」茜「新作 えんま大王」ときて、

“お目当て”阿久鯉さんが「徳川天一坊 伊予の山中」をたっぷりと…現在開催されている、歌舞伎の「大岡裁き」との対比をして、「徳川天一坊」はかなりの長編で

“さあ、これから…”というところで切れ場。



続いての“中トリ”愛山先生は「新作」で…、中入り後が今日のクライマックス。京子さんが「清水次郎長伝から生い立ち」をキレッキレに演じられ

“サービス満点”の陽子師匠は、事前了解を得ての(演目がかぶらないように)この時期だからこその「赤穂義士伝 南部坂の雪別れ」

赤穂義士伝のなかでも、女性を主に置いた下りで、血判状四十七士読み上げ(「言い立て」)の場面では、その迫力に拍手喝さい。

陽子師匠の身の軽い壇上での振る舞いは、その話芸とともに見る者をぐいぐいと話しの世界に引き込む魅力があります。(だれしもが知っている演目であり、大いに盛り上がりました)

そしてトリの松鯉師匠は、「名月若松城」(毎度、マクラから本題まで、師匠の含蓄あるコトバは、一言一句聞き漏らすまいと、眼を見開き聞き惚れます)

「うわぁ…いい話だぁ」涙腺がウルウルしちゃって感動ものですよ…この話は。(こんな話を聴ける喜び!!)

「徳川天一坊」といい、「赤穂義士伝」といい、「名月若松城」と、重厚ある講釈の世界にどっぷりと浸かり、まさしく「堪能」した今日の広小路亭

感動しちゃったなぁ…。

※※(前回もあったけど、松之丞さんが終わって離席するのってどうなの…失礼!!)



 
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名人小團次伝 -講談広小路亭-

2018-10-19 23:39:02 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月も上野・広小路亭へ講談を聴きに…

一日じっくり話芸の世界にどっぷりつかるのもいいもんです。(贔屓もいるし、なかなかスケジュールが合わないので、今日は満を持して…)

 

今日の松鯉師匠のまくらでもありましたが、日本講談協会に今年だけで6人の新たな前座さんができたようで、

実は「1人増えたら1人減る…」なんてことで、今度は自分の番(松鯉師匠)なんで困っちゃう…なんて話がありました。

でもたとえ前座さんでも新しい人が入ってくればそれだけ魅力も情報発信も増えるわけで、またあたらしい「講談の世界」が広がることになり、さらなる期待が膨らみます。

今日の公演でも、いつもの桜子さん(「桜色桜」)の前に松麻呂さんが登壇(「寛永宮本武蔵伝 偽巌流」)を勢いよく…、開口一番ではじまりました。

「越ノ海勇蔵」「振袖火事の由来」「伊達家の鬼夫婦」「和田平助 鉄砲斬り」「木津の勘助 お直祝言」松鯉師匠「水戸黄門記 雁風呂由来」

中入りをはさんで、阿久鯉さん「天明白浪伝 徳次郎の生い立ち」神田陽子師匠「名人小團次伝」「春日局家光養育」愛山師匠「天一坊 山内荷担」まで

4時間を超える“どっぷりと”講談の世界です。(講談を本格的に聴き始めて丸1年、聴くことにだいぶ余裕ができて、演題演目の知識もだいぶついてきました)

今日は神田陽子師匠の「市川小團次伝」がとっても聴きやすく、エネルギッシュな演目で印象に残りました…

毎回“ためになる”松鯉師匠、愛山師匠も、贔屓の阿久鯉さんも安定した話芸で堪能できましたが、今日は神田陽子師匠がしっかりと場をしきって、とっても心地よかったです。
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死神 -池袋演芸場 十月上席-

2018-10-06 23:00:00 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
今月の寄席は池袋演芸場上席から

昼夜入替え無しなので、昼の部中入りから入場します。



志ん輔師匠の「宮戸川」(ホントいうと全編聴きたい)から「あわびののし」「長短」トリの小満ん師匠は「品川心中(上)」にて締めくくり

続けて夜の部は、いつもの最前列で、池袋ならではの演者の目の前でライブ感を味わいながら、「真田小僧」「祇園会(ぎおんえ)」(初聴!!)正蔵師匠「四段目」

「浮世根問」(初聴!!)代演の小ゑん師匠は「フィ」を、雲助師匠「家見舞」「実録・鶴の恩返し」“いっちょうけんめい”一朝師匠は「目黒のさんま」ときて フィ、

トリの“丞さま”菊之丞師匠は フィ まくらで「神頼み…」なんてきたもんだから…(やはり)「死神」でしたフィ。

呪文は「アジャラカモクレン ようこそ うたまる テケレッツノパー」とアレンジ フィ

気になるサゲは、死神が蝋燭の火を消してしまって、前のめりに堕ちる「仕草オチ」でした フィ。

(いろんな師匠の「死神」を拝聴していますが、この「死神」のサゲは毎回違うような気がします…)



演者と目が合っちゃう緊張感漂う最前列で、初聴の「祇園会」もおもしろかったし、菊之丞師匠の「死神」もまたところどころアレンジをしてよかったです フィ。

そしてなんといっても フィ、小ゑん師匠の「フィ」が聴けたことが、代演サプライズでお得でした ゴンゲレゲッコンコーン。







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良弁杉由来 -国立劇場-

2018-09-23 23:35:23 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
ひさびさ人形浄瑠璃・文楽を楽しみに…国立劇場小劇場まで



