表題の試合出場の為、金沢へ行ってきました。
8月17日(日)の大会で、16日(土)午後は会場での練習OKということで、15日に出発し、17日に試合終了後即帰京というスケジュールで。
金沢と言えば、飲食時代共に働いたスタッフが夫婦でパティスリーを営んでいるので(超有名店)、まずはそこに挨拶に行きたいと思っていた。
というのも、今回大会主催者から賞品としてそこのお菓子を購入したいという話をいただいて、その旨連絡をしていたのもあったので。
16日の午前中は時間の余裕があるから丁度いいので、15日出発の前に、手土産にと以前の職場のパンを購入してからの出発。
天候も良かったので、ルートは(もちろん車を自走で向かう)中央自動車道を松本まで走り、そこから158号線を西に向かい乗鞍岳のふもとをぐるっと回り、471号線を北上し、あのスーパーカミオカンデの近くを走り抜くという奥深い山道を楽しむ。
以前バイクに乗っていたころは毎年乗鞍岳を登りに行っていたので、それを懐かしんでそのルートを選択。
登ると言っても登山ではなくバイクでワインディングを楽しむということ。
ちょっと遠回りをしてワインディングを徹底的に楽しむ時間が自分へのご褒美でもあった。
乗鞍岳畳平が標高2702mで、その高さを往復するワインディングがたまらなく楽しかったのだ(特に長野側からの登り)。
10月頭にはもう紅葉が始まっていたりもして、それに当たった時はものすごく感動したのを覚えている。
標高が高いから酸素が薄くなり、エンジンがパワーダウンしギアを1つ落とさざるを得ないというのがまた楽しかったりもした(笑)
当時はまだマイカー規制がされておらず、国道の最高標高地点として通行出来たので、乗鞍越えを満喫し、高山のはずれにあるシャルキュトリーに行くことが当時の僕の楽しみだった。
でも今回のように車で158号を通るのは初めてで、こんなに狭かったんだと新しい感覚を覚えたり、ワインディングをバイクで走っていた時の感覚を思い起こしたりとかなり懐かしく楽しいドライブだった(笑)
そして471号は初めての道。
思っていたよりも交通量は少なく快適な流れ。
下り坂が長く続くから、結果的に高速よりも燃費が良くなっていた。
途中の景観が実に見事で、ずっと濃い緑の深い谷間を走る景色には心を洗われる思いで、そんな中高原川から新猪谷ダム湖にかけては川霧が立っていて季節を忘れるほど!あの景色には驚かされ、心の中で自然ともののけ姫が流れてきたのだった(笑)
今回の宿泊、金沢市内では思うような宿が取れなかったので、であればと富山で宿泊することに。
だから2日間片道60数キロの往復だったけど、それは別段苦になるものではなかった。
ちなみに食事はいつもながらコンビニ飯。
その方が色々調整や管理をしやすいから。
翌日はまず金沢のパティスリーへ。
オープン前に着くと僕が一番乗りだった。
でもオープンまでには僕を含め3組が待つ状態。
オープンしてからも続々をお客が入れ代わり立ち代わり入ってくる。
流石だなと思った。
それでも、「今年のお盆は思ったよりも忙しくないですね」という。
この状況でそう言えるのは凄いことよ、と感心。
このお店、何が素晴らしいかって、ケーキや焼き菓子、ヴィエノワズリー(クロワッサン等)にアイスクリームもあるのだけれど、それらの商品だけでなく、接客の心地よさ、店内の居心地の良さも大きくあると感じた。
オーナーシェフが素材にものすごく高いこだわりを持っていて、それらの素材を高い技術力で様々な作品へと形を変えていく。
そんな作品の味わい、魅力を損なわない、というよりもむしろ高める効果を生み出す美しくナチュラルな雰囲気を醸し出す店内、そして若く爽やかで清潔感のあるスタッフ達と、彼らを束ねるマダムの素晴らしさ。
彼女の接客能力の高さは20年前に感服していたけれど、それがまさに形を成していると痛感。
雑談をする中で彼女が僕に質問するポイントも「流石だな」と思うものだったし、あの感覚、実に懐かしいものが蘇ってくる思いで楽しい時間だった。
ちなみに今回はケーキを買うわけにはいかないので、焼き菓子とヴィエノワズリーを購入(お店でマダムの淹れてくれたコーヒーを御馳走になるw)。
そのヴィエノワズリー、結局食べたのは夜だったのだけれど、これが実に美味しかった!
