指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

梓英子が出ていた 『大忠臣蔵』

2021年05月17日 | テレビ
先週、三船敏郎の『大忠臣蔵』を見ていたら、梓英子が出てきた。
大友柳太郎の娘で、浪士の一人中山仁の恋人になってしまう役だった。
梓英子と言って、もう知る人も少ないだろう。
彼女は、大映等のメジャーな映画に出る前に、ピンク映画に出ていたことがあった。

          

  1. 1964.05.26 青い乳房の埋葬  新東宝映画
  2. 1964.09.02 渇いた唇  小森プロ
  3. 1964.10.27 日本拷問刑罰史  小森白プロ
  4. 1964.12.29 入れ墨お蝶  白映プロ=国映
  5. 1965.10.01 昭和残侠伝  東映東京  ... 小沢ユキ
  6. 1965.10.31 網走番外地 望郷篇  東映東京  ... 路子
  7. 1967.01.14 不死身なあいつ  日活  ... 知子
  8. 1967.05.13 今夜は踊ろう  大映東京
  9. 1967.05.20 恋人をさがそう  日活
  10. 1967.07.29 悪魔からの勲章  大映東京
  11. 1967.12.02 残侠の盃  大映東京
  12. 1968.04.06 喜劇 泥棒学校  大映東京  ... 福田牧子
  13. 1968.05.18 講道館破門状  大映京都  ... みどり
  14. 1968.10.30 積木の箱  大映東京  ... 佐々林みどり
  15. 1969.04.19 千羽鶴  大映東京  ... 太田文子
  16. 1969.09.13 尻啖え孫市  大映京都  ... 藤吉郎の妻寧々
  17. 1969.10.04 眠狂四郎円月殺法  大映京都
  18. 1969.10.18 女体  大映東京  ... 石堂雪子
  19. 1969.11.29 ヤングパワー・シリーズ 大学番外地  大映東京
  20. 1970.05.16 喜劇 おひかえなすって!  大映京都
「彼女は、ピンク映画に出ていたことがあるよ」と聞いたのは、友人の下川博からだった。この『青い乳房の埋葬』はかなり有名で、下川が見たのもそれだったようだ。
このように、ピンク映画に出ていた女優に、夏純子もいて、また宮下順子も、ピンク映画出身であるのは有名だろう。
このように、出始めた時は、日陰の存在だったピンク映画も、1960年代後半には立派な存在になっていた。
だが、今や絶滅危惧種になっているとは!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。