秋晴れの候、初秋の「コスモス(秋桜)」を撮ってみました。
「コスモス(秋桜)」は「秋の花」って言うイメージがありますが、どうやら早生の品種があるようで、初夏のころから良く公園とかで見かけまが、個人的にはやっぱり秋に咲くコスモスがシックリ来るように感じます。
自分の年代だと「コスモス」と言うと、やっぱり山口百恵の1977年のヒット曲「コスモス(秋桜)」がイメージとして最初に思い浮かべます。さだまさしの作詞、作曲の名曲ですが、子供だった当時はこの作品の良さなんてわかる感性も無く、なんか地味な曲だなって言うイメージでしたが、この年になって聴くと本当に「しんみり」と来ますね。
淡紅(うすべに)の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜りに揺れている
此頃、涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする
縁側でアルバムを開いては
私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くりかえす
独言みたいに小さな声で
こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさが浸みて来る
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時が変えるよ心配いらないと笑った
あれこれと思い出をたどったら
いつの日もひとりではなかったと
今更乍ら我侭な私に唇かんでいます
明日への荷造りに手を借りて
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくりかえす母
ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの子供でいさせてください