僕は個人的にクロワッサンなどのヴィエノワズリーはブーランジェ(パン職人)の仕事ではなくパティシエの仕事だと思っている。
だからパティスリーでは必ずヴィエノワズリーに目をやるし、逆にパティシエのいないパン屋さんのクロワッサンにはさほど興味を持たない。
僕が今まで食べたクロワッサンで最高だと思っているのは都内のパティスリーのもの。
味覚の部分で甘さの加減が最高なのだ。
味覚だけではなく触感で「すごい!」と思わされるものもある。
今回のシェフのクロワッサンは初めて食べたけど、一口目で「ん!」と驚いた。
甘さ、味わいが僕の記憶に残るクロワッサンと同じ印象だったから。
それが夕飯だった(笑)
パティスリー訪問の後はそのまま会場へ向かう。
金沢の街並みは好きだ。
ひがし茶屋街のような分かりやすい場所だけでなく、街並みの中所々にも古都感があって、当時の繁栄ぶりが道路の広さにも表れている(と勝手に思っているw)雰囲気があり、「金沢」という独特の空気を感じる。
そんな街を走り抜け、昼前に会場に到着。
すごく大きく立派な体育館だった。
震災後は避難施設として使われていたらしい。
そういう話からも現地のみなさんのご苦労が伝わってくる。
施設のメイン・アリーナでTリーグが開催され、すぐ隣のサブ・アリーナでパラの大会が開催されるというもの。
サブアリーナと言っても台が20台くらいあり、ものすごく大きな会場。
練習時間よりも早いタイミングで既に複数の選手が来ていたのだけれど、実はその前にパラ卓球の告知イベントとして車椅子代表選手とTリーグ選手(車椅子に座ってプレー)との対戦が組まれていたのでその観戦をする為でもあった。
その観戦を終えてから、会場での練習。
多くの選手が各地から来ているので事前に相手を決めていなくても誰かしらと打つことが出来る環境にあった。
なので僕も親しい選手と打ち、翌月の大会に向けたダブルスの練習なども出来た。
その練習途中に金沢在住の親戚が駆けつけてくれたりもして、かなり久々に顔を合わせることも出来て、また練習風景も見てくれて、ハートウォーミングな時間を過ごすことも出来た。
練習に関しては、会場には練習球が多数用意してあり、さらにはボールパーソン(球拾いしてくれる方)もいて、練習に集中できるものすごくありがたい環境が設けられていたので助かった。
だから、限られた練習時間を目一杯使うことが出来た(親戚と話していて練習相手を待たせたりもしたけれどw)。
そんな感じで存分にボールを打つことは出来た。
そして富山のホテルへ戻る。
本来はお昼に食べようかなと思っていたクロワッサン(とパン・オ・ショコラもあった)だったけれど、食べないままだったのでそれを夕飯にすることに。
プラスのスープや野菜、タンパク質系は帰路のコンビニで購入し、コーヒー豆は持参しているのでそれ淹れてディナーを済ませて一日が終了。
翌日の試合は翌月の大会に向けた調整の一環としての出場の為、自分自身で課題などチェック項目を設けており、その最終チェックなども行う。
また、前日の長時間の運転による疲労などあっても不思議ではないので、フィジカルのケアも行うのが自分ルール。
といっても自分一人で出来る限られた範囲でしかないけど(笑)
だからケアというよりはむしろ確認といった程度。
でもそれを行うかどうかでフィジカルだけでなく心理的に全然違ってくるのもまた事実。
この時は幸い心身共に疲労感は全くなかったし、むしろすごく良い状態だった。
それはやはり親戚や仕事仲間との短くても心満たされる時間を過ごせたからだと思う。
クロワッサンも美味しかったし。
まさに「思想の健康は肉体の健康に勝る」だと言える。
ホント、何よりもまずは心の健康ですよ。
その健康であるためのポイントは人によって異なるものだろうし、誰かのやり方がそのまま自分にも当てはまるものではないので、一概にどうすれば良いと言えるものでもないからその答えは自分で見つけるしかない。
でもその答えってどこか遠くにあるものではなく、逆にむしろ自分の足元に、すぐそばに転がっているものだと僕は思うので、まずはそれを見つけようという意識が大切なのだと思う。
そしてそれはきっと成長と共に変化していくものでもあるだろうから、その理解に関しても柔軟にアップデートしていく必要があるとも思う。
僕は幸か不幸か単純な思考なので、自分でも分かりやすい(笑)
その点の理解や学びに障害は一切関係ないので、自身のこれまでの人生経験がそのまま活かされているし、その結果、人生の途中で障害を負ったって思想を健康に保てている(と思っているw)今の自分が存在し得ると思うし、だからこそ、上を向いて生きていけるのだと思う。
