漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

あるもの使い格安フレンチ③ 「ピカルディ風グラタン」

2023年12月04日 15時17分44秒 | あるもんだけで格安フレンチ



※この料理もまた
2007年9月16日の
16時24分16秒に gmproject代表(故人)によって
一度公開された後、非公開となっていたものを
編集し直して再度公開しました。
後半作者∶ trikoshitrisaより



 北フランス・
ピカルディ地方にある
アミアンの町は、
この物語にも出て来た
国内最大の大聖堂で有名です。

 ピカルディ地方の
料理を探していたら、
3冊の料理本の中に
共通する一品がありました。
それが今日ご披露する
「ピカルディ風グラタン」
フランスでは
「フィセル・ピカルディ」
と呼ぶのだそうです。

 3冊に共通する内容は

●ハムとマッシュルームが
 主な具。
●具を炒めてクレープで包み、
皿にバターを塗って並べ、
ホワイトクリーム+スパイス
(塩コショウ・ナツメグ)
を入れる。
●チーズをふりかけて
オープンで焼く。

 ここさえ基本と
おさえておけば
後はフランスの各家庭や
各レストランでも
いぢっているのでないかと
推測しました。

 このメニューも
作者にしては上出来でした。
エシャロットを入れている
本もありましたが、
今回は入れませんでした。

 食べている途中で
辛さが必要になられた時には、
写真にあるパプリカか、
タバスコをかけると
いい風味です。


   ↓そして、ここからは
  後半引き継ぎ作者trikoshiの文



   初稿の段階では
  ハリソンさんがマルセルと
  アミアン大聖堂の前で
  待ち合わせする
  事になっていました。


  


   マルセルを持っている内に
  ハリソンさんの心には
  様々な事が浮かんで、
  本当にマルセルが現れるか
  心配になり、
  終いにはマルセルが
  早く来るようにと
  切望しています。


  


   そこへとマルセルが現れ、
  Allons-y a Rome !
  となりますが。
  
   「でも、その前に
  何か食おうや」
  と料理店に入り、
  ハリソンさんはそこで
  ピカルディ風グラタンを
  食べたのかもしれません。


   こっちの方が
  どう見てもエモい展開なのに
  二転三転した後、
  淡々とした感じの方が
  いいという事になって、
  公開してる第3話の形になった
  ようなのですが、
  どうも、本当の所は
  大聖堂を描くのが面倒かった
  からではないか?
  と私には思えるのです。


 

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