毎年名古屋の障害者スポーツセンターで開催されている伝統的なパラ卓球の大会に出場してきました。
土日二日間で団体戦と個人戦が開催されるのですが、僕は土曜日に江戸川区主催の車椅子卓球教室へ参加の為日曜日の個人戦のみ出場。
教室を終えて、それから名古屋へ向かい試合に挑んだのでした。
まずその教室の話をさせていただきましょう。
恐らく自治体が主催する車椅子卓球教室は全国初じゃないのかな?と思います。
パラスポーツの教室開催という括りでも、相当レアだと思われますし、もしかしたら前例のない事なのかも知れません。
それを江戸川区が開催してくれたわけです。
しかも無料で!
今後毎月一度、西葛西にある江戸川区スポーツセンターで開催される予定です。
もちろん無料で(笑)
そこで指導に当たるのは伊藤誠(セイ)さん。東京2020パラで卓球特任監督も務められ、早稲田大学やシチズン卓球部の監督もやられた、選手としての実績だけでなく指導者としての実績も併せ持つものすごい方!
だから、卓球の技術・知識がすごいというだけでなく(見た目からフィジカルもすごい)、指導するにあたっての言語化能力がものすごく高い!
これにはいつも感銘を受けます。
この言語化能力の高さは卓球に限らず数多いる指導者(教師を含む)にとって非常に繊細で難しい要素であり、スポーツの世界であれ芸術の世界であれ、あるいは料理やワインの世界であれ、自身の感覚を言葉で表すというのは語彙力に直結するし、さらにはそれを理解してもらえるよう単語や表現方法を相手に合わせて変化させる必要がありますから、知識だけでなく様々な点で教養の高さが求められるものではないかと思います。
そんな高い指導力を持つ、卓球経験者なら誰もが羨むようなそんな凄い方から指導いただける、それも無料でって話です(笑)
それをサポートする形で江戸川区卓球連盟や僕の活動拠点である卓球場T.T Labo のコーチ陣が指導してくれるのですが、さらにそれだけではなく、江戸川区ではパラスポーツ指導員養成講座も毎年開催しているのだけれど、その初級指導員の方々もサポートについてくださるという充実した環境(それも卓球指導の出来る方w)。
そして台はもちろん全て車椅子対応台(しかも国内トップメーカーのハイクラスの台、今回は12台)。
めちゃくちゃ良い環境です。
第一回となった今回はほぼ身内ばかりかと思いきや、健常者の頃に経験のある中途障害の方が複数参加されたり、他競技をやられてる方が興味を持って参加されてたり、小学生や中学生の参加もあったり、遠方から来られた方もあったりと様々な方が参加された賑やかな会になりました。
具体的な内容としては、初心者のグループと経験者のグループの二つに分けてそれぞれに複数の指導者がつき、特に初心者のグループにはほぼマンツーマンでの指導がされていました。連盟の方やコーチたちにより、です。
経験者グループには伊藤コーチやT.T Labo のコーチに僕を含めた4人のパートナーが付き、そこを全員が回って様々な指導を受けていく、練習をしていくといった内容でした。
ラケットやボールもメーカー協力の元に体育館が準備してくださっていたようで、それも適当なものではなくもちろん卓球場監修で参加者のニーズを具体的に検討し準備されたもの。だからか教室が終わった後には参加者からラケット3本の注文が入っていたようです(笑)
楽しめたなら、満足してもらえたなら良かったし、車椅子ユーザーにとって一番のネックは移動ですが、それを踏まえた上でまた参加したい、卓球を続けていきたい、スポーツを楽しんでいきたいと思ってもらえたら嬉しいし、特に子供達にはただ卓球を学ぶだけでなくコミュニケーションの場としてこうした体験をすることでそれ以上に様々なことを学んでもらいたいし、それが車椅子ユーザーの社会進出の一助となり、強いては共生社会実現への一助となることを切に願っています。
そしてそれを終えてからの愛知への移動。
僕は常にマイカーでの移動です。
東名・新東名をサクッとドライブ。
途中立ち寄ったサービスエリアで偶然にも知り合いの卓球コーチに遭遇という奇跡も(笑)
嬉しい再会でした。
そして愛知県内のホテルに宿泊し、日曜日の試合に挑みました。
当日会場に到着すると、コロナ禍が明けていよいよ本格稼働となった印象で、昨年よりも参加者数が多いように思えました。
だって駐車場が大変なことになっていたから(笑)
話を聞いても「そんなにみんな出てるんだ」と思えるほどで、大会の盛り上がりを感じました。
大会は例年通り公式審判あり、ボランティアによるボールパーソンありの充実した環境。
逆にエントリー数の多さから会場の手狭感はありましたけど、それこそが盛り上がりを実感するポイントで、良い緊張感を得られました。
この大会も障害によるクラス分けはされない「車椅子クラス」となるので障害の重いクラスの選手が必然的に不利にはなりますが、全ての選手はそれを承知の上でエントリー。
だから様々なクラスの選手と対戦することになりますが、そこに不満を表す選手は一人もいません。
僕の予選リーグは自分よりも重いクラスの選手2人との組み合わせ。
いずれも初対戦なので緊張はありましたが2勝し予選を1位で通過。
そして決勝トーナメント、僕は去年3位だったので1回戦はシードとなり2回戦から。
そして、そこで負けてしまいました。
練習通りに出来ない、自分の力を出し切れない、そんな印象の試合でした。
言い訳ですが。
なぜそうなのか?