そんな自分でいられるのは、これまでの僕を支えてくれる、応援してくれる家族や親戚、そしてこれまで共に歩んできた仲間たちであり、出会ってきた素晴らしい友人達の存在だと思う。
類は友を呼ぶのであれば、そうした友と類する存在の自分であるように磨いていきたい。
と、長くなったのでここまでを前編とし一区切りさせてもらう。
試合の結果等は後編で。
次回をこうご期待(笑)
8月17日(日)の大会で、16日(土)午後は会場での練習OKということで、15日に出発し、17日に試合終了後即帰京というスケジュールで。
金沢と言えば、飲食時代共に働いたスタッフが夫婦でパティスリーを営んでいるので(超有名店)、まずはそこに挨拶に行きたいと思っていた。
というのも、今回大会主催者から賞品としてそこのお菓子を購入したいという話をいただいて、その旨連絡をしていたのもあったので。
16日の午前中は時間の余裕があるから丁度いいので、15日出発の前に、手土産にと以前の職場のパンを購入してからの出発。
天候も良かったので、ルートは(もちろん車を自走で向かう)中央自動車道を松本まで走り、そこから158号線を西に向かい乗鞍岳のふもとをぐるっと回り、471号線を北上し、あのスーパーカミオカンデの近くを走り抜くという奥深い山道を楽しむ。
以前バイクに乗っていたころは毎年乗鞍岳を登りに行っていたので、それを懐かしんでそのルートを選択。
登ると言っても登山ではなくバイクでワインディングを楽しむということ。
ちょっと遠回りをしてワインディングを徹底的に楽しむ時間が自分へのご褒美でもあった。
乗鞍岳畳平が標高2702mで、その高さを往復するワインディングがたまらなく楽しかったのだ(特に長野側からの登り)。
10月頭にはもう紅葉が始まっていたりもして、それに当たった時はものすごく感動したのを覚えている。
標高が高いから酸素が薄くなり、エンジンがパワーダウンしギアを1つ落とさざるを得ないというのがまた楽しかったりもした(笑)
当時はまだマイカー規制がされておらず、国道の最高標高地点として通行出来たので、乗鞍越えを満喫し、高山のはずれにあるシャルキュトリーに行くことが当時の僕の楽しみだった。
でも今回のように車で158号を通るのは初めてで、こんなに狭かったんだと新しい感覚を覚えたり、ワインディングをバイクで走っていた時の感覚を思い起こしたりとかなり懐かしく楽しいドライブだった(笑)
そして471号は初めての道。
思っていたよりも交通量は少なく快適な流れ。
下り坂が長く続くから、結果的に高速よりも燃費が良くなっていた。
途中の景観が実に見事で、ずっと濃い緑の深い谷間を走る景色には心を洗われる思いで、そんな中高原川から新猪谷ダム湖にかけては川霧が立っていて季節を忘れるほど!あの景色には驚かされ、心の中で自然ともののけ姫が流れてきたのだった(笑)
今回の宿泊、金沢市内では思うような宿が取れなかったので、であればと富山で宿泊することに。
だから2日間片道60数キロの往復だったけど、それは別段苦になるものではなかった。
ちなみに食事はいつもながらコンビニ飯。
その方が色々調整や管理をしやすいから。
翌日はまず金沢のパティスリーへ。
オープン前に着くと僕が一番乗りだった。
でもオープンまでには僕を含め3組が待つ状態。
オープンしてからも続々をお客が入れ代わり立ち代わり入ってくる。
流石だなと思った。
それでも、「今年のお盆は思ったよりも忙しくないですね」という。
この状況でそう言えるのは凄いことよ、と感心。
このお店、何が素晴らしいかって、ケーキや焼き菓子、ヴィエノワズリー(クロワッサン等)にアイスクリームもあるのだけれど、それらの商品だけでなく、接客の心地よさ、店内の居心地の良さも大きくあると感じた。
オーナーシェフが素材にものすごく高いこだわりを持っていて、それらの素材を高い技術力で様々な作品へと形を変えていく。
そんな作品の味わい、魅力を損なわない、というよりもむしろ高める効果を生み出す美しくナチュラルな雰囲気を醸し出す店内、そして若く爽やかで清潔感のあるスタッフ達と、彼らを束ねるマダムの素晴らしさ。
彼女の接客能力の高さは20年前に感服していたけれど、それがまさに形を成していると痛感。
雑談をする中で彼女が僕に質問するポイントも「流石だな」と思うものだったし、あの感覚、実に懐かしいものが蘇ってくる思いで楽しい時間だった。
ちなみに今回はケーキを買うわけにはいかないので、焼き菓子とヴィエノワズリーを購入(お店でマダムの淹れてくれたコーヒーを御馳走になるw)。
そのヴィエノワズリー、結局食べたのは夜だったのだけれど、これが実に美味しかった!
