漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

黄昏のエア (27/32) 全てを話そう

2009年10月10日 11時31分48秒 | 第14話/黄昏のエア

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 ハリソンさん、確か第7話でデュポン先生に、
「 ロミジュリのノヴェライズお仕事をアラベラさんの弟に取られた上、
自分の仕事よりそっちの評価が上々だったのが悔しかった。 」 とか、
「 でも、トリストラム・シャンディ氏が60年の新年早々、
自分の代わりに敵を取ってくれてうれしかった。 」
とか、言ってるんですが ― 。

 アラベラさんは、前述の如く、 「 ロミジュリ 」 の影の監修者なので、
ハリソンさんの敵だし、ハリソンさんがシャンディ氏と何らかの関わりが
あるからには、アラベラさんの敵となるのでしょうな。

 ちなみに、アラベラさんは、ハリソンさんが 「 ロミジュリ 」 執筆者募集に
応募していた事も知らなかったのでした。

 さらに固い友情を結ぼうと、ハリソンさんは 「 英国古今演劇小説 」 企画段階から、
「 めぐり逢う魂 」 & 「 トリシャン 」 On Sale に関わる秘話をアラベラさんに
洗いざらい話してしまおうと、
雰囲気に呑まれて思ってしまうのでしたが ― 。


 20代の女の子じゃあるまいし、40代のいい年したおじちゃまが、
ロケーションやら、相手の出方やらその他にも様々な要因があるんでしょうが、
感情に流されて、大卒で決して知性や教養も無いわけじゃ無いはずなのに、
立ち止まって考慮せず、その場ですぐに言動に移してしまうのは失敗の元なんじゃないのか?

 明日は、まいけるっちが再登場。
ハリソンさんの過去の大失敗を暗示する嫌味をぶっこいちゃいます。




 

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