先週、三船敏郎の『大忠臣蔵』を見ていたら、梓英子が出てきた。
大友柳太郎の娘で、浪士の一人中山仁の恋人になってしまう役だった。
梓英子と言って、もう知る人も少ないだろう。
彼女は、大映等のメジャーな映画に出る前に、ピンク映画に出ていたことがあった。
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- 1964.09.02 渇いた唇 小森プロ
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- 1964.12.29 入れ墨お蝶 白映プロ=国映
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- 1965.10.31 網走番外地 望郷篇 東映東京 ... 路子
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- 1967.05.20 恋人をさがそう 日活
- 1967.07.29 悪魔からの勲章 大映東京
- 1967.12.02 残侠の盃 大映東京
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- 1968.05.18 講道館破門状 大映京都 ... みどり
- 1968.10.30 積木の箱 大映東京 ... 佐々林みどり
- 1969.04.19 千羽鶴 大映東京 ... 太田文子
- 1969.09.13 尻啖え孫市 大映京都 ... 藤吉郎の妻寧々
- 1969.10.04 眠狂四郎円月殺法 大映京都
- 1969.10.18 女体 大映東京 ... 石堂雪子
- 1969.11.29 ヤングパワー・シリーズ 大学番外地 大映東京
- 1970.05.16 喜劇 おひかえなすって! 大映京都
「彼女は、ピンク映画に出ていたことがあるよ」と聞いたのは、友人の下川博からだった。この『青い乳房の埋葬』はかなり有名で、下川が見たのもそれだったようだ。
このように、ピンク映画に出ていた女優に、夏純子もいて、また宮下順子も、ピンク映画出身であるのは有名だろう。
このように、出始めた時は、日陰の存在だったピンク映画も、1960年代後半には立派な存在になっていた。
だが、今や絶滅危惧種になっているとは!