車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

2019年 反省記

2019年12月24日 10時31分39秒 | 日記
いよいよ年の瀬、この一年を振り返る。

今年は本当に歯がゆい一年だった。

思うようにいかないことの連続だった。

自分自身、やってきたことの手ごたえは感じていた。

でも、それで結果を得られはしなかった。

ということは、その程度の手ごたえではまだまだ足りていませんよ、ということ。

それもあり、自分自身の課題もより明確になったのは確か。



そして、師走に入り、新たなことにチャレンジを始めた。

今までも、ある意味自分の目標到達点と考えていたこと。

それにチャレンジするも、今まではそれがなかなか出来なかった。

がしかし、今では思いのほか簡単に出来るようになった。

コーチ陣も高評価をしてくれる。

自分自身、手ごたえを感じた。



なぜ今になって?



それは間違いなく、積み重なっていたからだと思う。

そう実感する。



夜は暗い。

日が暮れてからずっと暗い時間が続く。

でも、その暗い時間はただ暗く停止しているだけではなく、流れているのだ。

見えないところで、朝というその瞬間に向かって太陽は動いているのだ。

いや、正確には地球が自転しているからなのだろうけど。



暗い時間に歩みを止めてしまうと、朝は来ない。

朝日を浴びるためには、暗い道でも歩み続けなきゃならないのだ。

そして、暗い夜がいきなりパッと明るくなるわけではない。

だんだんと、ゆっくりと、東の空が明るんできて、その色がより大きく広がっていって、やがて太陽が顔を出し、そして、眩しい日差しが差し込んでくるようになる。

季節の変わり目だって同じ、変化はグラデーションによりゆっくりと、それこそ「自然に」行われていく。

ただ、自然であるが故に、その変化を他動的なものと捉えるか、自動的なものとするのか、そこが逆に明確な分岐点になるのだと思う。



地球の自転は、自らの力で前進していくことと同じ。

暗くなった時にそれを止めるかどうか、その力をどう変えるか、それが差を生むのだと思う。

何もスポーツに限ったことではなく、社会全般、人生における全てにおいて、それは通じることだとも思う。



歯がゆかった2019年。

でも、確実に積み重なったものが僕にはある。

だから、新しい扉を開くことが出来ている。

その扉を開く力が積み重なっていたのだ。

自画自賛(笑)



でも、ちょっと出来たことが自分のものになったかというと、そういうわけではない。

だから、そこはまたしっかりと積み重ねていかなきゃならないし、継続していかなきゃならない。

自分を磨き続けることに終わりはない。

とにかくやる。

やってやってやりまくって、やりぬいて、そうしてつかめるごく僅かのものを積み重ねていく。

一攫千金を狙うのは僕の生には合わないから、そうやって積み重ねていくしかない。

でもその方が逆に僕は確実性が高いと思っているし、より太い幹に育つ一生モノの財産になると思っている。



さぁいよいよ2020年、どうなるか、まだまだ分からない。

扉はまだ開いている。

そして、扉はまだその先にもある。

今はまだ真っ暗な時間かもしれない。

それがいつ明けるのかは誰にも分からない。

けれど、歩き続ける。

自分の足で、自分の力で。

誰の為に?