僕は個人的にクロワッサンなどのヴィエノワズリーはブーランジェ(パン職人)の仕事ではなくパティシエの仕事だと思っている。
だからパティスリーでは必ずヴィエノワズリーに目をやるし、逆にパティシエのいないパン屋さんのクロワッサンにはさほど興味を持たない。
僕が今まで食べたクロワッサンで最高だと思っているのは都内のパティスリーのもの。
味覚の部分で甘さの加減が最高なのだ。
味覚だけではなく触感で「すごい!」と思わされるものもある。
今回のシェフのクロワッサンは初めて食べたけど、一口目で「ん!」と驚いた。
甘さ、味わいが僕の記憶に残るクロワッサンと同じ印象だったから。
それが夕飯だった(笑)
パティスリー訪問の後はそのまま会場へ向かう。
金沢の街並みは好きだ。
ひがし茶屋街のような分かりやすい場所だけでなく、街並みの中所々にも古都感があって、当時の繁栄ぶりが道路の広さにも表れている(と勝手に思っているw)雰囲気があり、「金沢」という独特の空気を感じる。
そんな街を走り抜け、昼前に会場に到着。
すごく大きく立派な体育館だった。
震災後は避難施設として使われていたらしい。
そういう話からも現地のみなさんのご苦労が伝わってくる。
施設のメイン・アリーナでTリーグが開催され、すぐ隣のサブ・アリーナでパラの大会が開催されるというもの。
サブアリーナと言っても台が20台くらいあり、ものすごく大きな会場。
練習時間よりも早いタイミングで既に複数の選手が来ていたのだけれど、実はその前にパラ卓球の告知イベントとして車椅子代表選手とTリーグ選手(車椅子に座ってプレー)との対戦が組まれていたのでその観戦をする為でもあった。
その観戦を終えてから、会場での練習。
多くの選手が各地から来ているので事前に相手を決めていなくても誰かしらと打つことが出来る環境にあった。
なので僕も親しい選手と打ち、翌月の大会に向けたダブルスの練習なども出来た。
その練習途中に金沢在住の親戚が駆けつけてくれたりもして、かなり久々に顔を合わせることも出来て、また練習風景も見てくれて、ハートウォーミングな時間を過ごすことも出来た。
練習に関しては、会場には練習球が多数用意してあり、さらにはボールパーソン(球拾いしてくれる方)もいて、練習に集中できるものすごくありがたい環境が設けられていたので助かった。
だから、限られた練習時間を目一杯使うことが出来た(親戚と話していて練習相手を待たせたりもしたけれどw)。
そんな感じで存分にボールを打つことは出来た。
そして富山のホテルへ戻る。
本来はお昼に食べようかなと思っていたクロワッサン(とパン・オ・ショコラもあった)だったけれど、食べないままだったのでそれを夕飯にすることに。
プラスのスープや野菜、タンパク質系は帰路のコンビニで購入し、コーヒー豆は持参しているのでそれ淹れてディナーを済ませて一日が終了。
翌日の試合は翌月の大会に向けた調整の一環としての出場の為、自分自身で課題などチェック項目を設けており、その最終チェックなども行う。
また、前日の長時間の運転による疲労などあっても不思議ではないので、フィジカルのケアも行うのが自分ルール。
といっても自分一人で出来る限られた範囲でしかないけど(笑)
だからケアというよりはむしろ確認といった程度。
でもそれを行うかどうかでフィジカルだけでなく心理的に全然違ってくるのもまた事実。
この時は幸い心身共に疲労感は全くなかったし、むしろすごく良い状態だった。
それはやはり親戚や仕事仲間との短くても心満たされる時間を過ごせたからだと思う。
クロワッサンも美味しかったし。
まさに「思想の健康は肉体の健康に勝る」だと言える。
ホント、何よりもまずは心の健康ですよ。
その健康であるためのポイントは人によって異なるものだろうし、誰かのやり方がそのまま自分にも当てはまるものではないので、一概にどうすれば良いと言えるものでもないからその答えは自分で見つけるしかない。
でもその答えってどこか遠くにあるものではなく、逆にむしろ自分の足元に、すぐそばに転がっているものだと僕は思うので、まずはそれを見つけようという意識が大切なのだと思う。
そしてそれはきっと成長と共に変化していくものでもあるだろうから、その理解に関しても柔軟にアップデートしていく必要があるとも思う。
僕は幸か不幸か単純な思考なので、自分でも分かりやすい(笑)
その点の理解や学びに障害は一切関係ないので、自身のこれまでの人生経験がそのまま活かされているし、その結果、人生の途中で障害を負ったって思想を健康に保てている(と思っているw)今の自分が存在し得ると思うし、だからこそ、上を向いて生きていけるのだと思う。
そんな自分でいられるのは、これまでの僕を支えてくれる、応援してくれる家族や親戚、そしてこれまで共に歩んできた仲間たちであり、出会ってきた素晴らしい友人達の存在だと思う。
類は友を呼ぶのであれば、そうした友と類する存在の自分であるように磨いていきたい。
と、長くなったのでここまでを前編とし一区切りさせてもらう。
試合の結果等は後編で。
次回をこうご期待(笑)