車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

誘われてローカルな障害者大会に出場。

2016年04月30日 13時21分32秒 | 日記
自分に足りないものを少しでも補えるように遠征してきました。



障害者の卓球大会ですが、車椅子の方は僕と地元の方5人だけで、あとはみなさん立位の方あるいは知的障害の方が大半、健常者の方が複数名という大会でした。



クラス分けは一切なし、全てをミックスして行われる4人(あるいは5人)一組のリーグ戦を行い、その1位2位の上位決勝トーナメントと3位4位の下位決勝トーナメントが行われるというものでした。



僕の予選グループは健常者の方が一人、立位の方が2人で、僕はのっけから健常者の方と対戦。



1、2セット目を落とすもそこからの逆転勝利が出来たのでした。



その立位の方との2試合はそれぞれ3-0で勝利。

ということで予選1位通過し、上位トーナメント1回戦も立位の方に3-0で勝利。

でもプレー中の自分のミスが同じ内容だったことにストレスを抱えたのでした。



その次は準々決勝で健常者の方と。

相手のその戦型から嫌いではないプレースタイルに見えたので強気で挑むもののそれが逆に熱くなりすぎて冷静さを欠く試合内容に。

それが今回一番の反省点でした。



振り返れば納得がいく。

プレー中も「(冷静ではない)悪い状態になっている」と自分でも認知出来ている。

でも修正しないまま正面から力で挑んだ結果、相手にとってはそれこそまさに「やりやすい」展開を生んでしまっていたように思います。

試合を見てくれていた方(健常者で超ベテラン)が僕のプレーを分析してくれて、あぁまさにそうだなと思うものの試合中にそれに気付けなかった自分が情けない。

こういうのが特にダメなところ。

どれだけ技術を磨いてもそれは使い方次第で財産にもゴミにもなる。

その判断能力をしっかり養うことが大切ですね。



ただ技術的な部分には多少の自信を持てたのでそれが今回救われたところ。

普段練習で取り組んでいるいくつかの課題全てでポイントを上げることもできたし、単純に技術の部分においては多少の成長は出来ているのかなと、慢心するつもりはないけどこれまでの取り組みに自信が持てたのでそれは素直に嬉しい部分。



でもこんなものじゃぁまだまだ足りない。

上を目指すのであればこんなことで満足してちゃアホウです・・・



というわけで翌日から早速練習&トレーニング。

これからもしっかり頑張っていきます。

さぁこれからいよいよです!

2016年04月12日 22時15分28秒 | 日記
自分で言うのもなんだけど、最近調子が良いように思える。

自分がイメージする卓球に近づいてきたというか、ようやく様になってきているように思える。

思うように練習が出来ているわけではない。

むしろ練習が出来ない。

先月からの慌ただしさはいまだ引きずっている。

でも、限られた時間と環境ではあってもその時間はすごく良い練習をさせてもらえている。

だから「卓球」という競技において、最近はよりマクロに、多角的に考えられるようになってきたと思う。

自分で言うのもなんだけど。


これはまさに僕にご指導くださる方々の恩恵。ご指導の賜物。

そうした理解度が増していくことで、例えば同じ活字を読んでもそこから学ぶことがより大きくなる。

今までが1を聞いてそのまま1だけを理解していたものが、今では2を知ることが出来ている・・・かもしれない。

自分で言うのもなんだけど。


理解度が増すことで台から離れた時間の活用がより深まる。

それがより深まることで台から離れた時間に積み重ねたものが台で打つ際により活きてくる。

素振り一つとってもそうだと思う。

限られた短い時間であってもより有効活用出来ているんじゃないかと思える。

まだまだ根拠はないけれど、なんとなく自信が持ててきた。

自分で言うのもなんだけど。


だから卓球が今まで以上に楽しくて楽しくて仕方ない。

今年度もまた健常者の一般の大会にもお誘いいただき出場させていただくことになった。

健常者の卓球と障害者の卓球はその内容が違うと最近ようやく理解できるようになってきた。

それもまた自身の成長の表れなのかもしれない。

自分で言うものなんだけど。


障害者も健常者も関係なく真摯に卓球という競技に向かい合うことで、こんなへたくそな僕でもお付き合いくださる方々が増えていく。

「また練習しましょうね」と言ってくださったり、自分の時間を多少犠牲にしてでも僕の為に尽くしてくださる方がいてくれる。

そうした方々への感謝の意を表すのはやはりプレーの内容とその結果でしかない。

言葉ではなんとでも言える。

そうではなく、プレーヤーとして背中で語る方がお互い嬉しいしより様にもなる。

というわけで、新年度は飛躍の年に出来るよう努力してまいります。

日々の積み重ね、ただただそれだけですね。

頑張ります!

未踏の大地に

2016年04月03日 02時53分58秒 | 日記
今日は障害者卓球仲間主催の練習会に参加させていただく。

ゲストとして健常者の上級者や聴覚障害の国内トッププレーヤーまでが練習パートナーに来てくださった。

短い時間のアップを終えたら、今日は本番さながらのゲーム練習を繰り返す。



僕はここ1カ月全くと言っていいくらいに練習が出来ていない。

したいのだけれど仕事を含め所用が重なったり体調不良があったりで全然できていない。

だから本来は積み重ねていくべき練習が毎回振り出しに戻っているような印象を受ける。

なっちゃいない。



でも、でもである、技術的にはなっちゃいなかった今日の僕でも、それでも掴めたものがあった。



それは何か?



頭を使うこと。発想の転換。



やはり競技である以上、プレーを支えるのはまず技術だと思う。

さらにそれを下支えするのがメンタルだとも考える。

さらに、それと並行して技術を活かす、活用するために無くてはならないものが「頭」だと思う。



僕は足りない技術とメンタルをフォローする頭さえ持ち合わせていない。

だから僕の負け試合はだいたいいつも同じような内容であることが多い。

これは多分学生時代から変わらないと思う。

最近もお世話になる方々から同じようなアドバイスを頂いている。

毎回そのアドバイスは理解できてはいるつもり。

言葉では理解できている。

でも、言葉で理解できているとしても身体では理解できていなかった。



ところが、それをようやく「身をもって」理解できたような瞬間があった。

だからそれを忘れないようにここに書き記す。



こういう練習会で、普段では出来ないようなすごい方々とのゲーム練習だったからこそ掴み得た感覚だと思う。



これは僕に足りない「頭」の部分のほんのさわりに過ぎないのだけれど、それを知り得たことが大きな財産に思えた。



思えば中学高校の頃にこの発想は無かった。

もしあの当時こういう指導を受けていたら今の僕は全然違っていたと思う。

「たられば」は格好悪いことだけれど、あえてそう言わせてもらう。

だからこそ、今の僕はあの頃の僕がまだ知りえない段階に到達したことになる。

今の僕を取り巻く環境はまさにそうだと言える。

これは実にありがたいこと。

であるからこそ、僕にとって僕がこれから進む先はもう未知のレベルにあると言える。

大げさだけど(笑)



であればこそ、もっともっと質の高い良い練習を積み重ねていかなければならない。



これから先に未知の世界が広がっているとすれば、暗中模索もすることでしょう。

でもぶれない意思をしっかりと持っていれば迷うことは無い。

今までの3年間は昔取ったなんちゃらでやってきたようなもの。

本番はこれからということでしょう。

さぁ新年度、新たな思いで頑張ってまいりましょう!



あぁ・・・お腹いっぱい練習したい・・・