車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

山あり谷あり。でも、冬来たりなば春遠からじ。

2019年02月17日 19時18分08秒 | 日記
思いがけないトラブルというのは、ごく当たり前のように発生するもの。

むしろ、トラブルなく順調に事が運ぶ方が極稀なことなのでしょう。

人生は小説よりも奇なり、とはよく耳にする言葉。

大切なことは、それに直面した際にどう対処するか。

動じないこと。

冷静沈着でいること。

そうすれば、より良い解決方法をより早く、効率よく見出すことが出来るはず。



武士は食わねど高楊枝。

内心は穏やかでなくてもそれを表に出さない心の強さ。

志を高くというのはそういうことなのかもしれない。



僕が思うに、志というものには「眼」があって、高い志はより高いところからより広く大きな視野で世界を見渡すことが出来るものだと考えます。

「俯瞰」というのはそれ相応の志があればこそ出来ることなのかもしれません。

「達観」というのはその極みなのかもしれない。

「志」。

現代日本では「意識高すぎ」なんて揶揄されたりもするけど、それこそ、「世の中の 人は何とも言わば言え 我がなすること 我のみぞ知る」であり、その高さの志を持つ人にしか見えない世界があるわけですから、人から何をどう言われようが、自分には見えたものがあって、こうと決めたのであれば、その道を突き進めばいい。

ついでを言えば、「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も・・・」も、似た感覚を覚えます。



え?

何かあったのかって?

ありました(笑)

未だ進行形です。

でも動じない。

今自分に出来ることをしっかりやっていく。

それに尽きます。



だけど、トラブルばかりじゃない。

良いことだってもちろんあります。

それもたくさん。

どうすれば上手くいくのか、その答えは得られない。

でも、ヒントは得られている。

周囲の皆さんのおかげで。

そこから、新たな扉を開くことが出来ている。

ひとつの扉を開いて、その先にまた壁が表れて、でも周囲の力を借りてそれを乗り越える策を得たりも出来るし、新たな扉を見つけることも出来る。

僕はそういう恩恵をたくさんの方々から得ている。いただいている。

だから、落ち着いていられるのかもしれない。

逆に、動揺しまくって落ち着かない男でいたら、周囲も手を差し伸べてはくれないものかもしれないし。



さぁ、何事にも修正・微調整は付き物であり必要不可欠な行動。

そして、それに合わせて即実行。

欲しいものはその向こう側にしかない。

ピンチはチャンス。

大丈夫。

成長の糧を得たのだ。

よし、しっかり頑張っていこう!

オンもオフも、すべてをマネージメントして、若干の調整を行いながらも、毎日をより濃いものにしていこう。

この先がまた楽しみで仕方ない(笑)

ボッチャ初体験!

2019年02月08日 00時03分46秒 | 日記
江戸川区で開催されたイベントに参加してきた。

自分が何をやるのか詳細を把握していなかったので、練習を終えたその足で向かった。

今回の主役はオランダの女子車椅子バスケ選手2人(世界選手権優勝チームメンバー)と、同じくオランダのパラ・スポーツ・カウンセラーをお招きしての、ワークショップ的イベント。

それが僕にとっては物凄くいい勉強になったし、世界の頂点に立つ車椅子バスケ選手と触れ合えた時間は僕にとってものすごい財産になった。

日本人と外国人は身体が違うから・・・なんて発言はいままで腐るほど聞いてきた。

正直、僕にはそれが言い訳にしか聞こえない。

でも確かに、今日お会いした二人の選手のそれは、「桁が違う」的に素晴らしいものだった。

でも、身体が違うからやる前から諦める?

そんなことはしないでしょう。

だったら、後にも先にもそういうことは言わない。

かっこ悪いだけだし。

そして、そこに差があるのであれば、それを補う努力をする。

別の箇所で優位に立てるように頑張ればいい。

オランダ人選手を見ていてつくづくそう思った。

少なくとも、日本の女子車椅子バスケ選手はそうやって日夜頑張っているのだと思う。

いやぁ、いい勉強をさせていただいた。



その後、親睦会があり僕も同席させていただいた。

そして、なんとその場で、オランダvsジャパンの、パラ選手によるボッチャ対決が開催されたのだった!(笑)

実は僕、ボッチャは未経験。

ルールも知らない。

だから、知ったかぶりをしてノリで挑んだ(笑)

