この12月は実に慌ただしいことになっている。
先月の全日本パラから毎週末試合が続いた。
まず全日本の翌週、12月最初の日曜日は大阪で「ピンポンパーン卓球大会」という大阪の車椅子チームが主催する大会に出場。
実にユーモアと気遣いや思いやり、おもてなし感のある良い大会で、健常者も含めすべての選手が車椅子でプレーするという大会。
近郊だけでなく僕を含め遠方からも多数が参加し、総勢60人近い選手が出場していた。
僕は上位トーナメントでベスト8敗退。
健常者のプロコーチに負けてしまう。
次はリベンジを果たしたい。
翌週は群馬での関東選手権大会に出場。
団体戦と個人戦を1日で行うという結構ハードな試合なのだけど、一番過酷だったのはハード面。
別に駄洒落のつもりはない(笑)
なんと、卓球台が車椅子対応ではなかった。
え?この大会で?と驚くと同時に残念な思いも。
実際のところ、一番最初のダブルスの試合で、最初の僕のサーブで2本目にショートサーブを出したところ、相手選手がレシーブをしようとして車椅子を動かし、結果彼の足が卓球台の脚に「ガン!」と衝突!
怪我は無かったので良かったけれど、台が動いて審判が修正をする始末。
もうこの瞬間僕の中で「ショートサーブ禁止」のルールが設定された。
ラリー中は仕方ないとしてもレシーブで怪我をさせるというのはサーブに問題ありだと思うので、そこは配慮しお互いに怪我をしたくないので自分ルールで禁止することに。
相手がショートサーブを出してくれば、その場の判断で行動するけど。
レシーブだけでなくラリー中でも動けば足がぶつかるのでとにかく動くことが憚られる。
実際試合中に何度か足をぶつけてしまったし。
僕らのような下半身麻痺の人は感覚がない故に足の怪我のリスクが大きいだけでなく、怪我した場合その治癒にも通常に比べて時間を要する。
当然骨だって弱い。
だから、プレー以外の部分で気を遣う。
サーブに条件を設ければ必然的に戦術や戦略にも条件が設けられる。
思い切り、日頃の練習の成果をいかんなく発揮、という訳にはいかなかった。
というのは言い訳(笑)
結果的に団体戦も個人戦も1回戦敗退。
組み合わせの不運もあったけれど、ちょっと意識を散漫させてしまっていた。
残念ながら練習の成果を発揮することは出来ない残念な大会だったけれど、課題のチェックが出来たことは収穫だったし、新たな課題という収穫もあったのでプラスになった試合ではあった。
そして3週目は土日それぞれ試合があった。
土曜日は都内で、民間の卓球場が主催する大会。
これは健常者の一般の大会。
今回は100人近いエントリーだったようで、賑やかな大会だった。
この大会、なんと出場者全員のランキングが決まるというシステム。
だから試合の仕方、進行も独特で面白かった。
主催者の意向でダイバーシティ&インクルージョンをテーマの一つとし、それで僕を含めたパラ選手をお招きいただいたというもの。
健常者との試合は久々だったのでちょっと熱くなった(笑)
ちなみにこの会場は卓球台も車椅子対応のものが10台くらい用意されてて、安心してプレーできたので存分に楽しむことが出来た。
運営側の気遣いもあり、環境面も進行もスムーズかつスマートで良い時間だったし、「交流」という点においても「学び」という点においても実に有意義な時間だった。
結果はトータル6勝4敗の30位に終わる。
もっと上を目指したい。
その翌日は東京障害者卓球選手権大会。
今回が44回目となる歴史ある大会。
個人戦のみ。
で、結果は優勝。
これは僕にとっては大きな勝利となった。
だって、通常国内の試合では、全日本パラ以外は障害によるクラス分けは行われず、一緒くたに「車椅子クラス」として開催される。
それが今回僕の対戦相手はほぼ全て同じクラスの選手だった。
これは中々稀有なこと。
国際ルールでは車いすでも障害によってクラスは5つに分けられる(クラス1~5)。
数字が小さい方が障害はより重い。
だから、障害の重い人が不利になる。
ちなみに僕は真ん中のクラス3。
だからクラス4や5の選手相手にはちょっと不利な点もある。
でもそこは努力と根性、技術でリカバーするし、そもそもそれを前提として出場していればトレーニングもしているのでそこへのストレスなどは毛頭ない。
前置きが長くなったけど、そんな大会であるにもかかわらずなんと、僕の対戦相手は予選から一人を除いて全て同じクラス3の選手となった!
