漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

この格好では会えません!

2013年04月27日 17時52分19秒 | 第21話/薬包紙

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *


 この話、第1話冒頭は、マー坊がハリソンさんを訪ねて来た事を、
英国ホテルの女子スタッフが、ハリソンさんに告げに来る所なのですが、
今度はマー坊が、ハリソンさんに誰かが会いに来たと告げているのでした。

 また、ハリソンさんに付いてイタリアに行きたいなんて人でも現れるんでしょうか?

 ハリソンさん、ついに寒さに耐えられなくなって来たのか、
第13話でも出て来たニット帽ガウンを身に付けているのでした。

 マー坊のハリソンさんへの態度なんですが、
くだけ過ぎと見える方もいるかもしれません。

 でも、じゃあ、これだと似合いますかねー?



 ついでにもう一つ落書きなんですけど、
先週、ウォルポールさんがイメージする、
大自然の中で、オペラ歌っているみたいなルソーさんが出て来ましたけど、
ルソーさん、オペラも作曲しているのでした。

 「 村の占い師 」 という作品が有名で、
その中の一曲が、装飾的な音を取り払い、変形して、 「 むすんでひらいて 」 となって行ったようです。
記憶では、音楽の教科書か児童用歌集には、キッパリ 「 ルソー作曲 」 と書いてありましたっけ。

 「 村の占い師 」 は、大評判となり、
その後 「 バスティアンとバスティエンヌの恋 」 というパロデイ作品が作られました。
その台本がドイツ語化されて、それに12歳のモーツァルトさんが曲を付けて、
「 バスティアンとバスティエンヌ 」 のタイトルで今日に伝わっています。

 で、作者のルソーさんのイメージなんですが、こんなんです。



 「 一人でいる事と孤独とは違う 」 という事を表現できていたら、
絵を描く者として、うれしいものです。

 作者が反ルソー派だとお思いの方がほとんどでしようが、
ルソーさんが大自然を愛して、
植物採集を生活の一部に取り入れている事は素晴らしいと
思っているのでした。

 それから、 「 ヌーヴェル・エロイーズ 」 は、現代日本を舞台に翻案しても、
ストーリーの流れそのものは、結構ウケる系なんじゃないかと思ってるんですけど。


 今日の続きは明日。

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