古典芸能の中でも「歌舞伎」「能楽」「狂言」まではなんとか回数を重ねて、だいぶ“理解力”“読解力”はこなれてきたんですが

「文楽」は太夫と人形師が演じるので、また違った理解力が必要です。その中でも人形のしぐさ、動きに目を奪われ話に筋書があたまわしになっちゃうんですよね。

今回も事前にガイドブックを購入するのですが、そのなかに「床本集」があり、どうやら義太夫・太夫が見台で語る時の本のことらしく、

むずかしい文体・文章ではありますが事前に読んで、ある程度あらすじを理解したうえでの鑑賞となりました。



鑑賞したのは「良弁杉由来」という演目

良弁上人の逸話からの話で筋書はいたってシンプル。

茶摘みに高じての物見雄山していたら突風が吹いて鷲が赤子をさらっていった…。

母は狂ったようにさらわれた自分の赤子を探し求めるが…年月が経ち東大寺の上人が昔鷲にさらわれたことを聞きつけ、何とか対面する…そして…という筋書き

やはり事前に「床本集」を段ごとに読み込んでいたんで、人形の動きも太夫の語りもある程度“余裕をもって”今回は鑑賞できました。



人形が「しゃぼん玉飛ばしたり」「(照れて)アタマをかいたり」といったクスっとしたしぐさも楽しめたし、また回数を重ねれば演目の“理解力”も養われるでしょうから

引き続き、こういった古典芸能には機会あればどしどし鑑賞をしたいとおもいます。



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天野利兵衛 雪江の茶入れ -講談広小路亭-

2018-08-30 23:09:48 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
「おぉ、なんだなんだ。「昼席満員」なんて札立ってるぞ」

今月の講談広小路亭は12時開演なんで、余裕で11時位に行ったのだが、入り口にこんな札が…(こんなの初めて)

どうやら「松之亟」人気で前売りだけでいっぱいになっちゃった…とか。(広小路亭さんのはなし)

これじゃ常連さんが入れないじゃんか…でも当日席があってよかったけど。(限られた公演しかないんで、これじゃあ困っちゃう)

しかも今日はNHKのカメラも入るようですよ。(「おはよう日本」らしい…松之亟さんのはなし)

いつもの“のんびり”とした雰囲気と違って、妙にざわついていますよ。

まあ「落語ブーム」に続けとばかり、講談界にも再興・ブームがくれば…(なんたって人手不足ですから)(ブームに終わらないように)



そんな超満員の広小路亭ですが、開口一番はいつもの“前座”桜子さんが…いきなり「ジャンヌ・ダルク」からスタート。「ラ・マルセイエーズ」唄っちゃたりして、はじけています。

秋色桜・春日局家光養育と続き、松之亟「違袖の音吉」テレビも入ってまくらが長かったせいか、本題は汗だくの熱演だったのですが、テンポと抑揚はいいんですが、

ちょっとパフォーマンスが大げさで観客にはウケるでしょうけど、「噺の芸」としてじっくり講釈を聴くうえでは、ちょっとシラケてしまいます。(これはむずかしいもんです)

続いての愛山先生(「応挙の幽霊」)のさりげなくウイットに富んだ講釈を聴くと、とても好対照な講釈のスタイルとなりました。

「見る・聴く」おもしろさを求めるのか、「聴く・情景心象想像をめぐらす」ものを求めるのか…(どちらかというと後者だな)

そんな騒ぎが終わった中入り後は数人の観客が帰っちゃって“いつもの”広小路亭に…(これからがおもしろいんだけどね・・・)

中入り後は神田蘭さん「昔日から「新天地」」という話から始まり、神田京子さんの「鉢木」佐野から鎌倉までの一気のくだりは聞き惚れちゃいましたね(すごいわぁ)

お目当ての阿久鯉さんは「柳沢昇進録から白菊金五郎」昌味さん「左甚五郎 水呑みの龍」ときて、トリの松鯉師匠は赤穂義士外伝「天野利兵衛 雪江の茶入れ」というめずらしい話

いつもいつも“見識ひろがる”まくら話からから始まり、重厚な語り口で「天野利兵衛…」を堪能しました。

今日は人気者の「松之亟」さんの演目もあたらしい(これからの…)講釈の形、好対照の愛山先生・松鯉師匠の重厚な講釈もまたしかり、

講談にもいろいろあっていいじゃん…で、4時間半堪能した「講談広小路亭」でした。(…来月はどうなる?)



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幾代餅 -池袋演芸場 八月下席-

2018-08-25 23:17:55 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
「やっぱ、最後ハッピーエンドな話っていいわなぁ・・・」

池袋演芸場毎月下席夜の部は日替わりで「落語協会特選会」です。

定席とは違って二ツ目勉強会あり、人気若手が主体の興行で常連さんも多く、おもしろい企画がおこなわれています。

8月25日は「RAKUGOもんすたぁず」

第70回だそうで、あらかじめ演目を決めてじっくりと落語を堪能できます。

会場は定席とは違って開口一番・色物を除くと4名の出演ですから、常連・ごひいきを除くとちょっと観客少なめです。

でも…いつもどおり池袋では最前列でライブ感をあじわいます。

  

「洒落番頭」「お化け長屋」「碁泥」と続いて、トリは古今亭志ん陽師匠の「幾代餅」

とても好きな話で「夢物語」が念願かなって「現実のもの」になって「ハッピーエンド」で終わる“いいはなし”の代表格

昔、古今亭志ん朝師匠の「幾代餅」をホール落語で聴いたのをまだ覚えています。

いなせな江戸っ子気質と艶ある廓のはなし、テンポも柔軟織り交ぜて、とっても“安定して”“安心して”聴いていられたのを思い出します。

志ん陽師匠は志ん朝師匠のお弟子さんで、あの域にはまだまだだけど、なんとなく自分が覚えている“雰囲気”が漂うような今日の「幾代餅」でした。

「いいはなし、聴けたなぁ…」

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