車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

2018年 国際大会出場権獲得!

2018年03月28日 00時27分54秒 | 日記
2018年の国際大会派遣選手に決定したとの連絡があった。

先日の2次選考を通過したことになる。

正直、ホッとした。



でもこれはスタートラインに立つ権利を得ただけ。

勝負はこれからなのだ。

2015年、2017年と国際大会に出場し、世界をこの目で見て、その中で自分が勝ち進んでいくためには何をどうしなきゃいけないのか、少なからず理解しているつもりだし、それはコーチ陣とも共有出来ている。

だからこそ、これまでの反省を活かすべく今年はどのようにしていくのか、何が必要なのかを考え、その為の準備も行っている。

それが十分なのかどうかは正直不安でもある。

絶対の安心は無い。

でも、やれることはしっかりやっていく。

2020年を目標とすれば、今年の結果で全てが決まるといっても過言ではない。

だから、今出来ることを最大限やる。

それこそ、頑張る。



ナポレオンの言葉だそうで、「(奪われても)地点は取り返し可能だけれど、機会やチャンスは取り戻すことは出来ない」とある。

全くもって同感。

また、若い頃に憶えた言葉で「投資なくして回収無し」というのもある。

機会やチャンスを逃さぬよう、目を見張り、アンテナを高く張って、その瞬間素早くそこにエネルギーを集中できるようしっかり準備をしておく、身構えておく、まずは常日頃からのこうした心掛けが大切なのだと思う。



また先日の大阪での試合で、僕には思いがけない大きな収穫があった。

自分自身ずっと気にしていたこと。

それがついに瓦解するような、明確なものが見えて、しっかりとそれを掴むことが出来た感がある。

それをこれから先に活かせると思うと、もう楽しみでしかたない。



春の暖かい風が吹いてきた。

この風が続くかどうか、ピタリと止むか、はたまた冷たい向かい風になるのか、それは全て自分次第だと考える。

自分に厳しく。

さぁ、僕の新しい一年がいよいよ始まる。

ジャパン・オープン・パラ卓球選手権大会

2018年03月22日 10時19分49秒 | 日記
大阪は箕面市で開催された大会でした。

まず、初めての会場や環境など、僕を含め選手としては不安に思う声もちらほら聞こえてはいましたが、行ってみるともの凄く綺麗で立派な会場、台も全て車椅子対応の新しいもので(しかも世界に冠たる日本メーカーのもの)、個人的には文句なしの会場でした。



そんなジャパン・オープン。

結果は個人戦G2クラス準優勝。

団体戦車椅子クラス準優勝でした。



まず初日の個人戦。

G2という下位トーナメントの出場となったので、「優勝して当然」と周囲からも思われていたし、また自分自身そう思っていたので、これまでの人生で一番ではないかというくらいに固くなっていました(笑)