しかも決勝トーナメントに上がると先日の全日本パラの4位、3位、2位の順に対戦するというドラマ(笑)
例年よりもエントリー数が少なかったのが幸いしたのかもしれない。
それを勝ち上がっての優勝というのは個人的に意味が大きい。
価値ある結果となった。
この調子で積み重ねていきたい。
今月のあわただしさはまだ終わらない。
次の週末には合宿が控えている。
年が明ければまたすぐに合宿が行われる。
まずはコンディショニングが重要となる。
餅の食べ過ぎで身体が重いなんて言ってられない。
季節柄身体のケアもより注意して行わなければと思う。
そうした小さな積み重ねが大切なんだと考える。
今年最後の試合を優勝で締めくくれたのは実に嬉しい。
でも余韻に浸ることなく直ぐにスタート。
毎日の積み重ねは続いていく。
勝った試合でも反省点は多々あり、修正しなければならない点も多くあれば、ゴールはまだまだ先な訳だから。
ホント、積み重ね。
そうやって、来年はさらなる成長を遂げたい。
先月の全日本パラから毎週末試合が続いた。
まず全日本の翌週、12月最初の日曜日は大阪で「ピンポンパーン卓球大会」という大阪の車椅子チームが主催する大会に出場。
実にユーモアと気遣いや思いやり、おもてなし感のある良い大会で、健常者も含めすべての選手が車椅子でプレーするという大会。
近郊だけでなく僕を含め遠方からも多数が参加し、総勢60人近い選手が出場していた。
僕は上位トーナメントでベスト8敗退。
健常者のプロコーチに負けてしまう。
次はリベンジを果たしたい。
翌週は群馬での関東選手権大会に出場。
団体戦と個人戦を1日で行うという結構ハードな試合なのだけど、一番過酷だったのはハード面。
別に駄洒落のつもりはない(笑)
なんと、卓球台が車椅子対応ではなかった。
え?この大会で?と驚くと同時に残念な思いも。
実際のところ、一番最初のダブルスの試合で、最初の僕のサーブで2本目にショートサーブを出したところ、相手選手がレシーブをしようとして車椅子を動かし、結果彼の足が卓球台の脚に「ガン!」と衝突!
怪我は無かったので良かったけれど、台が動いて審判が修正をする始末。
もうこの瞬間僕の中で「ショートサーブ禁止」のルールが設定された。
ラリー中は仕方ないとしてもレシーブで怪我をさせるというのはサーブに問題ありだと思うので、そこは配慮しお互いに怪我をしたくないので自分ルールで禁止することに。
相手がショートサーブを出してくれば、その場の判断で行動するけど。
レシーブだけでなくラリー中でも動けば足がぶつかるのでとにかく動くことが憚られる。
実際試合中に何度か足をぶつけてしまったし。
僕らのような下半身麻痺の人は感覚がない故に足の怪我のリスクが大きいだけでなく、怪我した場合その治癒にも通常に比べて時間を要する。
当然骨だって弱い。
だから、プレー以外の部分で気を遣う。
サーブに条件を設ければ必然的に戦術や戦略にも条件が設けられる。
思い切り、日頃の練習の成果をいかんなく発揮、という訳にはいかなかった。
というのは言い訳(笑)
結果的に団体戦も個人戦も1回戦敗退。
組み合わせの不運もあったけれど、ちょっと意識を散漫させてしまっていた。
残念ながら練習の成果を発揮することは出来ない残念な大会だったけれど、課題のチェックが出来たことは収穫だったし、新たな課題という収穫もあったのでプラスになった試合ではあった。
そして3週目は土日それぞれ試合があった。
土曜日は都内で、民間の卓球場が主催する大会。
これは健常者の一般の大会。
今回は100人近いエントリーだったようで、賑やかな大会だった。
この大会、なんと出場者全員のランキングが決まるというシステム。
だから試合の仕方、進行も独特で面白かった。
主催者の意向でダイバーシティ&インクルージョンをテーマの一つとし、それで僕を含めたパラ選手をお招きいただいたというもの。
健常者との試合は久々だったのでちょっと熱くなった(笑)
ちなみにこの会場は卓球台も車椅子対応のものが10台くらい用意されてて、安心してプレーできたので存分に楽しむことが出来た。
運営側の気遣いもあり、環境面も進行もスムーズかつスマートで良い時間だったし、「交流」という点においても「学び」という点においても実に有意義な時間だった。
結果はトータル6勝4敗の30位に終わる。
もっと上を目指したい。
その翌日は東京障害者卓球選手権大会。
今回が44回目となる歴史ある大会。
個人戦のみ。
で、結果は優勝。
これは僕にとっては大きな勝利となった。
だって、通常国内の試合では、全日本パラ以外は障害によるクラス分けは行われず、一緒くたに「車椅子クラス」として開催される。
それが今回僕の対戦相手はほぼ全て同じクラスの選手だった。
これは中々稀有なこと。
国際ルールでは車いすでも障害によってクラスは5つに分けられる(クラス1~5)。
数字が小さい方が障害はより重い。
だから、障害の重い人が不利になる。
ちなみに僕は真ん中のクラス3。
だからクラス4や5の選手相手にはちょっと不利な点もある。
でもそこは努力と根性、技術でリカバーするし、そもそもそれを前提として出場していればトレーニングもしているのでそこへのストレスなどは毛頭ない。
前置きが長くなったけど、そんな大会であるにもかかわらずなんと、僕の対戦相手は予選から一人を除いて全て同じクラス3の選手となった!
しかも決勝トーナメントに上がると先日の全日本パラの4位、3位、2位の順に対戦するというドラマ(笑)
例年よりもエントリー数が少なかったのが幸いしたのかもしれない。
それを勝ち上がっての優勝というのは個人的に意味が大きい。
価値ある結果となった。
この調子で積み重ねていきたい。
今月のあわただしさはまだ終わらない。
次の週末には合宿が控えている。
年が明ければまたすぐに合宿が行われる。
まずはコンディショニングが重要となる。
餅の食べ過ぎで身体が重いなんて言ってられない。
季節柄身体のケアもより注意して行わなければと思う。
そうした小さな積み重ねが大切なんだと考える。
今年最後の試合を優勝で締めくくれたのは実に嬉しい。
でも余韻に浸ることなく直ぐにスタート。
毎日の積み重ねは続いていく。
勝った試合でも反省点は多々あり、修正しなければならない点も多くあれば、ゴールはまだまだ先な訳だから。
ホント、積み重ね。
そうやって、来年はさらなる成長を遂げたい。
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