ゴエモンのつぶやき

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自信の5年目 客足、売り上げ好調 大田原・障害者喫茶「ヒカリノカフェ」

2009年12月19日 23時48分57秒 | 障害者の自立
那須地区で初めてオープンした知的障害者が働く喫茶店「ヒカリノカフェ」(本町1丁目、渡辺雅紀マネージャー)が、今月で5年目を迎えた。障害者が働く店を看板にするのではなく、あくまで味や雰囲気を追求する本格的な店をコンセプトに運営し、客数、売り上げも順調に増えている。さらに障害のある従業員3人が一般の事業所に就職するなど就労、自立支援の面でも実績を挙げている。

 同店は社会福祉法人エルム福祉会が中田原の障害者通所授産施設エルムの園(川上健次施設長)の分場として開店し、障害者4人が接客などの業務をこなしている。約67平方メートル、16席の店内は古い机やシックな内装など渡辺マネージャーらが工夫を凝らした。食材も有機栽培などにこだわる。

 メニューの自家製ケーキも5種類に増え、2年目からは軽食のパンプレートを提供。客から要望の多かったランチとして、昨年からカレーも始めた。同福祉会の通所授産施設セルプみなとで製造したクッキーやスコーンなど約20種類を「ヒカリノカフェ・ブランド」として販売する。女性客を中心に客も順調に増え、本年度は前年の3、4割増という。

 一方、障害者の従業員が普段の接客や業務で自信を付け、一般企業の就職に意欲を燃やし始めた。2年目から就職面接を受け、これまでに年1人計3人が採用されている。川上施設長は「身近に見て、自分も就職したいという意欲が増してきているようだ」と効果を話す。

 渡辺マネージャーは「これからもお客さんに喜ばれる店を目指して頑張りたい」と意欲的だ。営業は午前10時30分~午後5時30分。日、月曜日定休。問い合わせは同店電話0287・23・2227。



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