もちろん、未来の自分の為に。

そして、そんな僕を応援してくれる皆さんの為に。

こんな僕でもその活動を励みとしてくれる方がいてくれて、応援してくれる声があるのだから、その期待を裏切ることはしたくない。

そんなみなさんに見てもらっても、未来の自分が振り返って見た時も、「かっこいいじゃん」と思ってもらえるだけの人間でありたい。



歯がゆい、が、腐らない。

愚痴らない。

言い訳をしない。

日本男児として、美しい姿、格好いい生き様は幼いころから教えられてきた。

悔しい思いをしたくなければ、そうならないように自分を鍛えていく、磨いていく。

あらためて、心技体全てにおいて、強い障害者プレーヤーでありたいと思う。

最後に、これをお読みの皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください。

第11回国際クラス別パラ卓球選手権大会

2019年12月08日 22時17分28秒 | 日記
先週の話ですが、毎年大阪で開催される国際クラス別パラ卓球選手権大会に出場してきました。

結果は残念ながら準々決勝での敗退となりました。

全く持って悔しい限り。

全ては自分の準備不足です。

初日が予選、翌日が決勝トーナメントというスケジュールでしたが、今回の予選の組み合わせは僕としてはトラウマのあるもので、しかもそれが初戦、正直固くなっていました。

でもその試合をストレートで勝ち、次の試合も勝利することが出来たので、そこで逆に力が抜けすぎていたのかもしれません。

さらに、今回はトレーナーの先生にも帯同いただきフィジカルのチェックをしてもらっていたので、今思えばそこにも油断があったのだと思います。

もっとやるべきことをちゃんとしていれば、と悔やんでも悔みきれないこの悔しさ。

でも、ここで腐らずに、上を向いて頑張ります。

大阪から帰ってきてからは体調を崩してしまうアクシデントも。

でも幸い大事には至らず、すぐにトレーニングを再開することが出来ました。

とにかく大切なこと、それはまず体調管理。コンディショニング。

病気にならない、怪我をしない、その為の身体作りと栄養管理。

そして、トレーニングだけでなく日常生活においても無理をしない。

今日もウォーミングアップで冷え込む朝に坂道を含め軽く走り込みをしましたが、歩道の少しの段差を油断しちゃうと前に転倒しちゃうこともありますし、思いがけないギャップに引っかかってということは普通にあること。

だから、危ない道は走らない。

それもまたコンディショニング。

ちなみに、今日はものすごく寒い朝で、ボールを打つ前に身体を温めたくてちょっと坂道を登りましたけど、病み上がりの固まった身体で朝の登坂は流石に身体に応えました。これを書いている今も、背中がパッキンパッキンです(笑)

そういうことがないように、日々鍛錬あるのみですね。

でも、それでも必ず試合で勝てるというものではないわけですが、それは単純に、自分が積み重ねたものよりも相手の方がより多く積み重ねていたということでしょう。

勝ちたければそれを上回るだけのものを積み重ねなさいということ。

僕は自分の成長速度に自信を持っていました。

だけど、上には上がいる。上がいて不思議はない。

だから、それを上回るだけのものを積み重ねなきゃならない、ただそれだけ。

さらなるステージへ上がる為に、さらなる磨きをかけていこうと思います。

まずはしっかりした体調管理。

成長はその向こう。



この年齢になるとよく「若さの勢い」と比較されることが度々あるけれど、僕はそれを言い訳にはしたくないし、自分がそれに劣るとは一度も考えたことがありません(笑)

なぜ?

だって、筋肉は年齢に関係なく増やせるから。

骨格や関節の稼働範囲は持って生まれたもので変えようは無いけれど、筋肉量は増やせる。

筋肉量を増やすことで、体の動きをもっと良くすることが出来る。

骨格も成長していく若さの勢いは確かに素晴らしい。

でも、それを上回るだけの成長をすることは僕の年齢でも可能だと僕は思っている。

なぜならば、共に障害を負う身体だからこそ、若さとのその差は大きくは無いはずだし、仮にあるとしても、それは努力次第で十分にリカバーできるもののはず。

世界中のパラ・アスリートに対してそれは共通するものだと思っている。

だから、僕は年齢を言い訳にはしない。

だからこそ、より悔しさも増す。



僕のテーマは「抗う」

年齢にも、言われがちな常識にも、全て自分が正しいとは言わないけれど、だけど道を外したくはないから、己を貫く。

その道を誤らない為に、学ぶことを怠らないでいたい。

将来の自分の為に。



まだまだやる事はたくさんある。

みてろよ自分。

まずは体調管理。

無理をしすぎる事なく健全な状態で活動出来るように整える。

寒さにも負けない身体作り、だな。

ちなみに、寒いのは大嫌い(笑)