「ビートルズ全詩集」内田久美子訳、読んで見ました。
「ビートルズ全詩集」内田久美子訳、読んで見ました。
ということで前回の “「ビートルズ関連」の英語の本を何冊か読んでみる事にしました。” の第2弾です。
こんな本が有るなんて知らなかったんですが、CDのライナーノーツについてる訳詩が手元に無いときなんかは重宝しました。
中学卒業以降「ビートルズ」はイージーリスニングとして聞き流していた事が殆どだったんですが、こうやって一曲、一曲、英詩と訳詩を眺めながら、ちょっと真剣に聴くって言うのも悪くないですね。
面白かったのは、CDついてる訳とは結構違っていた事。言い回しや、意訳っぽい部分が違うのは当然として、動詞の解釈が違っていたり(片方はLieを嘘と訳し、もう片方は横たわると訳していたり)、文法自体の解釈が違ってたりしていたのにはびっくりしました。
どちらの翻訳者も「英語のプロ?」だと思うんですが・・・・・。
特に、Why Don't We ~ の歌詞に笑いすらこみ上げました・・・
アマゾンのレビューがなぜか高評価なのも解せません、時代背景もまったく無視して訳されているようで、この本に関して言えば内田さんの想像と創作が多分にあると思います。私は一通り目を通して友人に譲りました。
ちなみにこの方は、ストーンズのCDにも時々訳を付けていらっしゃいますが、
Shake it が Sugar と聞こえるお耳をお持ちになっています。
「やっつけ仕事」と言う訳でも無いんでしょうが、
活字に残る仕事なので、
もう少し慎重にやっていただいた方が良いんじゃないかと思いました。