「勝たなきゃいけない」という強いプレッシャーを自分で自分にかけていた。

「なんでG2なの?」と会場で聞かれることも複数回あり、それもまたプレッシャーに拍車を掛けることに。

結果論ですが、まずその時点で集中力に欠けていたと思います。

こういった反省は以前にもあったのにそれをまた繰り返した。

もっと学ばなければ先へは進めない、大いなる反省です。

準優勝といえば聞こえはいいですが、僕にとって今回の個人戦は悔しさが残るだけ。

同じ轍を踏まぬよう取り組んでいきます。



そして団体戦。

同じ準優勝でもこちらはかなり誇れるものとなりました。

強豪を有するチームに勝利を重ね、決勝戦まで上がれたこと。

そしてメダルを獲得できたこと。

僕を含めチームメイトもこの結果には大きな喜びと少なからずの自信を得たと思います。



ただ個人的には反省点も多々あり、「ああしておけば良かった」「もっとこうすべきだった」という後悔の念は全ての試合にあります。

そもそも、「決勝戦までいったのだから優勝したい」という単純なものではなく、「勝ちたい」という思いが強くあるので、2位という結果は悔しいものでもあります。

いずれにしても、自分の目標はここではないので、そこへたどり着く為にもその反省点をしっかりと改善できるよう、日々取り組んでいきます。



今回の試合を振り返り、悔しさ、反省点は多々ありますが、逆にこれまでの活動に胸を張れる、自信の持てるものでもありました。

プレーだけでなく環境面等も含めた自分の目指すポイントと進むべき道、その方向性に今回また確信が持てたのが一番の収穫とも言えるでしょう。

今回はコーチ陣にも帯同いただき、課題点や反省点を共有してもらっているので、それをどう今後に結び付けていくのかは僕次第。

帯同してもらいいろいろ共有出来たからこそ、コーチにも味わせた悔しい思い。

それも共有していただけるのは本当にありがたいこと。

それを払拭させるのは僕の結果でしかない。

確実にステップアップしていけるよう、期待を裏切らぬよう、さらに頑張っていきます。



最後に、これまでここで僕の名前を公表はしていませんでしたが、ふとした思い付きで公表させていただくことにしました。

理由は、社会人として自分自身の言葉にちゃんと責任を持つべきだと思ったので。

結果や反省記の備忘録だけでなく主観的意見を述べることも多々ありますが、匿名であれば好きなように書きすぎてしまうこともあるかもしれない。

そこは一社会人としてのリミッターを自分に設ける為にも、敢えて名前を出すことにします。

もしお気づきの点やご意見などございましたら、どうぞ忌憚なくお願いいたします。



では、さらに頑張ってまいります!

来週の試合前に

2018年03月09日 21時57分12秒 | 日記
試合1週間前にして、今更何をどうしようと格段に腕を上げるなんてことは出来ない。

出来ることと言えば、良いコンディションで当日を迎える為の取り組み。

それに尽きる。



といっても、今年のその試合は僕を含めごく一部の選手にとっては代表の2次選考となるので、例年とは大きく異なる、とても重要なものとなる。

また、代表選考の対象選手でなくても、「ジャパン・オープン」というタイトルの全国大会なのでそれに掛ける意気込みの強い選手も少なくは無いはず。

逆に2次選考を兼ねる為に大会要項とは異なる組み合わせとなっているところもあり、僕を含め申し込んだクラスとは違うところで出場する結果になっていたり、逆にそれで貧乏くじを引く結果になるような一般参加者もあるだろうから、それを残念に思う選手もいるかもしれないし、また大会会場も例年とは異なるところなので、今回の大会は様々な意味で波乱を含んでいることも予想される。



いずれにしても、条件面や環境云々を言い訳には出来ないので、自分がどのような立場にあろうとも、例えそれがすごく厳しいアウェーのような環境でも、冷静沈着に自分のベストを尽くせるように、当日もそれまでの時間もしっかりと有意義に過ごしていかなければならない。



ということで、練習の合間に自分自身を分析してみる。

これは遠方から定期的にお見えになられる僕のスーパー・アドバイザーの指示によるもの。

自分自身を客観視するための分析。

過去の3試合を分析して見た。



笑いが出る(笑)



面白い。



3試合のうち2試合は以前にも自己分析していたのだけれど、それをあらためてしてみたら思いのほか笑えた。

コーチ達のご指導のお陰で僕自身の考える力は以前よりも増しているのだと思う。

その甲斐あって、自己分析能力もレベルアップ出来たのだと思う。

だから、以前よりもさらに深いレベルで見えるものがあった。

反省点を修正し、技術を伸ばしていく為の具体的な練習方法も今はより明確になっている。



自分が進みたい道、進むべき道ははっきりしているし、僕にはしっかりと見えている。

より確実に大きな一歩を踏み出していく為に、甘えも油断も禁物。

出来ることを最大限の力でやっていく。

真摯に取り組むとはそういうことだと思う。



「世の人は 我を何とも 言わば言え 我が成す事は 我のみぞ知る」



坂本竜馬は「我のみ」だったかもしれないけれど、僕の、ことパラ卓球においては僕のみでなくコーチ達複数の方々、それこそ「チーム」が「我が成す事」を共有、理解、そして応援してくれている。

だからこそ、言い訳のできない環境でもあるのだけれど。



まずは来週の試合、そしてその向こうにある道筋を進む為に、まずはこの1週間を大切に過ごす。



練習も大切。

でもある意味それ以上に食事と睡眠も大切。

他にも大切なことはたくさんある。

要は、24時間をいかに過ごすか。

練習時間や環境の良し悪しで差を考えがちだけど、本当はおそらくそれ以前の段階で既に差が生じているものだと思う。

全ては自分次第。

明日の自分を作るのは今日の自分。

来週の自分を作るのは今週の自分。

今の自分。

さぁ、自己プロデュース。



未来の自分の為に、今をしっかり取り組む。