そうなるのか?
それは自分で考えて導き出すしかないものなのでしょう。
成長というルートを修正し、自己満足になっていたであろう自分を反省し、今一度どうしていくべきかを熟考して取り組んでいきます。
試合の結果はすごく情けないものだったけど、それを糧に出来るかどうかが大きな分岐点。
次に向けて活かしていきたい。
成長はいくつになっても出来る。
自分が成長したいと思っていれば、上を向いていれば、そっちの方向に進んでいくことが出来ると思っています。
「年齢で生きない」
が最近覚えた僕の座右の銘の一つ
為せばなる 為さねばならぬ 何事も 為らぬは人の 為さぬなりけり
江戸時代から言われていること
その感覚は更にそのずっと前からも存在しているもので、それを江戸時代に言語化したのがこの言葉なだけのように思います
だから、上を向いて、少しずつでも前進していけるよう積み重ね、前進出来たことに驕ることなく、謙虚に成長しける、そんな人生を楽しみたいですね。
自分磨きは尽きることがない。
土日二日間で団体戦と個人戦が開催されるのですが、僕は土曜日に江戸川区主催の車椅子卓球教室へ参加の為日曜日の個人戦のみ出場。
教室を終えて、それから名古屋へ向かい試合に挑んだのでした。
まずその教室の話をさせていただきましょう。
恐らく自治体が主催する車椅子卓球教室は全国初じゃないのかな?と思います。
パラスポーツの教室開催という括りでも、相当レアだと思われますし、もしかしたら前例のない事なのかも知れません。
それを江戸川区が開催してくれたわけです。
しかも無料で!
今後毎月一度、西葛西にある江戸川区スポーツセンターで開催される予定です。
もちろん無料で(笑)
そこで指導に当たるのは伊藤誠(セイ)さん。東京2020パラで卓球特任監督も務められ、早稲田大学やシチズン卓球部の監督もやられた、選手としての実績だけでなく指導者としての実績も併せ持つものすごい方!
だから、卓球の技術・知識がすごいというだけでなく(見た目からフィジカルもすごい)、指導するにあたっての言語化能力がものすごく高い!
