ドキュメンタリーの『八甲田山』を見たので、森谷司郎監督のも港南中央のTSUTAYAにあったので、見てみた。
1977年頃に見ているはずだが、ノートにはないので、いつかは分からない。
ただ、見ていたのは間違いなく、市会事務局の先輩の方とこの映画について話したことがあるからだ。
それは、Sさんという、多分40歳くらいの独身の方で、常任委員会の担当書記で、彼に連れられて委員会の視察に行った時のことだ。
大阪だったと思うが、昼間の視察、さらに食事が終わって寝る前にホテルで休んでいるとき、この映画の話になった。
どういう経緯かは今は憶えていないが、作品中の秋吉久美子のことになり、彼は言った。
「すごい可愛い子だったね」 独身だったので、随分と純粋な人だったと思う。
今、見返してみると、雪の中の行軍だけが延々と続く映画で、見ること自体が苦闘のような作品であるが、どうしてこんな映画が大ヒットしたのか不思議に思える。やはり、創価学会のお力だったのだろうか。
そう考えると、Sさんは、麻雀や競馬などの賭け事が大好きな方で、普通は映画を見る方ではなかったので、この方も信者だったのだろうか。今、生きておられれば80歳は越えていると思うが。
この映画で、余計な行為をして全滅を招いてしまう師団本部の少佐・三国連太郎は、最後に責任を取って拳銃で自殺するが、本当は凍傷だったので、指で引き金が引けるはずはなかったそうだ。