車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

オリンピックから何を学ぶ?

2021年08月09日 10時32分55秒 | 日記
賛否が問われた東京2020オリンピックが終わった。

蓋を開けてみると、やっぱり素晴らしいものだった。

その舞台で全力を尽くす選手たちの姿が、結果がどうであれ他に例えようのない感動を与えてくれるし、大きなパワーを与えてくれる。

開催に不安はあったけど、いざ始まってみると興奮したし感動したし楽しかった、と思う人も少なくないと思う。



閉会のその日、某新聞社が行った世論調査によると、「最も印象に残った競技は?」の答え1位は17%で卓球だったらしい。

ちなみに2位は16%で柔道、3位は12%で野球だったそうだ。

卓球の場合、特に女性の回答が多かったようで、数字的には男性の倍近い割合だったらしい。

スポーツにおける卓球の立ち位置、存在感が一昔前とは大きく異なっているのだと思う。

これもまた今回に限らずこれまでのオリンピックという舞台で活躍してきた多くの方々の成果だし、それを表裏で支えてきた多くの方々の努力の賜物だとも思う。

逆にそうなった以上は、それに関わる自分はそれを背負っているという自負も今まで以上に持たなければならない。

報道を見て、あらためて身が引き締まる思いを持つ。

なんて僕が言うのはおこがましいけど(笑)



その今回のオリンピック、僕はあらためて多くを学ばせてもらった。

もちろん卓球の話。

画面を見ていても色々な情報を得られるのだけれど、同じ映像を見ていても得られるものは人によって異なるはず。

そこはその人に合ったものを学ぶことが出来ればそれで良いのだと思う。

試合を見る度に何を見るのか、どこに注目するのか、どこに目が向くのか、そういうところで自分自身も評価するけれど、今回は今まで以上に良い学びを得られたし、自分の成長を実感することが出来た。

大人の階段をまた一歩進めたようだ(笑)

でもそれも自分一人での成長というものではなく、コーチをはじめ僕を支えてくれる仲間や関係者がいてくれるからに違いない。

だから、いまのこの困難な状況下でも僕はほぼ変わらず活動を維持できている。

今まで緊急事態宣言下では都内の体育館やスポーツ施設はほぼ全て閉館されていたけれど、今回のそれではどこも閉館されずに利用することが出来る。

これもおそらくはオリンピック・パラリンピック開催の恩恵。

有難く賜りつつ、活動を維持する。



そして、オリンピックの熱い流れはパラリンピックへと続く。

既に海外の選手団は来日を果たしている状況。

開催決定の報道を耳にしていないままだと思うのは僕だけなのかなと思うけれど、世間は既に開催に向けて動いているようで、それはそれでほっとすることではあるのだけれど、観客の有無も未だ明確ではないし、国内のこの状況もどういった影響を与えるか不安はまだまだ続く。

でも、いずれにしてもオリンピック同様に世界のトップアスリートが活躍する晴れの舞台がまたやってくることに違いはないと思う。

そこを目指していた僕にとって、その場に立てない悔しさはもちろんある。

その舞台をこの目で見たいという思いがある反面、悔しくて見たくないという思いも正直ある。

けれど、データ収集はしたいという思いももちろんある。

一人の心の中でもこれだけの感情をぐるぐると複雑に回すのもまたパラリンピックの力。

それを制する能力が今自分に試されていることで、その判断が明日の自分を違うものにするはず。

そうやって無理やりにでも自分自身に伸びしろを設ける(笑)

でも伸びしろがあるということは実に幸せなこと。

その存在がモチベーションとなる。



今回のオリンピックで僕が学んだこと、得たことはすごく多かったし大きかった。

またさらに素晴らしい糧を得られた。

さぁ、気を引き締めて頑張っていこう。

自分磨きも、感染症対策も、コンディショニングも、仕事も勉強も。



最後に、オリンピックで頑張られた全ての選手、また関係者のみなさんに感謝申し上げたい。

ありがとうございました。

そして、お疲れさまでした。

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