車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

第15回全日本パラ卓球選手権大会

2023年11月29日 21時32分23秒 | 日記
非情に悔しい結果に終わってしまった。

シングルス予選敗退。
男子ダブルスMD8クラス4位。

とにかくシングルスだった。

ダメダメだった。

調子は悪くないつもりでいた。

でも全然ダメだった。



身体の動きが悪かったと反省している。

固い感じだったし、コーチ曰くいつもに比べて動きが全然遅かったらしい。

それは自分自身の失敗。

言い訳でしかないけど。

動くべきところで動かない、動けない、その判断が出来ない、あるいは判断が遅い、だからミスを「生じさせていた」のだと反省している。



初日がシングルス、2日目がダブルスだった。

大会を通してスッキリしない、気持ちよく身体を動かせない状態でいた。

だから歯がゆかった。

大会によって環境は違うし、現地で調整が出来る時があれば出来ない時もある。

国内の大会で出来る環境というのは全くと言えるほどない。

でもそれは事前に分かっていること。

だからみんなそれに合わせて調整しているし、僕もそうしている。

でもそこにも僕の失敗があったと反省している。



本当に情けない結果に終わってしまった。



でも、落ち込んではいない。

いや、確かに落ち込みはした。

でもそれはほんの僅かな時間だけ。

直ぐに前を向くことが出来た。

だって先が見えてるから。

自分に何が足りないのか、何がどう悪かったからいけないのか、どこをどう修正すべきなのか、様々な課題をどの順番で克服すべきなのか、それが明確に理解できているし、コーチ陣とも共有できているから。

確かに今回は超残念な結果だった。

今まで頑張ってきたこと、積み重ねてきたものを何一つ発揮できないままに終わった。

コーチからは「今まで見た試合で一番ひどかった」とまで言われた。

試合になると急に激弱になるとも言われた。

それくらいに酷い有様で、応援してもらってきたのに、今までやってきたのに、結果を出せなかった。

そんな自分が本当に歯がゆい。

ムカつく。

でも落ち込んではいない。

だって先が見えてるから。



積み重ねてきたのに結果は出せなかった。

でも結果が出せなかったからと言って、今まで積み重ねたものを失ったわけではない。

例えるなら、筋トレをして筋肉量は増えた。

でも結果には至らなかった。

だからといって筋肉は減っていない。

テストで100点目指して勉強した。

でも98点しか取れなかった。

だから結果には至らなかった。

でも98点取るだけの実力はついている。

そういうこと。

結果には至らなかったけど、それまで積み重ねてきたものは失うことなくしっかり持っている。

ただ何かが足りなかっただけ。

もう少し足りなかっただけ。

何がどれくらい足りなかったのかは分からない。

けれど先述した通り今まで積み重ねたものは失ってはいない。

だから悲観することはないんだよ、足りなかった分をもう少し頑張れば結果は案外近いところにあるものなんだよ、自分が頑張ったものは一生自分の財産として残っていて無くならないんだよ。

と、僕は講演などで子供たちに話すことがしばしある。

それを自分にも言い聞かせただけ(笑)

だから、先を見ていられる。



でもまぁ正直、負けたのはすごく悔しい。

あそこであのミスはなんだよ!

というのが山ほどある。

自分への腹立たしさ、苛立ちは数えきれない。

それも悔しい。

だからその悔しさを糧にしてさらに積み重ねる。

上書きする。

幸いなことに、新たなアップデートを考えた際、偶然のあの出会いはこの為だったのか!というものがいくつかあった。

雨降って地固まるとはよく言ったものだとつくづく思う。

これからさらに固めていく。



ジョナサン・リビングストン。

僕の尊敬する偉大なカモメ。

思考や思想、理想とか憧れだったりライフスタイルなんかも様々あって一概にどれが正解と容易く言えるものではなく、また誰しもが同じである必要もなく、みんなそれぞれ違っていて良いと思うし、むしろそれは自然なことであり、人と違っていることを恐れる必要も無ければ、そんな自分に胸を張って威風堂々人生を謳歌することが良いと僕は思っている。

世の中の 人は何とも いわばいえ 我がなすること 我のみぞ知る

と謳った偉人もいた。

弱肉強食のサバンナに例えられる社会、その社会を生き抜く自分を百獣の王ライオンではなくキリンと例えて人生を謳歌する人物もいた(架空の人物w)

「何のために飛ぶのか?」と問われ、皆が「食べる為(生きる為)」という中で唯一「それを楽しみたいから」と答えたカモメがいた。

そういう生き方もありだと思うし、良いと思う。

僕の考える自分の卓球スタイルは効率的ではないかもしれないし、格好つけているだけのものなのかもしれない。

でも、それで良いと思っている。

つい先日も、遠回りすることの価値、そうする大切さを思ったばかりだし。

自分を貫き続ける。

自分の進みたい方向を、その先にある未来をしっかり見据えて進んでいこうと思う。

そして、自分自身のあるべき姿を意識して、より謙虚にあらねばとも思う。

まずは毎日の積み重ね。

それしかない。

今回の反省は、それがまだまだ足りていなかったということ。

調子が良くても、成長を実感できたとしても、決して驕ることなく常に謙虚に自分を磨き続けなさいということ。

それに尽きる。

まだまだ子供なのでした。

決意を新たに前を向いて歩いていく。

車椅子で(笑)

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