指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

「ポピュラー文化(音楽)30年説」

2023年12月26日 | その他

音楽評論家中村とうようさんが言った言葉で、「ポピュラー音楽の寿命は30年だ」という説がある。

               

その通りで、世界のポピュラー音楽、文化は、大体30年くらいの間隔で、生まれ、頂点に達し、そして衰えていく。

それは、世界の大都市では、20世紀になるといろいろな人が集まりってきて、民族、文化、階層等の異なる者のよって新たな大衆文化が形成される。

ジャズ、タンゴ、シャンソン、ハワイアン、日本の1960年代の演歌もそうだった。

そして、それが流行し頂点に行き、最後は、階層、世代が変わって衰弱してゆく。

大衆文化である以上、時代、社会の変化で、それは変化しゆくものだと思うのだ。

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3 コメント

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垣根が取れた (広い世界は)
2023-12-26 16:49:51
世界はどうか知らない。考えてみると30年で頂点に達して衰退してるとは思わない。昔はジャズを聴いてて、高慢ちきな自分。演歌なんて誰が聴くのと思っていた。僕が今、川中美幸を聴いている。齢のせいではない、TV「必殺」の主題歌だからか?
それは変化しているからです (サシダフミオ)
2023-12-26 17:33:51
30年以上過ぎても生きているものがあるとすれば、それは、その文化、芸術が変化しているからで、ジャズはいまだに生きていますが、クラシック化しているからです。
「日本の大学対抗バンド合戦では、近年は優勝校は音楽大学のバンドで、どうも困ったことだ」と瀬川昌久さんも言っておられました。
伝統だけでは物足りない (広い世界は)
2023-12-26 22:10:02
インナーギャラクシーオーケストラの「海への誘い」はクラシカルなオーケストレーションです。フュージョン、クロスオーバーかもしれない。洗練されています。フォービートではないが好きです。コルトレーンやビル・エバンスはジャズの老舗だと思うが、過去のものだ。映画もそうで、例えば恋愛を描いても見せ方が新しくないと楽しめないです。

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