指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『魔性の夏・四谷怪談』

2023年12月08日 | 映画

私は、シェイクスピアや鶴屋南北らの名作は、そのままやった方が良いという立場で、蜷川幸雄も、芝居ではシェークスピアでは、ほとんどそのまま上演しているが、この鶴屋南北の名作ではかなり変えている。

                   

脚本の内田栄一が、萩原健一、石橋蓮司、関根恵子、夏目雅子らに合わせて書いたのだろうが、やや時代に合わせすぎていると私は思うのだ。

むしろ、先日亡くなられて鈴木瑞穂や内藤武敏らのベテラン俳優の方がよく見えるのは、どうしたことだろうか。

そして、一番問題だと思うのは、夏という感じがしないことだ。

やはり、『四谷怪談』では、東京映画で豊田四郎が作ったのが一番好きだ。


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