これにはいつも感銘を受けます。
この言語化能力の高さは卓球に限らず数多いる指導者(教師を含む)にとって非常に繊細で難しい要素であり、スポーツの世界であれ芸術の世界であれ、あるいは料理やワインの世界であれ、自身の感覚を言葉で表すというのは語彙力に直結するし、さらにはそれを理解してもらえるよう単語や表現方法を相手に合わせて変化させる必要がありますから、知識だけでなく様々な点で教養の高さが求められるものではないかと思います。
そんな高い指導力を持つ、卓球経験者なら誰もが羨むようなそんな凄い方から指導いただける、それも無料でって話です(笑)
それをサポートする形で江戸川区卓球連盟や僕の活動拠点である卓球場T.T Labo のコーチ陣が指導してくれるのですが、さらにそれだけではなく、江戸川区ではパラスポーツ指導員養成講座も毎年開催しているのだけれど、その初級指導員の方々もサポートについてくださるという充実した環境(それも卓球指導の出来る方w)。
そして台はもちろん全て車椅子対応台(しかも国内トップメーカーのハイクラスの台、今回は12台)。
めちゃくちゃ良い環境です。
第一回となった今回はほぼ身内ばかりかと思いきや、健常者の頃に経験のある中途障害の方が複数参加されたり、他競技をやられてる方が興味を持って参加されてたり、小学生や中学生の参加もあったり、遠方から来られた方もあったりと様々な方が参加された賑やかな会になりました。
具体的な内容としては、初心者のグループと経験者のグループの二つに分けてそれぞれに複数の指導者がつき、特に初心者のグループにはほぼマンツーマンでの指導がされていました。連盟の方やコーチたちにより、です。
経験者グループには伊藤コーチやT.T Labo のコーチに僕を含めた4人のパートナーが付き、そこを全員が回って様々な指導を受けていく、練習をしていくといった内容でした。
ラケットやボールもメーカー協力の元に体育館が準備してくださっていたようで、それも適当なものではなくもちろん卓球場監修で参加者のニーズを具体的に検討し準備されたもの。だからか教室が終わった後には参加者からラケット3本の注文が入っていたようです(笑)
楽しめたなら、満足してもらえたなら良かったし、車椅子ユーザーにとって一番のネックは移動ですが、それを踏まえた上でまた参加したい、卓球を続けていきたい、スポーツを楽しんでいきたいと思ってもらえたら嬉しいし、特に子供達にはただ卓球を学ぶだけでなくコミュニケーションの場としてこうした体験をすることでそれ以上に様々なことを学んでもらいたいし、それが車椅子ユーザーの社会進出の一助となり、強いては共生社会実現への一助となることを切に願っています。
そしてそれを終えてからの愛知への移動。
僕は常にマイカーでの移動です。
東名・新東名をサクッとドライブ。
途中立ち寄ったサービスエリアで偶然にも知り合いの卓球コーチに遭遇という奇跡も(笑)
嬉しい再会でした。
そして愛知県内のホテルに宿泊し、日曜日の試合に挑みました。
当日会場に到着すると、コロナ禍が明けていよいよ本格稼働となった印象で、昨年よりも参加者数が多いように思えました。
だって駐車場が大変なことになっていたから(笑)
話を聞いても「そんなにみんな出てるんだ」と思えるほどで、大会の盛り上がりを感じました。
大会は例年通り公式審判あり、ボランティアによるボールパーソンありの充実した環境。
逆にエントリー数の多さから会場の手狭感はありましたけど、それこそが盛り上がりを実感するポイントで、良い緊張感を得られました。
この大会も障害によるクラス分けはされない「車椅子クラス」となるので障害の重いクラスの選手が必然的に不利にはなりますが、全ての選手はそれを承知の上でエントリー。
だから様々なクラスの選手と対戦することになりますが、そこに不満を表す選手は一人もいません。
僕の予選リーグは自分よりも重いクラスの選手2人との組み合わせ。
いずれも初対戦なので緊張はありましたが2勝し予選を1位で通過。
そして決勝トーナメント、僕は去年3位だったので1回戦はシードとなり2回戦から。
そして、そこで負けてしまいました。
練習通りに出来ない、自分の力を出し切れない、そんな印象の試合でした。
言い訳ですが。
なぜそうなのか?
そうなるのか?
それは自分で考えて導き出すしかないものなのでしょう。
成長というルートを修正し、自己満足になっていたであろう自分を反省し、今一度どうしていくべきかを熟考して取り組んでいきます。
試合の結果はすごく情けないものだったけど、それを糧に出来るかどうかが大きな分岐点。
次に向けて活かしていきたい。
成長はいくつになっても出来る。
自分が成長したいと思っていれば、上を向いていれば、そっちの方向に進んでいくことが出来ると思っています。
「年齢で生きない」
が最近覚えた僕の座右の銘の一つ
為せばなる 為さねばならぬ 何事も 為らぬは人の 為さぬなりけり
江戸時代から言われていること
その感覚は更にそのずっと前からも存在しているもので、それを江戸時代に言語化したのがこの言葉なだけのように思います
だから、上を向いて、少しずつでも前進していけるよう積み重ね、前進出来たことに驕ることなく、謙虚に成長しける、そんな人生を楽しみたいですね。
自分磨きは尽きることがない。
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