チームメイト(車椅子陸上選手)に教えてもらいながら挑む。

これがすごく楽しい。

カーリングのような感じ。

なかなかの接戦が展開されるも、3ゲームやってオランダの3連勝。

いやぁ、楽しかった。



こうして世界トップレベルの他競技の選手とコミュニケーションが取れるのはすごく嬉しいしありがたい。

そうした方々に引けを取らないプレーヤーでありたいし、胸を張って接することが出来るだけの取り組みを続けていかなければならない。

彼女たちとはまたいずれかの場所で会えると思う。

でもそれが2020年の東京であるように、そうあるためには自分が出来る限り頑張っていくしかない。

誰かがそうしてくれるものではないのだから。



いい出会いだった。

良い時間が過ごせた。

さぁ、明日からまた頑張ろう。

明後日の自分は明日の自分が作る。

よし、やってやるぜ!

静岡市身体障害者中部交流卓球大会

2019年02月04日 20時15分20秒 | 日記
日曜日に行ってきました。

毎年この時期に開催されている大会。

予定はしていなかったけど、お誘いいただいたので参加することに。



この会場、時期もあってすごく寒いんです。

そして、台が車椅子対応のものではないので(前に動くと足が台の脚に当たる)、その点に気をつけてプレーしなければなりません。

でも、会場ではスタッフの方々のお気遣いは桁外れに素晴らしくて、選手への細やかなケアはもちろん、温かい飲み物は絶えず提供してくださるし、お昼のお弁当は毎年握り寿司だし、差し入れのお菓子なんかもたくさんくださるので、参加者の皆さんはにこやかな表情で卓球を楽しまれている、そんな、ある意味アットホームな大会です。



試合は4人リーグで順位を決めて、1~4位それぞれの決勝トーナメントを行うというもの。

僕は最初の試合を落として、2勝1敗で2位のトーナメントへ。

そこで準優勝でした。

今年から意識して練習していることがちゃんと出来るか、出来ているかを確かめるのが今回のテーマ。

それは良い感じで出来ていたと思います。

出来ていなかった時もありましたが、その時に「あ、今ダメだった」と気づけていたのも良かったところ。

今日の練習でもその点をコーチに話し、修正内容を確認出来たりもしたので、少しずつでも前進出来ていることを実感しています。



台の脚を意識しながらの試合だったので、ところどころでボールを追うのをあきらめることもありましたが、試合の流れの中で「この1点は取りたい」というところは思い切って動くわけで、そうすると「ガツン!」と足をぶつけることが2回ほどありました。

幸いケガには至りませんでしたが、特に弱い部分でもあるのでそのあたりのプレーは慎重にしなきゃいけませんね。

対策を準備しておかないと、せっかくの練習の成果を発揮できる機会なのにもったいないですから、そこは足にタオルを巻くなどしてまずはケガをしないように注意します。



選手のプレースタイルは様々ですが、僕はブレーキをしないで、安定性よりも車椅子を動かしてより広く、大きくプレーすることを信条としています。

なので、前に動くと足がぶつかる。

でも、その方が僕も楽しいしプレーの幅も広がる。

そして何よりも、見る人たちもその方が楽しいと思うので。

「車椅子なのにすごいね」と言ってもらえるプレーヤーでありたいというのが、健常者の経験がある僕が最初に思ったことでもあります。



毎日の積み重ね。

トレーニングひとつとっても、やることはすごく地味なことばかり。

でもそれを確実に積み重ねていかなければ、より高いところへは登れません。

自分ではしっかり積み重ねたつもりでも、ライバルはもっと質の高いものを積み重ねているかもしれない。

「俺はこれだけ積み重ねているぜ!」

と豪語する人は、逆にやってない人なんじゃないかと僕は思います。

競技に本当に真摯に取り組んでいる人は、ライバルに種明かしをしたりはしないでしょうから。



さぁ、まず最初の確認は終了。

次は1か月後の大阪での試合。

そして直後に海外へ。

勝負の一年ですから、準備と調整をしっかり行い、そしてアップデートを繰り返しながら、確実にステップアップしていけるように頑張っていきます。



ちなみに、お昼にいただいたお寿司、僕はその時は食べずに持ち帰り、帰宅してから食べました。

え?大丈夫なの?

とお思いでしょう?

大丈夫でした(笑)

美味しくいただきました。