新宿 紀伊国屋書店地下街にある「ジンジン」へ・・・
学生の頃から結構通った新宿紀伊国屋書店(ネットもない時代ですから情報収集・最新の流行に乗り遅れないためにも本屋さんはたいへんありがたい・・・そんな時代でした)
本を読んで情報を、流行を感じて購入して、帰りに地下街へ・・・真っ先に立ち寄るのが「スパゲッティの店 ジンジン」でした。
そんな「ジンジン」をふくむ紀伊国屋書店地下街が耐震強化のために一斉に閉店するというニュースを聴いたときは、もうショックでしたね・・・これは行かなくちゃ!!と早速。(閉店は7/15とのこと)
たしか通いだしたのが高校生くらいの頃からですから、かれこれ〇〇年くらいですかね・・・。
それまで「スパゲッティ」とか「ミートソース」しか知らなかった人間が、この店でいままで「スパゲッティ」と呼んでいたものが「ナポリタン」という名前になり
この店で初めて「カルボナーラ」「ボンゴレ」というスパゲッティが世の中にあるんだと教えていただいた、自分の食生活に大きく影響をいただいた大事な大事なお店です。
(たぶん当時はなんでも「スパゲッティ」であり、「パスタ」なんて言葉が定着したのはまだまだ後世になってからだと思います)
「カルボお願いします。」 カウンターに座るなりメニュー表も見ずに、いつも頼んでいたカルボナーラを注文。
(注文は「カルボナーラ」なんて長ったらしく言わなくても「カルボ」とか「ナポリ」・・・これでいいんです。)
湯切りざるに(当時は乾麺)生パスタを投入してトングでグルグル湯がいて、小さめの一人分のフライパンで注文に沿って各種ソース・具材を炒めて・・・ササッと出来上がり。
さあ目の前に「カルボ(カルボナーラ)」が着皿!!
ジンジン風のカルボナーラはクリームをまとったパスタに、ケチャップが添えられています。(たしか昔はスクランブルエッグが乗っかっていたような記憶が・・・)
「うわぁぁぁ、これこれ。」
黒胡椒を振りかけて、フォークでクルクルやっちゃって(これも楽しみでしたね)ズルズルパクパク・・・と、うままぁぁぁ!!
食べながら、カルボもボンゴレも明太子も…あ、そうそうもしかしたら「タバスコ」もここが初めてかも…み~んなここで味わった(教わった)んだよな・・・と、しみじみ。
そんな大事なお店が無くなっちゃうなんて・・・ね。
新宿行ったら「ジンジン」
紀伊國屋行ったら「ジンジン」
新宿昼めし迷ったら「ジンジン」
スパゲッティといえば「ジンジン」
「ジンジン」ありがとうございました。