漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

黄昏のエア (26/32) 自分だけの世界から…

2009年10月04日 17時34分25秒 | 第14話/黄昏のエア

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 逆に、何でハリソンさんは、上っ面ばかり誉めそやされて、
同性から嫌われそ~な、年の離れたお嬢様タイプの女性にばかり惹かれるのでしょうか?
パリで仲良くなった伯爵令嬢兼女社長ジェイン・ランズバーグさんや、
亡くなった奥さんもそんな感じの女性なのでしたが ― 。

 ― 塚、この点は、ローレンス・スターンさんにも
そっくりそのまま当てはまるような気がするのですが、
そこんトコをズケズケ書いて、それじゃどんな女性が合うんだってトコまで想像して、
書き溜めた論文集の中にそれらを何気に混ぜ込ませて、
一般書店流通向けに出版して下さる大学の先生はいらっしゃらないでしょうか?!

 ― 作者、是非読んでスカッとしてみたいですわい。


 アラベラさん、青鞜会にも入れなかったし、
自分が書いた物を自分以外の人に見せるのも初めてで、勇気がいたんだろうな。
 この中に、 「 黄昏のエア 」 も入っていて、
ハリソンさんはこの後、何かある事にこの詩を思い出すのでした。

 次週、ハリソンさんは、自分のある作品も
アラベラさんに読んでもらおうと決意するのですが ― 。

 ところで、アラベラさんが、「 トリストラム・シャンディ 」 を嫌う理由って、
何だと思います?
実は、自分のセールス上のライバルだとか、Y本という評判の他にも訳があって、
もしかしたら、こっちの方がずっと大きいのかもしれないのでした。

〈 次回の更新は、10月10・11日の予定 〉

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