漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

はぢめてのブチ切れ(10/10) 「パリ」は「パリ」だとさ!

2007年11月04日 14時43分14秒 | 第5話/はぢめてのブチ切れ

 ラブレーの話に比べたら、ショボいオチになっちゃいましたね・・・。

実を言えば、ホガース(1697-1764)作の連作版画「一日の4回」中の「夜」で、
ロンドンの町でも同じ事が行われているというのが分るんですけどね。
・・・パリだけじゃなくって。


 ちなみに、これを防ぐには、道の真ん中か壁際を歩くしかないとの事でした。
当時はトイレが家にあるのはめずらしくて、しかもオール・ボットントイレでした。
他には椅子とおまるが合体したのや、尿瓶とかを使って処理し、中味を窓から道路へと
ぶちまけていたのです。

「ボットントイレ」ってお若い方々は何の事だか分ります?
昭和末期の頃には、まだ何とか日本でも残っていましたが。・・・「水洗式じゃない」という事です。
平成も早20年となりますが、現在「仮設」とか「高い山にある物」以外は絶滅してしまったのでしょうか?


 ガリバーとガルガンチュワの関係については作者も分りませんので、
専門家の方が近くにいたら聞いてみて下さい。

余談ですが、ガリバーさんが宝永6年(1709)5月の末頃に来日していたってのをご存知でしたか?
江戸に来て「皇帝に拝謁を許された」とありましたが、天皇陛下は明治時代まで京都にあらせられましたので、
なりたてホヤホヤの6代目、徳川家宣将軍の事なのでしょう。
―8代将軍吉宗様の頃なら、マツケンさんのドラマにご愛嬌で
ガリバーさんが出て来たかもしれませんが・・・「大奥」じゃ無理かな・・・。



今回初めてご覧になる方で、第1話からご覧になっていただける方はこちらからどうぞ。

・・・そしてその後、マルセル・トロワはハリソンさんの「鬼マネージャー」と化して行くのでした!!
     
〈次回の更新は11月10・11日の予定です。〉

10日/エッセイ「衝撃!パリの街はこんなに汚かった!!」
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